ベーリンガーインゲルハイムとCarthroniX社、犬のがん領域における低分子治療薬研究のパートナーシップを発表
- 低分子化合物により優れた疾患コントロールの可能性
2022年6月14日、ドイツ/インゲルハイム
アニマルヘルスの世界的リーダーであるベーリンガーインゲルハイムと、変性疾患や加齢性疾患に対する低分子薬の開発を中心とするバイオ医薬品企業のCarthroniX社は、犬のがん領域において低分子薬の共同研究を開始したことを発表しました。
他の領域と比較して、犬のがん治療では獣医師による治療選択肢が限られています。こうしたアンメット・メディカル・ニーズに応えるべく、ベーリンガーインゲルハイムはアニマルヘルスにおけるがん研究に取り組んでいます。ベーリンガーインゲルハイムは、今回の提携により、犬のがんに対して低分子化合物が与える影響を明らかにすることを目的として、CarthroniX社が提供する特定の低分子化合物群を検証する予定です。
「がんは、犬の疾患に伴う主な死因となっています。犬のがんに対する現在の治療法は非特異的であることが多く、また、時に重大な副作用を伴うことがあります。そのため、私たちは動物のケアにおいて獣医師を支援するため、新たな治療選択肢を探索しています」とベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスのオンコロジーリサーチ責任者であるDr. Marlene Hauckは述べています。「低分子化合物開発におけるCarthroniX社の卓越した研究は、がん治療の有効な方法となる可能性があります」。
CarthroniXのCEOであるHassan Serhan氏(PhD)は、「私たちは、当社独自の分子群と、ベーリンガーインゲルハイムのアニマルヘルス部門の専門知識や経験を統合できることを喜ばしく思っています。犬のがん治療に新たな枠組みを見出し、動物の健康に大きな影響を与える可能性があると期待しています」と語っています。
CarthroniX社について
CarthroniX社は、慢性炎症を制御し、免疫系の再生力を活用するファースト・イン・クラスの低分子化合物を開発するバイオ医薬品企業です。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスについて
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスは、動物の疾患の予測、予防、そして治療において、ファースト・イン・クラスのイノベーションをもたらす医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。世界150ヵ国以上において、獣医師、ペットオーナー、畜産家、そして政府当局に対し、幅広い革新的な製品ポートフォリオとサービスを提供し、コンパニオンアニマルと産業動物の健康と幸福の向上に寄与しています。
私たちはアニマルヘルス業界のグローバルリーダーとして、株式を公開しないベーリンガーインゲルハイムの独立した企業形態により、長期的視野を維持しています。
動物と人の命は、深く複雑に結びついており、動物が健康であれば、人間も健康でいられると信じています。アニマルヘルス事業とヒト用医療用医薬品事業におけるシナジーにより、イノベーションを通じて価値を提供し、動物と人の健康と幸福に寄与すべく邁進しています。
ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルスの詳細:
https://www.boehringer-ingelheim.com/animal-health/about-animal-health-business-unit
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/biahj
(ベーリンガーインゲルハイム アニマルヘルス ジャパン)
ベーリンガーインゲルハイムについて
ベーリンガーインゲルハイムは、今日そして次世代にわたり、暮らしを変革する画期的な医薬品や治療法の開発に取り組んでいます。研究開発主導型のバイオ製薬企業のリーディンクカンパニーとして、アンメットメディカルニーズの高い分野において、イノベーションによる価値の創出に日々取り組んでいます。1885年の創立以来、ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない独立した企業形態により長期的視野を維持しています。医療用医薬品、アニマルヘルスおよびバイオ医薬品受託製造の3つの事業分野において、52,000人以上の社員が世界130ヵ国以上の市場で事業を展開しています。
詳細は、下記をご参照ください。
https://www.boehringer-ingelheim.com/
(ベーリンガーインゲルハイム)
https://www.boehringer-ingelheim.jp/
(ベーリンガーインゲルハイム ジャパン)
https://annualreport.boehringer-ingelheim.com
(アニュアルレポート 英語)
当プレスリリースについて
この資料は、ドイツのベーリンガーインゲルハイム(Boehringer Ingelheim GmbH)が6月14日に発表したプレスリリースをもとに日本語に翻訳したものです。なお、日本の法規制などの観点から一部、削除、改変または追記している部分があります。この資料の内容および解釈については英語のオリジナルが優先することをご了承ください。
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