NHK朝ドラ「ばけばけ」で話題の八雲・セツ夫婦の素顔がこの一冊でまるわかり 書籍『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画』2025年10月3日発売

株式会社竹書房

株式会社竹書房(所在地:東京都千代⽥区、代表取締役社⻑:宮⽥ 純孝)は、ラフカディオ・ハーン/小泉八雲(原作)ササキタカシ(漫画)田辺青蛙(訳・著)『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画』を2025年10月3日(金)に発売いたします。

<あらすじ・内容紹介>

NHK朝ドラ「ばけばけ」で話題!

これでわかる小泉八雲の怪談と夫妻のこと

知ってるつもりの名作から、超マイナーな怪作まで

すぐ読める漫画&新訳×雑学で八雲の世界をスピードマスター!

知られざる八雲やセツの素顔、松江の怪スポットも大紹介!

◎日本人が親しんでいる八雲の怪談はすべて翻訳。

実は海外向けに英語で書かれた作品だったと知っていましたか?

・蕎麦がパスタ、行燈がランプ!? 海外の読者のイメージした世界

・ろくろ首は伸びない。体から抜けて飛び、着物の袖に食らいつく!

・Tsunamiという言葉を初めて世界に紹介したのは八雲だった

・雪女の舞台は東北や北陸の雪国ではなく、東京の青梅!

・聖なる経文ハンニャ・シン・キョーを写したホーイチはベランダで瞑想を…

・怪談の主人公になりきってセツと芝居ごっこを楽しんだ八雲

・悪童にいじめられていた猫を助けて…セツの心をつかんだ八雲の優しさ

収録作品(●漫画 ○新訳)

●ムジナ*

●かけひき

●橋の上で

●ろくろ首

●ちんちん小袴

●ミミ・ナシ・ホーイチの物語*

●ユキ・オンナ*

●鳥取の布団

●生き神

○小豆とぎ橋

○振袖

○天狗の話

○松江城の人柱

○大亀の石像

○松江の狐のはなし

○鮫人

○アキノスケの夢

○忠五郎のはなし

○人形の墓

話題沸騰の書籍『怪談』円城塔・訳(KADOKAWA刊)のコミカライズも3話収録!(*作品)

 気難しく、いつだって正直に生きようとし続けるハーンの世話を焼くのは言葉の壁もあってセツは大変だったと思うのだが、二人には不思議な話が好きという共通点があった。

 セツは幼いころから物語が好きで、彼女は人から聞いたり、本で読んだりした物語を、ハーンに語って聞かた。「怪談」の物語とつながるセツからのお土産をハーンは喜び、時には「怪談」の登場人物になりきってハーンとセツがやりとりすることもあった。

 日が暮れてもランプをつけていません。私はふすまを開けないで次の間から、小さい声で、芳一芳一と呼んでみました。『はい、私は盲目です、あなたはどなたでございますか』と内から云って、それで黙って居るのでございます。いつも、こんな調子で、何か書いて居る時には、その事ばかりに夢中になっていました。又この時分私は外出したおみやげに、盲法師の琵琶を弾じて居る博多人形を買って帰りまして、そっと知らぬ顔で、机の上に置きますと、ヘルンはそれを見ると直ぐ『やあ、芳一』と云って、待って居る人にでも遇ったと云う風で大喜びでございました。それから書斎の竹籔で、夜、笹の葉ずれがサラサラと致しますと『あれ、平家が亡びて行きます』とか、風の音を聞いて『壇の浦の波の音です』と真面目に耳をすましていました。(『思い出の記』小泉セツ)

 セツの怪談が佳境に入ると、ハーンは目が鋭くなり、顔色が変わったそうだ。

 だからセツもハーンの前で真剣に何度も語った。

『幽霊滝の伝説』の話では、「アラッ、血が」という言葉を何度も繰り返させた。

(第3章「知られざる素顔を深掘り! 小泉八雲と妻セツのこと」より)

<書誌情報>

タイトル:『5分で深掘り!小泉八雲のホントの怪談 雑学×漫画』

著者:ラフカディオ・ハーン/小泉八雲、ササキタカシ、田辺青蛙

◆発売日:2025年10月3日

◆仕様:四六判/224ページ

◆予価:1,400円+税

https://www.takeshobo.co.jp/book/b10137254.html

<作家情報>

ラフカディオ・ハーン/小泉八雲(原作)

1850年、ギリシャ西部のレフカダ島でアイルランド出身で軍医であった父と、ギリシャ・キシラ島の出身の母の間に生まれる。幼少期に父母が離婚し、大叔母に育てられるが19歳で渡米、ジャーナリストとなる。1990年に通信記者として来日し、松江の士族の娘小泉セツと結婚。96年に日本国籍を取得し、小泉八雲と改名した。英語教師の傍ら、日本文化への造詣を深め怪談ほか再話文学・翻訳・紀行文で数多くの著作を遺す。1904年没。

ササキタカシ(漫画)

1975年岩手県生まれ。

20世紀末に漫画家デビュー。

主な作品は『サスケ』『ツチノコ太郎』『化け猫OLタマミさん』など。

昨年フルタイムの職についたので漫画は久しぶり。

田辺青蛙(訳・著)

『生き屏風』で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞。著書に「大阪怪談」シリーズ、『関西怪談』『紀州怪談』『北海道怪談』『岐阜怪談』など入念な取材に基づくご当地怪談のほか、『致死量の友だち』『魂追い』『皐月鬼』など小説作品、共著に「全国小学生おばけ手帖」シリーズ、『メトロ怪談』『北の怪談』『予言怪談』「京都怪談」シリーズなど多数。

■株式会社竹書房について

1972年設立。麻雀漫画誌「近代麻雀」や、4 コマ漫画等の専門雑誌、書籍、コミック、写真集、DVD などを取り扱う出版社です。

https://www.takeshobo.co.jp/

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会社概要

株式会社竹書房

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URL
https://www.takeshobo.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都千代田区三番町 8番地1 三番町東急ビル 6階
電話番号
03-3264-1576
代表者名
宮田純孝
上場
未上場
資本金
7360万円
設立
1972年10月