【NHKカルチャー】3/23(木)19:30~オンライン講座「死別の悲しみに向き合う―グリーフケア入門」
誰もが当事者になりうる「死別」の体験。その「悲しみ」との向き合い方を考えます。※Zoomウェビナー配信(14日間のアーカイブ配信あります)
NHK文化センターさいたまアリーナ教室では、3月23日(木)19時30分よりZoom配信講座「死別の悲しみに向き合う―グリーフケア入門」を開催します。自分が大切な人の死に直面したとき、あるいは死別の悲しみを抱える人をサポートするときに大事なこととは何でしょうか。関西学院大学教授で同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長の坂口幸弘さんと考えます。
▼受講のお申込みはNHKカルチャーHPで受付中です
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1267750.html?pubid=20230307p
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●「最愛の人を亡くした悲しみにどう向き合えばいいのだろう」「深い悲しみの中にある人をどのように支えればいいのか」 いま、死別の悲しみを抱えた方への支援、「グリーフケア」が注目されています。
病気による死別、自然災害や事故、自死による突然の死別・・・。人生の歩みのなかで、大切な人との死別は最もつらい出来事の一つで、誰もが当事者になりうる体験です。
誰もが経験しうる体験ですが、その体験について断片的に見聞きすることはあっても、くわしく知る機会は、あまり多くありません。多くの人は、死別という体験に関してほとんど何も知らないままに、みずからの身をもって大切な人との死別を経験することになるのです。
死別による悲しみは、決して特別な感情ではありませんが、個人差が大きく、死の状況や亡き人との関係性、自分の置かれた状況などによっては、ときに心身に深刻な影響を及ぼすことが、複数の調査からわかってきています。
また、新型コロナウイルス感染症の流行下では、新たな死別の諸相が生まれ、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の遺族は、「病気の進行が早く、突然の別れとなる場合も多い」「死期が迫っている時にその人と一緒に過ごしたり、臨終の時に立ち会えなかったりする」などの理由から、死別の悲しみへの対処が非常に困難になりやすいといわれています。
このようなことからも、いま、死別の悲しみを抱えた方への支援、いわゆる「グリーフケア」がますます注目を集めています。
「死別後の悲嘆とグリーフケア」について、主に心理学的な観点から研究・教育を行いながら、ホスピスや葬儀社などと連携して実践の活動も行っている関西学院大学教授・同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長の坂口幸弘さんは、著書のなかで、死別の悲しみについて次のように述べています。
死別した人は、元に戻るという意味において、″立ちなおる″ことなんてないのである。遺族にとっては、いくら時が過ぎようとも、死別体験自体がゼロになるわけではないし、亡き人の面影や思い出すべてが消え去ることもないだろう。同様に、死別の悲しみも時間とともに小さくなることはあっても、なにかの折にふとわき上がってくることもあり、完全になくなるということはないのではないだろうか。
そうであるならば、悲しみと折り合いながら、うまく付き合っていくほかない。
(坂口幸弘,『死別の悲しみと向き合う―グリーフケアとはなにか』講談社現代新書,2012年)
「自分が大切な人の死に直面したとき、その体験とどのように向き合っていけばよいのか。」
「身近な人が死別したとき、どうすればその人の力になれるのか。」
本講座では、死別の悲しみとの向き合い方について、自分が大切な人の死に直面したとき、あるいは死別の悲しみを抱える人をサポートするときに大事なことについて、最新の研究知見をふまえつつ、先人たちの言葉や遺族たちの生の声を交えながら考えていきます。
【講師プロフィール】
坂口幸弘(さかぐち・ゆきひろ)
関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授。同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長。専門は臨床死生学。死別後の悲嘆とグリーフケアに関する研究・教育に携わる一方で、医療機関や葬儀社、保健所などと連携して実践活動を行ってきた。著書に『増補版 悲嘆学入門-死別の悲しみを学ぶ』(昭和堂)、『死別の悲しみに向き合う-グリーフケアとはなにか』(講談社現代新書)、『喪失学―「ロス後」をどう生きるか?』(光文社新書)などがある。
