dfplus.io、「データフィード利用状況調査 2025 上期」の結果を公開

データフィード管理ツールを利用する EC 事業者の約 9 割が Google 広告を活用。人材は求人ボックスが利用率トップに

株式会社フィードフォース

株式会社フィードフォース(所在地:東京都港区、代表取締役:塚田 耕司、以下「フィードフォース」)は、マーケターのためのフィード管理ツール「dfplus.io」において、データフィード利用状況調査 2025 年上期を実施しました。

【調査結果概要】

  • 平均管理フィード数は 4.1。8 割以上の企業が複数媒体を活用

  • EC 事業者の約 9 割 が Google を活用。新媒体や広告以外にもフィード活用先が拡大

  • 人材系サービス事業者の利用率トップは求人ボックス。Indeed エントリー標準化でフィード活用先に変化

  • 5 年以上利用する企業は平均 7.9 フィードを運用。ツール利用が定着するほどデータフィード活用が拡大

  • ツール利用サイトの約 3 割はアイテム数が 1,000 点 未満。サイト規模を問わずツール利用が進む

  • EC カート別では Shopify が 26.9% で最多。連携カート以外でも導入が進む

平均管理フィード数は 4.1。8 割以上の企業が複数媒体を活用

データフィード管理ツールを導入している企業は、平均約 4.1 フィードを活用していることがわかりました。80.1% の企業が 2 つ以上のデータフィードを、27.5% が 5 つ以上を活用しており、複数媒体でのフィード活用が定石になっていることが伺えます。

業種別でみると、EC 事業者の平均フィード数は 3.3 媒体でした。特にインハウス運用の場合、Google ショッピングや Instagram など定番の数媒体のみで小さく始めるケースが多い傾向があります。

人材系サービス事業者は全体平均を上回る、5.4 媒体という結果でした。約 65% が 3 フィード以上を、21.3% が 6 フィード以上を活用しています。メインチャネルである各求人検索サイトと、Google や Criteo などダイナミック広告でフィードを活用するケースが多く、管理フィード数が多くなる傾向があります。

一方、広告代理店ユーザーの平均管理フィード数は 4.5 フィードで、約 2 割は 6 フィード以上を活用しています。広告代理店ユーザーの平均フィード数が比較的多い背景には、多媒体を実施するにあたって広告運用とデータフィード管理をセットで担う場合や、複数のクライアントのデータフィードを統合管理する場合があると考えられます。

EC 事業者の約 9 割 が Google を活用。新媒体や広告以外にもフィード活用先が拡大

EC 事業者の 88.8% が Google を活用していることがわかりました。次いで Facebook(48.2%)、Criteo(36.2%)が高い利用率を誇っており、この 3 媒体が EC 集客・販促の鉄板施策になっているといえます。

次いで LINE や Yahoo! 広告が高い利用率を維持しているほか、RTB House や Microsoft ショッピング広告も導入が進んでいます。また、一部企業は、昨年末にリリースされた dポイントマーケットや今年リリースされたばかりのメルカリAds を早速活用しています。

広告媒体以外では、ハッシュタグ自動生成ツール「awoo AI」の利用率が最も高く、6.7% が活用しています。また、awoo AI や visumo を含む広告以外の媒体の合計利用率は昨年 比 +2.2pt という結果になりました。UX・UI 改善やレコメンドサービスなど、広告以外にもデータフィードの活用先が広がっています。

人材系サービス事業者の利用率トップは求人ボックス。Indeed エントリー標準化でフィード活用先に変化

人材系サービス事業者で最も利用されている媒体は、国内最大級の求人検索エンジン「求人ボックス」でした。昨年から利用率を伸ばし、72.5% の事業者が活用しています。

世界最大の求人サイトである「Indeed」は、2019 年の調査開始から 2023 年まで利用率トップでしたが、今年は昨年から利用率が 10pt 下がりました。

これらの変動の背景には、2025 年 7 月の Indeed エントリー標準化*1があります。標準化によって、Indeed 掲載方法が原則として「直接投稿」または「ATS を利用した求人情報連携」に対応しなければいけなくなったため、求人情報の連携方法をデータフィードからこれらに切り替えたと考えられます。

