【銀座・和光】「色」に着目した「suzusan collection – Colors in mind」を開催
和光限定品を販売するほか、クリエイティブディレクター・村瀬弘行氏と共に作り上げる参加型のインスタレーション・アートプロジェクトも開催

株式会社 和光(本社:東京都中央区銀座・代表取締役社長:庭崎紀代子)は、11月27日(木)から12月10日(水)の期間、本店地階にて、「suzusan collection – Colors in mind」を開催いたします。
「suzusan(スズサン)」は、愛知県名古屋市の有松・鳴海(なるみ)地区に400年以上前から受け継がれてきた伝統技術・有松鳴海絞りをルーツとするブランド。400年を超える先人らの叡智を受け継ぎながらも「世界中のライフスタイルに合う手仕事を」というコンセプトのもと、ドイツ在住の村瀬弘行氏のデザインをもとに、有松に集う若手と熟練職人が日本の産地や世界中から厳選された素材に絞りをほどこします。
今回のイベントでは、クリエイティブディレクター 村瀬弘行氏の頭の中にある色彩を表現します。村瀬氏は毎シーズン新しいコレクションを考える際に、まず「色」について思いを巡らせ、その時代に合った色、感情の色、社会の色を考え、有松の工房でいくつものカラーパターンを試し染めします。そこで生まれるシーズンごとの色は、ときに滲みや重なりが思いがけないコントラストを生み、手で作るからこそ生まれる美しさや感動、驚きがあるといいます。さまざまな色が作り出す空間と、その色が生み出されるプロセスの中で使われる多様な道具を実際にご覧いただき、その色が生み出されるまでの時間を空間全体で演出します。

今回のイベントでは、有松絞りの500種以上の絞りの技法から、アイコンでもある「まだら絞り」を用いたカシミヤニットやフェザーウェイトカシミヤストールを圧倒的なカラーバリエーションでご紹介します。また、時計をイメージしてデザインされた和光別注のクルーネックセーターも販売いたします。その他、クッションカバーやブランケット、照明などのホームコレクションも含む「suzusan」の世界観を、地階アーツアンドカルチャーの空間でご堪能ください。

■インスタレーションの開催

会期中、地階のアーツアンドカルチャーの中央「時の舞台」で、絞り染めのプロセスを表現した展示を行い、絞り染めを完成させていく中の「絵擦り」という工程において、お客様に参加していただくインスタレーションを開催します。お客様にはシルクスカーフを作成していただき、会期中は会場に展示いたします。会期終了後、「suzusan」の職人が有松の工房で仕上げを行い、お納めいたします。
◎インスタレーション参加費:税込¥33,000
◎インスタレーションで作成したシルクスカーフは、約2カ月後にお納めを予定しております。
■レセプションの開催
日時:11月30日(日) 14:00~18:00 ◎予約不要
有松で受け継がれる絞りの技を「suzusan」のクリエイティブディレクター・村瀬氏が実演を通してご紹介します。「suzusan」が展開する多彩なクリエイション──衣服やインテリアファブリックから和装まで、 現代の暮らしに息づく手仕事の魅力をゆっくりとお楽しみください。ブランドにゆかりのあるドイツ・デュッセルドルフで誕生したアルトビールや、有松の地酒もご用意いたします。
「suzusan」クリエイティブディレクター・村瀬弘行氏プロフィール

有松の地域の職人の5代目として生まれ、美術を学ぶために20歳でイギリスに渡り、その後ドイツ、デュッセルドルフのクンストアカデミーで立体美術と建築を学ぶ。日本を離れて過ごす中で、改めて生まれ育った地域の伝統技術の美しさに触れ、また、消滅しそうな手仕事の文化を未来に繋げるため、2008年在学中に「suzusan」を立ち上げた。それまで木綿を使った浴衣の産業で成り立ってきた有松の伝統に、カシミヤやアルパカなど上質な素材とそれまでになかった新鮮な配色を組み合わせ、より現代的な解釈を加えることで伝統に新しい側面を生み出している。コレクションは衣服のほかに、ホーム&リビングと広がり、世界のさまざまな地域で販売されている。
■浴衣の特別受注会

日時:11月27日(木)、28日(金)
2025 年に新たに立ち上げた和装ブランド「鈴三」の浴衣の受注を承ります。
江戸初期から400年以上続く長い歴史を持つ有松鳴海絞りは、木綿の栽培が始まった近隣の地域から反物を仕入れ、有松で絞りをほどこし、東海道を旅する旅人に販売をしたというところから歴史が始まり、人びとの生活を和装で彩ってきました。近年になり需要や担い手が減少する中で、伝統をもう一度現代と未来に繋げるべく立ち上がったブランドが「鈴三」です。
着物家・伊藤仁美氏をお招きして和装の楽しみ方をご紹介すると共に、27日14時から村瀬氏と伊藤氏のトークセッションを予定しております。

着物家・伊藤仁美氏プロフィール
京都の禅寺である両足院に生まれ、日本古来の美しさに囲まれて育つ。長年肌で感じてきた稀有な美を、着物を通して未来へ繋ぐため20年に渡り各界の著名人への指導やメディア連載、広告撮影などに携わる。オリジナルブランド「ensowabi」を展開しながら主宰する「纏う会」では、感性をひらく唯一無二の着付けの世界を展開。その源流は生まれ育った禅寺の教えにある。企業研修や講演、国内外のブランドとのコラボレーションも多数、着物の新たな可能性を追求し続けている。
■ビンテージオーディオの特別販売
会期中、村瀬氏のインスピレーションの源の一つである音楽にちなみ、ドイツ・BURAUN社のビンテージオーディオを展示いたします。
◎11月29日(土)、30日(日)に、ギャラリー「SNORK MODERN AND CONTEMPORARY」代表の小山泰之氏による操作実演をおこないます。
■和光 本店地階 アーツアンドカルチャー

「アーツアンドカルチャー」として、2024年7月20日に生まれ変わった本店地階。このフロアは、単なるお買いものの場ではなく、何百年と継承されてきた伝統や技術、自然との付き合い方から生まれる日本の美意識、創作の追求に費やされた時間など、お品物の背景にある物語を伝える拠点であり、文化と人々の交流の場です。和光は、前身となる服部時計店の創業以来、職人のクラフトマンシップや最先端テクノロジーの粋を尽くした品々を紹介するとともに、定期的な美術展を開催して、そこに集う人々との関わり合いのなかで、さまざまな視点とインスピレーションを育んできました。和光に流れるアーツアンドカルチャーを尊ぶ精神を継承しながら、地階ならではの視点で、日本の工芸家や現代アーティストの作品を発信してまいります。
ホームページ
https://www.wako.co.jp/
インスタグラム
https://www.instagram.com/wako_ginza_tokyo/
アーツアンドカルチャーインスタグラム
https://www.instagram.com/artsandculture_wako_ginzatokyo/
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