サイボウズ、「市民開発ガイドライン」を無料公開
DX推進の要である市民開発の安全かつ効果的な実現に向けて
サイボウズ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:青野慶久、以下サイボウズ)は、エンタープライズ企業におけるDX推進リーダー、IT部門リーダーを対象に、DX推進に向けて市民開発を実施するための企画・立ち上げ・運営に必要なポイントを解説する「市民開発ガイドライン」を無料で公開しました。
「市民開発ガイドライン」はこちらのURLより無料でダウンロードできます。
https://pg.cybozu.co.jp/kintone-citizen_development_guideline-dl-application.html

■「市民開発ガイドライン」作成の背景
近年、テクノロジーが急速に進化し、現場担当者が自らの業務を改善するための仕組みを作ることができるようになってきました。こうした流れのなかで、DXを進める手段の一つとして市民開発が、これまで以上に重要性を増しています。*1
市民開発については、「IT部門のリソース不足を補う」「DXのスピードを上げる」「従業員のデジタルリテラシー向上」などのバリューが認識されている一方で、「ガバナンスの不足(野良アプリ・シャドーIT化)」「現場に任せっきりで会社としてのナレッジにならない」「活動の定着化が難しい」などの課題も指摘されています。これらの課題は、市民開発の特徴を踏まえて対処することで、会社としてのガバナンスを効かせた市民開発を実現できると考え、自社やユーザーの事例も踏まえた実践的なガイドラインにまとめました。
■「市民開発ガイドライン」の想定シーン
「市民開発ガイドライン」は、特に以下の場合に活用できます。
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組織全体のDX推進の手段として市民開発の位置づけやその効果を検討するとき
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市民開発のプロジェクトを企画し、経営者・業務部門と横断的に調整するとき
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市民開発を安全に開始し、スムーズな立ち上げを行うとき
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市民開発の効果を最大化するために、継続的で効率的な運営をするとき

■「市民開発ガイドライン」の構成
市民開発を適切に理解し、運営していくために以下のような項目について解説しています。
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社内DX活動における市民開発の位置づけ
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開発内製化と市民開発の整理、およびIT部門と業務部門の役割について
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市民開発のための「ルール・ガバナンス・環境・実践コミュニティ」について
■これまでの反響
今回市民開発ガイドラインの制作にご協力いただいたユーザー企業からのコメントを一部紹介します。
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市民開発は企業のDXを進める手法として注目されており、特に現場主導型の日本企業にフィットする有効な手法だと思います。市民開発においては「現場が主役で、情シスは支援」と考え、環境の整備や技術サポートにフォーカスし、市民開発者の主体性を尊重するようにしています。
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市民開発を進めるためには、IT部門が行っていた開発業務を単に現場部門へ渡すだけでは上手くいきません。IT部門と現場部門がお互いに知恵を出し合って進めることが重要であり、ガイドラインを参考にして、役割分担を調整しながら引き続き市民開発に取り組んでいきたいと思います。
■Cybozu Days 2025で紹介
幕張メッセで開催される、サイボウズのクラウドサービス総合イベント「Cybozu Days 2025」にて、本ガイドラインで解説する「市民開発」を、各社のビジネス環境に合わせた手法で展開した事例をご紹介いたします。
日 時:10月27日(月) 14:30 - 15:10
タイトル:実践者が語る!「自律」と「ガバナンス」を両立する市民開発の勘所
登壇企業:三菱重工業株式会社、株式会社ZOZO
参加申込:https://days.cybozu.co.jp/
■関連ニュースリリース
kintoneがガートナー社「市民開発実践ガイド」に掲載されました。*1
https://topics.cybozu.co.jp/news/2025/08/26-19170.html
■kintoneとは
東証プライム上場企業の47%を含む、40,000社以上が利用しているサイボウズのノーコード・ローコードツール。ITの知識がなくても自社の業務に合わせたアプリを作成でき、日々変化する業務にあわせた改良も簡単に素早くできます。主な機能として「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性があり、顧客管理、出張申請、業務日報など幅広い用途で活用できるため、現場主導の継続的な業務改善を実現します。
製品サイト:https://kintone.cybozu.co.jp/
出典:*1, Gartner® "市民開発実践ガイド", 関谷和愛, 2 July 2025
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