【台湾情報】エヌビディアが新AIサーバー発表、台湾サプライヤー56社の業績拡大期待<ワイズ機械業界ジャーナル2026年3月第2週号発行>
〜台湾の機械設備、半導体検査装置、半導体材料、紡織機械など産業界及び企業の最新動向を分析する〜
ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2026年3月第2週号を発行しました。

今号では、「エヌビディアの新AIサーバー発表に伴う台湾サプライチェーンの激変」をトップニュースとして特集 。次世代GPU「Rubin」を搭載する「VR200 NVL72」の組み立てにおいて台湾3強が90%のシェアを握る見通しであり、電源装置や液冷式冷却システムの高付加価値化がもたらす台湾メーカーへの巨大な波及効果を分析しています 。
また、米国の関税政策や中国市場の動向に揺れる「金属加工用機械製造業」や「バルブ・コンプレッサー製造業」の2025年概況と2026年の回復シナリオ 、さらにPSMC(力晶積成電子製造)がマイクロンへ工場を売却しAI向けHBMで強固な協業関係を築いた戦略的転換の事例など 、台湾製造業が直面する試練と次世代に向けた成長機会を多角的に解説しています。

【トピック1】
エヌビディアが新AIサーバー発表、台湾サプライヤー56社の業績拡大期待
米エヌビディアは2026年1月、次世代GPUのRubin(ルービン)を搭載する人工知能(AI)ラックサーバー「VR200 NVL72」を発表しました 。1台当たりの価値は1億8000万台湾元に上り、鴻海精密工業など台湾3社が全体の90%以上を組み立てる見通しです 。消費電力増加に伴い電源装置の価値が前モデルの4倍以上に上昇したほか、完全液冷式システムの採用で冷却関連機器の需要も拡大しており、関連サプライヤーの劇的な業績拡大が期待されます 。
【トピック2】
台湾金属加工用機械製造業、25年は小幅減退も26年は回復へ
2025年1〜11月の台湾金属加工用機械設備製造業の生産額は前年同期比7.87%減、販売額は同7.76%減となりました 。米国の相互関税政策や中国からの調達減少が影響し、従来型製造業の投資意欲が低迷したことが主因です 。一方で、AI商機に伴う電子産業の投資拡大により輸入額は成長しました 。2026年は米国の関税率引き下げや利下げによる調達需要の後押し、中国の輸入拡大への転換が見込まれ、販売額はプラスに転じる予測です 。
【トピック3】
パワーチップがマイクロンに苗栗工場売却、AI向けHBMでウインウイン
ファウンドリーの力晶積成電子製造(PSMC)は、苗栗県の銅鑼工場を米マイクロン・テクノロジーに18億米ドルで売却すると発表しました 。マイクロンはこの工場を活用してAI向けの超高速DRAM(HBM)の増産時期を2027年下半期に前倒しし、シェア競争での優位確保を狙います 。一方のPSMCは、価格競争が激しいレガシー分野から脱却して財務を改善するとともに、マイクロンからHBMの先進パッケージングを受注し、高収益ビジネスモデルへの転換を図ります 。
【トピック4】
台湾バルブ・コンプレッサー産業、コンプレッサー類は堅調も全体は小幅減
台湾バルブ・コンプレッサー・コック及びバルブ製造業の2025年1〜11月の販売額は前年同期比1.88%減となりました 。米国による高関税政策が輸出の逆風となったものの、中国の不動産市場好転や世界的な石油化学産業の需要を受け、エアコンプレッサーは同7.53%増、冷媒コンプレッサーは同18.36%増と力強く成長しました 。2026年は輸出受注の回復が見込まれ、通年の販売額は小幅な成長となる見通しです 。
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【会社概要】
会社名:ワイズコンサルティング グループ
所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
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