大日本印刷 第19回LCA日本フォーラム表彰で「会長賞」を受賞
「ライフサイクルCO₂認証システム」の構築が高評価
大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 以下:DNP)は、LCA日本フォーラム主催の「第19回LCA日本フォーラム表彰」で、「LCA日本フォーラム会長賞」を2022年12月21日(水)に受賞し、2023年2月1日(水)に表彰式および記念講演が行われました。
LCA(Life Cycle Assessment:ライフサイクルアセスメント)は、製品の原材料調達・製造・輸送・使用・廃棄まで、ライフサイクルを通しての環境負荷を科学的・定量的・客観的に評価する総合的な手法です。「LCA日本フォーラム表彰」は、積極的にLCAの手法を活用して環境負荷削減に取り組む企業・組織・研究者を表彰するものです。
今回、DNPが開発した「DNPライフサイクルCO₂認証システム」に関する取り組みが、外部機関やステークホルダーも巻き込んだ、カーボンニュートラルを推進するものとして高く評価され、受賞に至りました。
【「DNPライフサイクルCO₂認証システム」の概要】
- DNPは持続可能なより良い社会、より心豊かな暮らしの実現に向けて、事業活動と地球環境の共生を常に考え、環境問題への対応を重要な経営課題の一つに位置づけています。その取り組みの一環で、25年前から、DNPが製造するパッケージのライフサイクル全体におけるCO₂排出量を算定し、製品の企画・開発に活かすほか、算定結果を社外に開示してきました。2021年にはCO₂排出量を自動算定するツールを開発し、その運用や算定に関する社内のマネジメント体制も構築しました。
- 2022年4月には、そのツールと算定のマネジメント体制について、一般社団法人サステナブル経営推進機構の「SuMPO/第三者認証型カーボンフットプリント包括算定制度」にて、本制度初となる認証を取得しました。同時期に「DNPライフサイクルCO₂認証システム」として本格的な運用を開始し、ステークホルダーに公平で信頼性の高い算定結果を提供することで、CO₂排出量の把握や削減に貢献してきました。
- 本システムは、算定ガイドラインの作成や内部検証員の設置などのマネジメント体制と自動算定ツールについて第三者による認証を得るものです。ステークホルダーに提供する算定結果は、第三者承認済みとなるため、公平性・信頼性の高い情報として迅速に提供が可能です。また、企業などが設定するCO₂削減目標に対して、パッケージが占める割合や、環境配慮包材を使用した場合の削減度合いなどの把握が可能となります。今回の受賞では、この「DNPライフサイクルCO₂認証システム」の取り組みが高く評価されました。
【今後の展開】
DNPは引き続き、「DNPライフサイクルCO₂認証システム」の算定対象を拡充するとともに、LCAを活用した環境負荷改善シナリオの提案や、目標に対する効果測定等のコンサルティングサービスなどにも取り組み、幅広い業界でのカーボンニュートラルへの取り組みを支援していきます。
■参考
○「DNPライフサイクルCO₂認証システム CO₂算定サービス」について
https://www.dnp.co.jp/biz/solution/products/detail/10162993_1567.html
○2021年12月6日 リリース:パッケージのライフサイクルCO₂を算定するシステムの第三者認証取得へ
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10161796_1587.html
○2022年7月4日 リリース:「ライフサイクルCO₂認証システム」で医療・医薬向けパッケージの算定を開始
https://www.dnp.co.jp/news/detail/10162790_1587.html
○Discover DNP 製品のライフサイクル全体でCO₂排出量削減に貢献するシステムの魅力
https://www.dnp.co.jp/media/detail/20168289_1563.html
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