【国立映画アーカイブ】ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント「[緊急フォーラム] マグネティック・テープ・アラート:膨大な磁気テープの映画遺産を失う前にできること」開催のお知らせ
ビデオテープの映像が失われてしまう――緊急フォーラム実施
国立映画アーカイブでは、本年のユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)記念特別イベントとして、磁気テープの保存に警鐘を鳴らす緊急フォーラム「マグネティック・テープ・アラート:膨大な磁気テープの映画遺産を失う前にできること」を開催する運びとなりました。
フィルムからデジタルへの緩やかな移行期といえるこの50 年間は、磁気テープの時代でもありました。プロの映画人からアマチュアまで無数の人が、映画はもちろん、地域や職場、家庭で多様な記録映像を生み出しました。
それらの膨大なビデオテープの映画・映像は、2025 年までにデジタルファイル化されなければ、永遠に失われかねない――という、ユネスコの警告をご存知ですか?国立映画アーカイブでは、本年のユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントでこの問題に向き合います。
フィルムからデジタルへの緩やかな移行期といえるこの50 年間は、磁気テープの時代でもありました。プロの映画人からアマチュアまで無数の人が、映画はもちろん、地域や職場、家庭で多様な記録映像を生み出しました。
それらの膨大なビデオテープの映画・映像は、2025 年までにデジタルファイル化されなければ、永遠に失われかねない――という、ユネスコの警告をご存知ですか?国立映画アーカイブでは、本年のユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントでこの問題に向き合います。
- 【概要】
[緊急フォーラム] マグネティック・テープ・アラート:膨大な磁気テープの映画遺産を失う前にできること
In Celebration of UNESCO World Day for Audiovisual Heritage
Magnetic Tape Alert: What You Can Do Before We Lose the Huge Amount of Films on Videotape
日時: 2021 年10 月16 日(土)2:00 pm開始(1:30 pm開場) 4:25 pm終了予定
会場: 国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU
主催: 国立映画アーカイブ
協力: 日本映画監督協会
HP: https://www.nfaj.go.jp/exhibition/unesco2021/
(参加は事前申込制です[申込フォームのみ]10月1日(金)16時より受付開始。詳細は上記HPをご覧ください)
料金: 無料
定員: 155 名(事前申込制)
*新型コロナウイルス感染症への対応のため、定員に変更が生じる場合があります。ご了承下さい。
- 【プログラム】
2:05pm ビデオレクチャー 「Deadline 2025 について」 *日本語字幕付き
ユネスコと国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)が発した“Magnetic Tape Alert Project”(2019 年7 月~)に先鞭をつけ、磁気テープの音声・映像は2025年までにデジタル化しなければ永遠に失われてしまう、と問題を提起したオーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ(NFSA)のキャンペーン「Deadline 2025: Collections at Risk(危機に瀕したコレクション)」(2015 年10 月~)を解説します。
【講師】
ミヒャエル・レーベンシュタインMichael Loebenstein (オーストリア映画博物館長、FIAF 事務総長、オーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ前CEO)
2:20pm トークイベント「磁気テープ映画原版の保管状況と課題」
最も喫緊性の高い「磁気テープの映画原版」を中心に、独立プロダクション、映画制作教育機関、公立フィルムアーカイブの報告から、デッドラインまでの限られた時間の中で“今できること・すべきこと”そして“課題”を検討します。
【登壇者】
押田興将(オフィス・シロウズ代表取締役)
奥野邦利(日本大学芸術学部映画学科教授)
松本圭二(福岡市総合図書館文学・映像課 映像管理員)
司会 冨田美香(国立映画アーカイブ主任研究員)
3:10pm 休憩
3:20pm 「わが映画人生 ダイジェスト・特別編」(10 分)DVD 上映
映画100 年、日本映画監督協会50 周年を機に、「先輩監督の貴重な証言を磁気テープにおさめ、監督協会に永久保存する」と、当時の第一線の監督たちが手弁当で作ったインタビュー映画シリーズ(1988 年~)を、磁気テープの貴重な映画遺産の例として紹介します。
【挨拶】崔洋一(日本映画監督協会理事長)
3:35pm トークイベント「磁気テープ映画のデジタルファイル化と保存について」
再生機の保守サービスが2023 年3 月終了と明らかになった2014 年以降、危機回避に向けて多様な分野におよぶ磁気テープ保管者に積極的にデジタルファイル化を働きかけてきたポスト・プロダクション、ラボ、倉庫会社の報告を中心に、国内の現状、マイグレーションまで含めた保存のあり方を検討します。
【登壇者】
鈴木伸和(株式会社東京光音、視聴覚アーキビスト)
藤原理子(株式会社IMAGICA エンタテインメントメディアサービス メディア営業部 フィルム・アーカイブ営業グループ)
緒方靖弘(寺田倉庫株式会社アーカイブ事業グループ)
司会 三浦和己(国立映画アーカイブ研究員)
4:25pm 終了
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