【抄訳】GlobalLogicがエンタープライズ向けのAI活用を推進する「Platform of Platforms」を発表

エンタープライズグレードのAIソリューションを統合し、実用可能にする新たなプラットフォーム・アーキテクチャー

株式会社 日立製作所

本件は、米国西海岸において、4月8日(月)午前5:00(日本時間4月8日午後9:00)に発表したリリースの抄訳版です。

 株式会社日立製作所(以下、日立)の米国子会社であるGlobalLogic Inc.(以下、GlobalLogic)は、このたび、エンタープライズ*1企業におけるAIの導入を支援するための新たなアーキテクチャーとして「Platform of Platforms」 (以下、本アーキテクチャー)を発表しました。「Platform of Platforms」は、“さまざまなプラットフォームから構成されるプラットフォーム”というコンセプトのもと、パートナーが提供する技術やサービスも含め、AIおよび生成AIを大規模に適用する際に、企業が克服しなければならない重要な課題に対処するために設計されたものです。
*1 エンタープライズ:IT業界では、個人事業主や中小企業が対象のSMB(Small to Medium Business)に対し、比較的規模の大きいビジネスや、中堅企業や大企業に向けた市場や製品のこと。

 エンタープライズ企業がAIの可能性を効果的に引き出すためには、データのプライバシーとセキュリティ要件に対処し、知的財産の漏えいを防ぎ、法的リスクを管理する必要があります。また、新たなモデルやプラットフォーム、その他のイノベーションが進展する中で、技術的なアジリティを確保するアプローチが求められています。そして、同時に、経営者は組織の変化を踏まえ、コストをコントロールしながら、AI/生成AIの投資リターンを促進するための効果的な戦略を見つけなければなりません。

 GlobalLogicは、ソフトウェア製品やエンタープライズプラットフォームにおけるAIの提供・実装において10年以上の経験があり、エンタープライズ向けに実用可能なAIおよび生成AIに対する設計、データ、エンジニアリングに関する独自の知見を有しています。協業する主要なハイパースケーラー*2の生成AIを活用した本アーキテクチャーは、エンタープライズレベルのAIと生成AIのソリューションを統合し、大規模な実用化を可能にした新たなプラットフォームです。
*2 ハイパースケーラー:クラウドサービスをグローバルに提供するメガクラウド・サービスプロバイダーのこと。

エンタープライズ向けのAI活用には、「責任」「信頼性」「再利用性」の3つが鍵
 GlobalLogicのCOOでエンジニアリングの責任者であるSumit Sood(スミット・スード)は、「企業が、AIや生成AIの活用において、プロトタイプのフェーズから、エンタープライズ規模の実装フェーズに移行する際、大規模言語モデル(LLM)にプロンプトを打つ以上のことが求められていることが明らかになっています。私たちは、生成AIは2021年から、“従来型の”AIについては、さらにその前から、しばしば安全性が最重視される場面も含めて、企業への導入を支援してきました。そのため、AIプラットフォームにおける責任、信頼性、再利用性を確保するために何が必要かを理解しています。」と述べています。

 さらに、スードは、「責任」という考え方は、高精度かつ、法律に準拠し、セキュリティとガバナンスの要件に満たした応答を提供するという目標に焦点を当てたものだと説明します。また、「信頼性」については、時間の経過とともに、モデルの劣化、ハルシネーション、セキュリティ上の脅威を修正するメカニズムが必要で、「再利用性」については、共通的なデータの取り込み、準備、モデルのトレーニング、共有するためのメカニズムを実装する上で極めて重要であり、重複作業を防ぐことでコストを抑制し、リスクを軽減するのに役立ちます。

 GlobalLogicが提供するAIの Platform of Platformsアーキテクチャーは、オブザーバビリティ、セキュリティ、ガバナンス、実用性に関する重要なニーズに対応します。クラウドでもオンプレミスでも、最善のモデル、アルゴリズム、ソリューションを統合することが可能です。また、カスタマーサポートやオペレーション、ソフトウェア開発やレガシーマイグレーション、企業のナレッジ管理など、最も求められているユースケースを迅速に展開するためのアクセラレータも含まれています。

 スードは、「生成AIの展望は非常にダイナミックです。“最良"の技術が毎月、あるいは週ごとに変わる可能性のある環境の中で、GlobalLogicのPlatform of Platformsアプローチを活用することにより、お客さまはビジネス成果をサポートする最高のエンタープライズクラスの生成AIを選ぶことができます。」と述べています。

GlobalLogicのAIソリューションとアドバイザリー能力の詳細については、こちらのウェブサイト(https://www.globallogic.com/services/offerings/generative-ai/)をご覧ください。

■GlobalLogicについて
 GlobalLogic は、デジタルエンジニアリング業界のリーディングカンパニーです。グローバルな顧客基盤を有し、革新的なプロダクトやプラットフォーム、さらにはデジタルな体験価値を、お客さまとともにデザインし構築します。GlobalLogic が強みとする、エクスペリエンスデザインや高度なエンジニアリング、データに関する専門知識を組み合わせることで、お客さまのデジタルトランスフォーメーションを支援しています。GlobalLogic は、シリコンバレーに本社を置き、世界各地にデザインスタジオやエンジニアリングセンターを展開しています。通信、金融サービス、自動車、ヘルスケア、ライフサイエンス、テクノロジー、メディア・エンターテイメント、製造業、半導体など、多種多様な業界のお客さまへ、GlobalLogic の深い専門知識を提供しています。
 GlobalLogic は日立製作所のグループ会社として、データとテクノロジーで社会インフラを革新する社会イノベーション事業を通じて、人々が幸せで豊かに暮らすことができる持続可能な社会の実現に貢献します。
 詳しくは、ウェブサイト(https://www.globallogic.co.jp )をご覧ください。

■日立製作所について
 日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。
 詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/ )をご覧ください。

以上

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会社概要

株式会社 日立製作所

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号
-
代表者名
小島 啓二
上場
東証1部
資本金
-
設立
1920年02月