「SORACOM Flux」にアプリテンプレート機能を追加、8種類のテンプレートを公開
OpenAIの最新生成AIモデル利用時のクレジットも低コストで提供
株式会社ソラコム(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 玉川憲)は、IoTシステムの自動化を目的としたアプリケーションを構築できるサービス「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、より手軽に自動化アプリケーションを構築できる「アプリテンプレート」機能を追加し、2025年7月16日より8種類のテンプレートを公開します。さらに、より多くのユーザーによる生成AIの活用を促進するため、SORACOM Fluxを通じたOpenAIの最新生成AIモデル(GPT-4.1 / GPT-4oシリーズ)の利用時に消費するクレジットをこれまでより6割安い価格で本日から提供します。

SORACOM Fluxは、センサーやカメラなどから取得したIoTデータをもとに、通知や生成AIによる分析といった処理を組み合わせることで、業務の効率化や自動化を実現するIoTオートメーションサービスです。専門的なプログラミングの知識がなくても、ブラウザ上の操作でアプリケーションを構築できる点が特長で、製造、物流、小売など、現場主導でデジタル化を推進する企業を中心に導入が進んでいます。
これまでSORACOM Fluxでは、アプリケーションを構成する各要素(イベントソース、条件、アクション、出力先など)をユーザー自身が設計する必要がありました。今回追加された「アプリテンプレート」機能により、代表的なユースケースに最適化されたテンプレートを選択するだけで、基本構成が複製され、ユーザーは、最小限のパラメーター調整のみで自動化アプリケーションをすぐに利用開始できます。
本日公開されたテンプレートは8種類で、主に2つのカテゴリに分類されます。
ひとつめは、業務の自動化を支援するテンプレートです。たとえば、温湿度センサーのデータをもとに熱中症リスクを判定してチャットアプリに通知するものや、、ソラコムクラウドカメラサービス「ソラカメ」で取得した映像から人数を検知して可視化・通知するものなど、工場や店舗の安全対策、省人化に直結するユースケースをカバーしています。
ふたつめは、SORACOMプラットフォームの運用管理を支援するしたテンプレートです。IoT SIMのデータ通信量監視、回線のステータス監視、ソラカメの定期スリープや起動の自動化など、IoTシステムの安定運用と管理の効率化に貢献する構成を提供します。
これらのテンプレートは、本日よりSORACOMユーザーコンソールのFlux画面から無料でご利用いただけます。
SORACOM Fluxでは、お客さまのユーズケースに対応したアプリテンプレートの拡充や、最新の生成AIモデルへの迅速な対応を通じて、、IoTシステムの自動化と生成AIの活用をより身近なものとし、ビジネスにおけるデジタル活用を後押ししてまいります。
SORACOM Flux について
SORACOM Fluxは、デバイスから送信されたセンサーデータやカメラから送信された画像に対して、ルールを適用し、複数のデータソースや生成AIを組み合わせて分析/判断し、その結果をデバイスの制御に反映させるIoTアプリケーションをブラウザ上の操作で構築できます。
8種類のテンプレート詳細
業務の自動化を支援するテンプレート
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温湿度センサーから熱中症リスク計算し多言語でチャットにお知らせ
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ソラカメで人数検知して可視化と通知
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ソラカメで異常の検知と通知
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pingによるデバイス死活監視
SORACOMの運用を支援するテンプレート
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IoT SIMデータ通信量の通知
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SAMユーザーMFAチェックアプリ
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IoTプラットフォームSORACOMの利用料金の通知
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ソラカメの定期スリープと定期起動
サービスの詳細、料金プラン、具体的な利用方法についてはウェブサイトをご覧下さい。
<テンプレートを使ったアプリケーション構築時の画面イメージ>

ウェブサイト
https://soracom.jp/services/flux/
ユーザーガイド
https://users.soracom.io/ja-jp/docs/flux/
ソラコムについて
IoTプラットフォームSORACOMは、世界213の国と地域でつながるIoT通信を軸に、IoTを活用するために必要となるアプリケーションやデバイスなどをワンストップで提供しています。製造、エネルギー、決済などの産業DXから、イノベーティブなスタートアップ、農業や防災など持続可能な地域社会を支える取り組みに至るまで、さまざまな業界・規模のお客様にご活用いただいています。
ソラコムコーポレートサイト https://soracom.com
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