kintone、サイボウズ Office、GaroonでAI新機能を発表

10月以降、各製品でβ版として順次提供開始

サイボウズ株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：青野慶久、以下サイボウズ）は、ノーコード・ローコードツール「kintone（キントーン）」、中小企業向けグループウェア「サイボウズ Office」、中堅大企業向けグループウェア「Garoon（ガルーン）」のAI新機能をβ版として提供開始いたします。

kintoneは、今年4月よりAI機能を提供してまいりましたが、新たに「レコード一覧分析AI」を2025年10月12日から提供開始し、さらに「アプリ設定レビューAI」を今後提供する予定です。サイボウズ Officeは、2026年1月に「要約AI」「校正AI」「ヘルプAI」を、Garoonは、2025年11月に「要約AI」「校正AI」「ヘルプAI」を提供予定です。

3製品のAI新機能については、本日10月27日にサイボウズのクラウドサービス総合イベント「Cybozu Days 2025」の「基調講演＜Product Keynote＞」にて発表いたしました。また、10月28日まで、「Cybozu Days 2025」のkintone、サイボウズ Office、Garoon各製品の専用ブースにて、AI機能のデモ等をご紹介しております。

kintone、サイボウズ Office、Garoon×AI機能のイメージ

 各製品のAI新機能詳細

＜kintoneのAI新機能＞

kintoneでは、新たに以下のAI新機能を提供いたします。

• レコード一覧分析AI（10月12日提供開始）：
  kintone内のチャットで質問／指示すると、AIがレコード一覧の情報を分析し、回答を生成する機能です。データ分析の専門知識や経験がなくても、kintoneのアプリに蓄積されたテキスト情報を把握しやすくなります。活用例としては、商談アプリを分析して営業メンバーの活動状況を確認したり、問い合わせアプリの中からクレームの傾向を把握したりすることなどがあります。

kintone「レコード一覧分析AI」のイメージ

• アプリ設定レビューAI（今後提供予定）：
  AIが、社内ルールに沿ってアプリが設定されているかをレビューする機能です。個人情報管理に関するルールや、アクセス権の設定に関するルールなど、アプリ作成に関する社内のルールをあらかじめ管理画面にまとめておくと、アプリ作成／更新の際、設定内容がルールを遵守しているのかをAIがレビューします。
  ITの専門知識がない業務部門でアプリを開発する市民開発が広がっていく中、現場の業務担当者でも社内ルールに則ったアプリが作成できるようになります。

すでにリリース済みの機能を含め、kintoneのAI機能の詳細は以下のページをご覧ください。

kintone AIラボ： https://kintone.cybozu.co.jp/feature/kintone-ai-labo.html

＜サイボウズ OfficeのAI新機能＞

サイボウズ Officeでは、以下のAI新機能を2026年1月のアップデートで提供開始予定です。

• 要約AI：掲示板、メッセージ、メール本文の内容をAIが自動でまとめて要約する機能です。

• 校正AI：文章の誤字や脱字をチェックし、修正案を提示する機能です。文章を書いた後に「校正」ボタンをクリックすると、元の文章とAIが校正した文章が画面に並んで表示されます。修正箇所を色付きで表示することができるので、どこが修正されたのか一目で分かり、文章の見直しや修正をスムーズに行えます。

• ヘルプAI：サイボウズ Officeの使い方や機能について、チャットでAIに質問することができます。

サイボウズ Office「校正AI」のイメージ

サイボウズ Office製品ページ：https://cybozu-office.com/

＜GaroonのAI新機能＞

Garoonでは、以下のAI新機能を2025年11月のアップデートで提供開始予定です。

•  要約AI：スケジュールや通知の内容をAIが自動でまとめて要約する機能です。スケジュールの要約では、スケジュールに登録されている情報を元に、対象ユーザーの今月の予定をAIがまとめて表示します。自分やチームメンバーの活動状況を簡単に把握することができます。

• 校正AI：スケジュールに入力したコメントをAIがビジネス上の丁寧な表現に整える機能です。

• ヘルプAI：Garoonの使い方や機能について、チャットでAIに質問することができます。

Garoon「要約AI」のイメージ

Garoon製品ページ：https://garoon.cybozu.co.jp/

サイボウズ製品とAIの今後

サイボウズは、AIの進化スピードに合わせ、製品のAIアップデートに取り組んでいます。kintoneに加え、サイボウズ OfficeやGaroonでもAI機能を提供し、引き続き全社的にAIの開発体制を強化してまいります。今後も、技術動向を素早くキャッチアップし、お客様の幅広いニーズに応えるAI機能を提供してまいります。

※商標・著作権表示に関する注記については、こちらをご参照ください。

https://cybozu.co.jp/logotypes/trademark/