田村琢郎の新作個展「みちとみちのみち」をGallery & Bakery Tokyo 8分にて12月27日(土)から開催

株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、京橋にあるアートギャラリーとベーカリー&カフェが併設する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」にて、第14回目となる本展では、アーティスト・田村琢郎の新作個展「みちとみちのみち」を2025年12月27日(土)〜2026年1月27日(火)に開催いたします。
※作品販売は2025年12月26日(金)19:30よりすべて「先着制」にて販売いたします。
※本展の出展作品は全て新作となります。プライスリストをご希望の方はリストが完成次第、先行してリストを送付いたしますのでこちらのお問合せフォームよりご連絡お願いいたします。
※レセプションは12月26日(金)19:30〜21:00にて開催いたします(予約制)
展覧会概要
アートギャラリーとベーカリー&カフェが併設する「Gallery & Bakery Tokyo 8分」第14回目となる本展では、アーティスト・田村琢郎の新作個展「みちとみちのみち」を2025年12月27日(土)から開催いたします。
田村は1989年大阪生まれ。田村の作品は、日常の風景に潜む小さな違和感や発見から生まれています。アスファルトや道路標識、カーブミラーなど、 交通や都市のインフラにまつわるモチーフをしばしば取り上げ、それらを本来の文脈や機能から切り離すことで、まっ たく新たな意味と存在感を与えています。鋭い観察眼と確かな技術、そして遊び心を兼ね備えた感性によって、身近なもの を詩的かつ批評的な視点で再構築しています。
また田村は、日々の生活の中で見過ごされている光景や物体に焦点を当て、それらがもつ曖昧さや不確かさをすくい上げ、 静かなユーモアやロマンを伴って作品へと変換しています。その実践は、現代社会に対する批評的なまなざしであると同時 に、私たちが日常に抱く感覚や記憶を呼び覚ます試みでもあります。
本展では「道そのものの記録 rediymade( 道 )」の平面作品と、「道の概念 TORNCEPT( 未知の道 )」の立体作品で表現した、2つのシリーズで構成される展覧会となります。日常風景からインスピレーションを受けた田村の作品に潜むふとした発見をぜひ会場で体験してみてください。

2021
FRP, mortar, mirror316.0cm x 120.0cm x 67.0 cm

2022
Asphalt, MDF, UV print, FRP, thermoplastic road marking tape, aluminum frame
168.6cm x 206.7cm x 4.0cm
展覧会ステートメント
「rediymade-The Way」
歩いている時に面白いと思った実際の道路を、傷や寸法、素材などを極力そのまま再現した平面作品です。 日常で目にしながらも意識していない風景を、改めて意識の表層に引き上げることで、その美しさと面白さを再発見 します。 既製品(レディメイド)である道路の断片を、再び(Re-)同じ素材で手作業(DIY)により再現するという構造から、 タイトルを「rediymade」としました。
「TORNCEPT-One Way」
未来のことを考えた時、あらゆる概念は時間とともに細分化され、多様で複雑になり、そして曖昧になっていくので はないかと想像します。 本来は確実な方向を示す一方通行の標識が、裂けて捻れることで、不確定な目標を示すオブジェクトへと変化します。 単純だったものが細分化され、複雑に枝分かれしていく様を形にしようとしました。 そのためこの作品を、「裂ける(torn)」と「概念(concept)」を合わせて「TORNCEPT」としました。 そしてこの不確かさを、現代を生きる感覚そのものとして肯定したいと思います。
それぞれの作品は、異なるきっかけで制作されましたが、「道」に関する公共物という共通性から一つの個展として まとめられるのではないかと考え、道そのものの記録 rediymade( 道 ) と、道の概念 TORNCEPT( 未知の道 ) の 2 つ のシリーズで構成しました。
これらの作品は、私たちが日常で無意識に通り過ぎている「道」という存在を、異なる角度から捉え直した作品群です。

2022
Ceramic, asphalt, FRP, aluminum, steel121.0cm x 71.0cm x 57.0cm
Information
田村琢郎 新作個展「みちとみちのみち」
会期
2025年12月27日(土)〜2026年01月27日(火)
※レセプションは12月26日(金) 19:30~21:00にて開催(事前予約制)
会場
Gallery & Bakery Tokyo8分
住所
〒104-0031東京都中央区京橋1-7-1 TODA BUILDING 1F
営業時間
8:00〜19:00
休み
会期中無休
観覧料
無料
アクセス
東京メトロ銀座線「京橋駅」6番出口 徒歩3分
東京メトロ銀座線「日本橋駅」B1出口 徒歩5分
JR各線「東京駅」八重洲中央口 徒歩8分
展覧会ページURL
https://artsticker.app/events/102665
アーティストプロフィール

田村琢郎 / Takuro Tamura
1989年大阪生まれ。2016年に京都芸術大学を卒業後、名和晃平が主宰するアート・プラットフォーム「SANDWICH」 にてアシスタントとして活動しながら制作を続ける。その後、拠点を東京へ移し、本格的に作家としてのキャリアを スタートさせる。
主な個展に「Uncertain Romance」(MAKI Gallery、東京、2025 年)、「5W < 1H」(MAKI Gallery、東京、2021 年)、 「OUT SIDE」(y gion、京都、2018 年)などがある。近年は全国各地でグループ展やパブリックアートプロジェクトにも積極的に参加している。
Instagram(@tam__tak)
Gallery & Bakery Tokyo 8分


「Gallery & Bakery Tokyo 8分」は、ArtStickerを運営する株式会社The Chain Museumと、THE CITY BAKERY を運営する株式会社フォンスがプロデュースする、アートギャラリーとベーカリー&カフェが併設するスペースです。
芸術や文化にも注力した都市開発が進む東京の中心地にて街に開かれたアートスペースを目指します。
場所は、戸田建設株式会社が「ART POWER KYOBASHI」をコンセプトに様々なアートプログラムを展開する、2024年11月2日に開業した TODA BUILDINGの1階です。空間の設計は建築家・元木大輔が率いる株式会社 DDAAが担当しました。
アートのために設計されたミュージアムを思わせる贅沢な空間にて、これからが楽しみなアーティストにスポットライトを当てます。また、アートを鑑賞した後の余韻に浸ったり、感想を語り合うことができるベーカリー&カフェもアートスペースの中に設置をいたしました。アート作品を鑑賞するだけでなく、誰かと語り合いたくなる空間として、食事を楽しみながら体験できる特別なスペースです。
Gallery & Bakery Tokyo 8分 公式インスタグラム(@tokyo8min)
ArtStickerについて

株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
▽ArtSticker Webサイト
▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
The Chain Museum 概略
The Chain Museumは「気付きのトリガーを、芸術にも生活にも。」というミッションを掲げ、これまで、気付きのトリガーを世界中に伝播させるために、アーティストと鑑賞者の新しい関係性が生まれる場をつくる「ArtSticker事業」、生活の中にアートを散りばめるために、ホテルや商業施設、オフィスなどの空間プロデュースを行う「Coordination事業」、そして、アートとのより多様な関わり方を提案するために、自らが運営する「Gallery事業」を展開。デジタルとリアルを相互に駆使し、気付きのトリガーを伝播させてまいります。
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽株式会社 The Chain Museum 公式Webサイト
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