KPMGコンサルティング、「国際秩序研究会」による国際情勢に関する共同研究の開始について

KPMGコンサルティング株式会社

KPMGコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:関 穣、田口 篤、知野 雅彦、以下、KPMGコンサルティング)は、国際情勢に関する知見の発掘と発信を目的に学術とビジネスの協働作業の場として「国際秩序研究会」(以下、本研究会)を開催し、アカデミアの研究者など国際情勢の有識者とともに共同研究を開始します。本研究会では、共同座長として岩間 陽子氏(政策研究大学院大学教授)および粕谷 祐子氏(世界政治学会会長)が、顧問には国分 良成氏(一般社団法人アジア調査会会長)が就任します。


グローバル化の反動や世界各地での地域紛争の長期化、そしてそれに伴う経済的・政治的影響の増大など、国際情勢は不安定さを増しており、国家関係だけではなく企業活動や日常生活など、さまざまな場面においてリスクとして発現しています。また、このような情勢下で政治・経済安全保障や地政学に起因したリスクへの適切な対応の重要性が高まっています。本研究会では、研究者と実務家の協働作業を通して、大国間競争と多極化やグローバル共通課題への対応など、今後の国際秩序の形成に影響する可能性のある主要課題をテーマとした調査・研究を実施し、そこで得られた知見を広く発信していくことを目指しています。本研究会のキックオフミーティングは2025年12月19日(金)に開催します。

KPMGコンサルティングは、経済安全保障や地政学リスク評価からシナリオ分析、サプライチェーン戦略、経営判断プロセスの見直し、経営・事業戦略の策定、そしてこれらの取組みを支える管理体制の構築までを包括的に支援するサービスの提供や、国内企業における経済安全保障・地政学リスク対応の取組みに関する調査レポートを発行しています。本研究会においてテーマの選定などの企画・運営を行うほか、委員としてKPMGコンサルティングのプロフェッショナルが参加し、企業視点での分析や提言を行います。

今後も定期的に研究会を開催するほか、外部向けシンポジウムの開催、研究結果レポートの発行等を予定しています。

■国際秩序研究会 概要 (五十音順)

<共同座長>
岩間 陽子:政策研究大学院大学 教授
粕谷 祐子:世界政治学会 会長/慶應義塾大学 教授

<顧問>
国分 良成:一般社団法人アジア調査会 会長/慶應義塾大学 名誉教授/元防衛大学校長

<委員>
五百旗頭 薫:東京大学 法学部 教授
伊藤 亜聖:東京大学 社会科学研究所 准教授
久野 新:亜細亜大学 国際関係学部国際関係学科 教授
阪田 恭代:神田外語大学 グローバル・リベラルアーツ学部 教授
鈴木 隆:大東文化大学 東洋研究所 教授
武内 宏樹:サザンメゾジスト大学 政治学部 准教授
筒井 清輝:スタンフォード大学 社会学部 教授
東島 雅昌:東京大学 社会科学研究所 准教授
三牧 聖子:同志社大学 グローバル・スタディーズ研究科 教授
宮川 徹志:日本放送協会 チーフ・ディレクター
足立 桂輔:KPMGコンサルティング 執行役員パートナー
新堀 光城:KPMGコンサルティング アソシエイトパートナー/弁護士

<統括>
岸 俊光:一般社団法人アジア調査会 常務理事・事務局長

<参与>
石井 正文:元外務省国際法局長/元駐インドネシア大使
伊藤 弘:元国家安全保障局内閣審議官/海上自衛隊元横須賀地方総監
上月 豊久:元外務省官房長/元駐ロシア大使

<幹事>
KPMGコンサルティング Sustainability & Risk Transformationビジネスユニット

                              (敬称略、2025年12月19日時点)

■略歴(共同座長および顧問)

氏名

略歴

岩間 陽子

京都大学法学部卒業、同大学院法学研究科博士課程修了。京都大学博士。京都大学助手、在ドイツ日本国大使館専門調査員などを経て、2000年から政策研究大学院大学助教授。同大学准教授を経て、2009年より教授。専門はドイツを中心としたヨーロッパの政治外交史、安全保障、国際政治学。著書に「核の1968年体制と西ドイツ」、「ドイツ再軍備」、「核共有の現実:NATOの経験と日本」(共著)、「冷戦後のNATO」(共著)などがある。安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会、法制審議会委員など、多くの政府委員会等のメンバーも務める。

粕谷 祐子

1991年慶應義塾大学法学部卒業後、カリフォルニア大学サンディエゴ校で博士号取得。慶應義塾大学法学部専任講師、准教授を経て2012年より教授を務める。日本比較政治学会会長(2022-2024)、世界政治学会会長(2025-2027)のほか、スタンフォード大学、アテネオ・デ・マニラ大学、デ・ラ・サール大学で客員研究員を歴任。専門は、比較政治学、東南アジア政治、民主主義論。主著に「アジアの脱植民地化と体制変動」(編著)、「比較政治学」など。

国分 良成

1981年慶應義塾大学大学院修了後、同大学法学部専任講師、助教授、教授を経て東アジア研究所長、法学部長を歴任。2012年から2021年まで防衛大学校長。現在一般社団法人アジア調査会会長、日本防衛学会会長。元日本国際政治学会理事長。ハーバード大学、ミシガン大学、復旦大学、北京大学、台湾大学、スタンフォード大学の客員研究員を歴任。専門は現代中国論、国際政治。主著に「中国政治からみた日中関係」(樫山純三賞)、「現代中国の政治と官僚制」(サントリー学芸賞)、「アジア時代の検証 中国の視点から」(アジア・太平洋賞特別賞)など。

                              (敬称略、2025年12月19日時点)

KPMGコンサルティングについて

KPMGコンサルティングは、KPMGインターナショナルのメンバーファームとして、ビジネストランスフォーメーション(事業変革)、テクノロジートランスフォーメーション、リスク&コンプライアンスの3分野から企業を支援するコンサルティングファームです。戦略策定、組織・人事マネジメント、デジタルトランスフォーメーション、ガバナンス、リスクマネジメントなどの専門知識と豊富な経験を持つコンサルタントが在籍し、金融、保険、製造、自動車、製薬・ヘルスケア、エネルギー、情報通信・メディア、サービス、パブリックセクターなどのインダストリーに対し、幅広いコンサルティングサービスを提供しています。

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会社概要

KPMGコンサルティング株式会社

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URL
https://home.kpmg/jp/ja/home/about/kc.html
業種
サービス業
本社所在地
東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー
電話番号
-
代表者名
関 穣、田口 篤、知野 雅彦
上場
未上場
資本金
-
設立
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