無学年式 AI×アダプティブラーニング「すらら」福島県昭和村に導入 全中学生が学習
株式会社すららネット(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:湯野川孝彦)が提供するAI×アダプティブラーニング「すらら」が、2021年1月より福島県西部に位置する昭和村において導入され、昭和村立昭和中学校全生徒12名が「すらら」で学習を開始しました。山間の村で学習塾に通うことが難しく、また教員数も十分でない学習環境において、ICTを活用することにより一人ひとりに合わせた学習を実現します。
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AI×アダプティブ 教材「すらら」を、国内では 約 2,400校の塾、学校等に提供しています。
AI×アダプティブラーニング教材「すらら」は小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人ひとりの理解度に合わせて進めることができるアダプティブな e-ラーニング教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、一人一人の習熟度に応じて理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着をワンストップで実現できます。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっています。政府主導のGIGAスクール構想により小中学校に一人一台端末の環境が整う中、全国の公立小中学校において「すらら」が導入されています。時間、場所の制約なく学習できる点が評価され、離島、山間部といった地域での導入も増えています。福島県では西会津町において全中学生が学習しています。
昭和村は福島県西部に位置し、豊かな自然に囲まれた、人口約1,200人の山間の村です。学校の勉強と自宅学習だけで、一人ひとりに合わせたきめ細かい学習指導を実現することを目的とし、村内唯一の中学校である昭和中学校全生徒12名が「すらら」で学習を開始しました。
昭和中学校では、「すらら」の授業ならびに自宅学習での取り組みを通じ、自立学習の習慣化を目指しています。生徒は、一人ひとりの理解に応じた問題を自動で出題する難易度調整機能や、必要に応じ過去に前学年や小学校で学習した単元へさかのぼって学習できる「つまずき診断」機能を持つ「すらら」の特長を活用し、授業のはじめの時間や、授業の終わりで時間が余った時などに学校で取り組み、さらに自宅学習にも取り組みます。学習中の単元や過去に学習した単元の「レクチャー」学習に取り組むことにより、一人ひとりにとって理解・定着が必要な分野を一から一人で学ぶことができる点が、「すらら」導入の決め手となりました。先生は生徒の学習状況が一目でわかる「すらら」学習管理画面を活用することにより、教科横断で生徒の授業中や自宅学習のサポートにあたります。現在は先行して主に国語科で活用しています。今後は、自動作問・自動採点され、一人ひとりの状況に合わせ必要な単元の学習を自動で配信する「小テスト」機能を活用し、さらにきめ細やかな一人ひとりの学習を実現することを目指しています。
昭和村は山間部にあり、学習塾に通うことが難しい環境にあります。また、中学校の全生徒数は12名で、教員数も十分とは言えない環境にあります。このような環境においても、生徒一人ひとりに合わせた学習を実現できる「すらら」を活用することで、基礎学力の向上を図ることができます。同時に教員負担の軽減にもつながることが期待されています。新型コロナウイルス感染拡大に伴う日常生活への様々な制約が続くことが今後も予想される中、学校の休校といった不測の事態においても「学びを止めない」ための手段が求められており、地域の学校課題を解決することができるICT教材として「すらら」に期待が寄せられています。
昭和村教育委員会 教育次長 星博之 氏のコメント
「すらら」は、一人ひとりにとって理解が不足している単元をAIが自動で判定し、個別学習に取り組むことができるという点に大きな魅力を感じました。学習中の単元に加え、既習内容の復習箇所の学習についても、動画や丁寧な解説により、生徒一人でも苦手分野の克服ができることを期待しています。また、新型コロナウイルス感染拡大における対応として、一人ひとりに必要な単元の学習に取り組める学習支援ツールを準備しておくことが大切だと考えております。理解や定着が十分でない部分を補いながら得意分野も伸ばしていくことで、生徒が安心して高校受験に臨むことができるようにサポートしていきたいと考えています。
すららネットは今後も、新しい学習体験を届ける事業活動を通じ、学習者に「大人になっても役に立つ真の学力」と「努力をすれば結果が出るという自信」を提供していきます。
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