一方で、Indeed エントリーに対応しない・あるいは遅れている企業では、他の求人検索エンジンや施策を強化した可能性が推測されます。

約 6 割の企業は引き続き dfplus.io で Indeed 用データフィードを管理していますが、これは前述の「対応しない」「対応遅れ」以外に、以下のようなケースであると考えられます。

  • Indeed エントリー標準化は自社開発などで対応し、求人情報連携でデータフィードの利用を継続する

  • MicroATS」*2を利用し、求人情報連携はデータフィードで対応する

*1:「Indeedエントリー」標準化(必須化)で何が変わる?求人を掲載する企業が取り組むべき対応は?

*2:フィードフォースが提供する、大量求人・大量応募サイト向け Indeedエントリー対応支援サービス

求人検索エンジン以外では、Criteo や Google ダイナミック広告の利用率が高く、Criteo は 30%、Google は 25% の企業が活用しています。次いで Facebook や Yahoo!、LINE、RTB House が利用されています。

5 年以上利用する企業は平均 7.9 フィードを運用。ツール利用が定着するほどデータフィード活用が拡大

企業あたりの平均管理フィード数はツール利用期間に応じて増える傾向があり、利用期間が 1 年未満の企業の管理フィード数は 2.3 であるのに対し、5 年以上利用する企業は 7.9 フィードでした。このことから、ツール利用企業は、導入時はスモールスタートし、徐々にデータフィードの活用先を拡大する傾向があるといえます。

ツール利用サイトの約 3 割はアイテム数が 1,000 点 未満。サイト規模を問わずツール利用が進む

データフィードをツールで管理しているサイトの約 3 割はアイテム数(商品数・求人数・物件数)が 1,000 点未満でした。100 点未満のサイトも一定数あることから、小規模なサイトでもデータフィード管理ツールが導入されていることがわかります。

一方、アイテム数が 1 万点を超える大規模サイトも 3 割近くを占めており、データフィードの更新・管理負荷が特に大きくなりがちなサイトにも対応できる環境として活用されているといえます。

EC カート別では Shopify が 26.9% で最多。連携カート以外でも導入が進む

EC 事業者のカート連携状況を見ると、Shopify の利用率が最も高く、dfplus.io 利用企業の 4 分の 1 以上が Shopify を活用しています。

一方で、dfplus.io を利用する EC 事業者の約 6 割は、正式連携している 4 カート(Shopify、futureshop、Makeshop、カラーミーショップ)以外を利用しており、多様な環境で dfplus.io が導入されていることがわかりました。

*EC で利用可能なフィードフォーマットを利用しているアカウントを母数として集計

データフィード管理ツール「dfplus.io」は、Google ショッピング広告、Criteo、Meta、Yahoo!、各求人検索サイトや UI・UX 改善ツールなど幅広い媒体で活用いただけるデータフィード管理ツールです。初心者でも安心して使える直感的な UI や、工数削減・成果改善を後押しする多数のオリジナル機能で、EC・人材系企業を始めとした多くの広告主様、広告代理店様から支持されています。

今後も dfplus.io では「圧倒的に使いやすいデータフィード管理ツール」を目指し、利便性の向上に努め、ユーザーの集客・販促の成果最大化に貢献してまいります。

調査概要

調査対象:2025 年 1~6 月*においてアクティブな dfplus.io アカウント

  • 業種内訳:広告主 62.9%, 代理店 33.7%, その他 3.4%

  • 代理店を除く業種内訳:EC 69.6%, 人材 26.9%, その他 3.5%

以下の調査は 2025 年 6 月末日時点のデータをもとに算出

  • 平均管理フィード数

  • 利用期間と平均管理フィード数

  • EC カート連携機能 利用状況

(参考)前回調査:https://dfplus.io/blog/datafeed-usage-status-survey-2024 

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会社概要

株式会社フィードフォース

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URL
https://www.feedforce.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山一丁目2番6号 ラティス青山スクエア3F
電話番号
-
代表者名
塚田 耕司
上場
マザーズ
資本金
4億6511万円
設立
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