講座名:死別の悲しみに向き合う―グリーフケア入門
講師:関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授、同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長 坂口幸弘
受講形態:オンライン受講(14日間のアーカイブ配信あり)
開講日時:2023年3月23日(木)19:30~21:00
受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要):3,300円(税込)
主催:NHK文化センターさいたまアリーナ教室
▼お申込みはこちらから
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_1267750.html?pubid=20230307p
病気による死別、自然災害や事故、自死による突然の死別・・・。人生の歩みのなかで、大切な人との死別は最もつらい出来事の一つで、誰もが当事者になりうる体験です。
誰もが経験しうる体験ですが、その体験について断片的に見聞きすることはあっても、くわしく知る機会は、あまり多くありません。多くの人は、死別という体験に関してほとんど何も知らないままに、みずからの身をもって大切な人との死別を経験することになるのです。
死別による悲しみは、決して特別な感情ではありませんが、個人差が大きく、死の状況や亡き人との関係性、自分の置かれた状況などによっては、ときに心身に深刻な影響を及ぼすことが、複数の調査からわかってきています。
また、新型コロナウイルス感染症の流行下では、新たな死別の諸相が生まれ、新型コロナウイルス感染症で亡くなられた方の遺族は、「病気の進行が早く、突然の別れとなる場合も多い」「死期が迫っている時にその人と一緒に過ごしたり、臨終の時に立ち会えなかったりする」などの理由から、死別の悲しみへの対処が非常に困難になりやすいといわれています。
このようなことからも、いま、死別の悲しみを抱えた方への支援、いわゆる「グリーフケア」がますます注目を集めています。
「死別後の悲嘆とグリーフケア」について、主に心理学的な観点から研究・教育を行いながら、ホスピスや葬儀社などと連携して実践の活動も行っている関西学院大学教授・同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長の坂口幸弘さんは、著書のなかで、死別の悲しみについて次のように述べています。
死別した人は、元に戻るという意味において、″立ちなおる″ことなんてないのである。遺族にとっては、いくら時が過ぎようとも、死別体験自体がゼロになるわけではないし、亡き人の面影や思い出すべてが消え去ることもないだろう。同様に、死別の悲しみも時間とともに小さくなることはあっても、なにかの折にふとわき上がってくることもあり、完全になくなるということはないのではないだろうか。
そうであるならば、悲しみと折り合いながら、うまく付き合っていくほかない。
(坂口幸弘,『死別の悲しみと向き合う―グリーフケアとはなにか』講談社現代新書,2012年)
「自分が大切な人の死に直面したとき、その体験とどのように向き合っていけばよいのか。」
「身近な人が死別したとき、どうすればその人の力になれるのか。」
本講座では、死別の悲しみとの向き合い方について、自分が大切な人の死に直面したとき、あるいは死別の悲しみを抱える人をサポートするときに大事なことについて、最新の研究知見をふまえつつ、先人たちの言葉や遺族たちの生の声を交えながら考えていきます。
【講師プロフィール】
坂口幸弘(さかぐち・ゆきひろ)
関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授。同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長。専門は臨床死生学。死別後の悲嘆とグリーフケアに関する研究・教育に携わる一方で、医療機関や葬儀社、保健所などと連携して実践活動を行ってきた。著書に『増補版 悲嘆学入門-死別の悲しみを学ぶ』(昭和堂)、『死別の悲しみに向き合う-グリーフケアとはなにか』(講談社現代新書)、『喪失学―「ロス後」をどう生きるか?』(光文社新書)などがある。
講座名:死別の悲しみに向き合う―グリーフケア入門
講師:関西学院大学人間福祉学部人間科学科教授、同大学「悲嘆と死別の研究センター」センター長 坂口幸弘
受講形態:オンライン受講(14日間のアーカイブ配信あり)
開講日時:2023年3月23日(木)19:30~21:00
受講料金:NHK文化センター会員・一般(入会不要):3,300円(税込)
主催:NHK文化センターさいたまアリーナ教室
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