ASKUL LOGIST 福岡物流センターの障がい者スタッフが「(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 理事長努力賞」を3年連続で受賞
~学校や家族との細やかな連携で安心して長く働ける環境を整備。重要な「戦力」として障がい者雇用を継続~
アスクル株式会社 100%子会社の ASKUL LOGIST 株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:天沼英雄、以下「アスクルロジスト」)が運営する福岡物流センター(以下「福岡センター」)に勤務するスタッフ2名がこのたび、(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構の行う「令和4年度障害者雇用優良事業所等表彰」において、優秀勤労者として「理事長努力賞」を受賞し、10月31日に同受賞式が行われました。本表彰制度は、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構が毎年 9 月の障害者雇用支援月間に、障がい者の雇用促進と職業の安定を図るために開催しているものです。
アスクルロジストは、アスクルが展開する 事業所向け通販「ASKUL」と個人向け通販「LOHACO」で販売する商品の出荷・配送業務を担い、全国 10カ所の物流センターの運営を行っています。今回、九州全県と中国地方への出荷・配送を担う福岡センターにおいて障がい者スタッフ 2名が優秀勤労障害者として理事長努力賞を受賞し、アスクルロジストスタッフは、昨年に続き3年連続での受賞となりました。
アスクルロジストは、アスクルが展開する 事業所向け通販「ASKUL」と個人向け通販「LOHACO」で販売する商品の出荷・配送業務を担い、全国 10カ所の物流センターの運営を行っています。今回、九州全県と中国地方への出荷・配送を担う福岡センターにおいて障がい者スタッフ 2名が優秀勤労障害者として理事長努力賞を受賞し、アスクルロジストスタッフは、昨年に続き3年連続での受賞となりました。
令和4年度 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 理事長努力賞 ◆優秀勤労障害者 今福 堯 三宅 和清 (発表)独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構 福岡支部 https://www.jeed.go.jp/location/shibu/fukuoka/copy_of_yuuryou_fukuoka.html |
■福岡センターが取り組む「戦力としての障がい者雇用」とは
昨今のEC 需要の拡大に伴い、アスクルロジストが運営する物流センターにおける出荷量も増加傾向にあり、物流業界が直面している「人手不足解消」「生産性向上」は喫緊の課題です。アスクルロジストは、この課題を解決するため、アスクルとともに物流センターの高度自動化を進め物流現場のDXを促進し、作業負担の低減に取り組んでいます。また、働きやすい物流現場を実現するとともに、ダイバーシティの取り組みの一環として障がい者雇用に注力しています。
アスクルロジストが障がい者雇用に向き合ったきっかけは、福岡センターで2011年に法定雇用率を満たすために障がい者雇用を開始したものの、短期間で退職してしまった経験からでした。再び雇用のため特別支援学校を訪問した際に「働く場所を提供するだけでは続かない、向き合う体制がなければ雇用はうまくいかない」という気づきを得て、学校や支援機関、家族、医療といった地域全体で連携した仕組みづくりの確立へ本腰を入れて取り組みました。
福岡センターでは2012年に特別支援学校から新卒者を採用して以降、毎年採用を行い、2022年10月時点では、福岡センターの社員304名のうち59名を障がい者社員が占めています。福岡センターにおける障がい者の雇用率は19%、法定雇用率は29.9%に達し、センター内でのピッキング、商品補充、梱包、検品、事務など幅広い業務に従事しています。応募者に対しての採用率は10年間で100%を実現、定着率は81%に達し、年次の長い障がい者社員はリーダー職に就き、主力のスタッフとして活躍しています。
このような雇用を可能にしたのは“障がい者雇用は慈善活動ではなく、事業活動”であり、“障がい者支援ではなく戦力として育成する”という採用側の強い想いと徹底した協力体制です。入社前の「インターンシップ」による事前準備から、入社後少なくとも3年間に渡る「支援会議」などのフォローアップを地道に実践することで、個人のみならず、組織全体の生産性向上という結果を生み出しています。
代表的なプログラムのひとつは、入社前の「2か月間事前実習」。特別支援学校と家族を巻き込み、障害の度合いや個人の特性を実習期間中から一人一人把握し、本人に適した訓練メニューを考えたうえ反復して理解を促進するものです。これにより、障がい者は入社後には即戦力として働くことができるようになります。
このほか、入社後に毎日、採用者・本人・家庭との間でやり取りする「コミュニケーションノート」を始めとしたフォローアッププログラムや、一人一人に合わせた成長プラグラム実施の結果、そのプロセスで他の社員も成長ができる土壌が育まれ、生産性の向上に繋がっています。
アスクルロジストはこれからも、重要な戦力として障がい者雇用を継続しつづけ、福岡センターにおける雇用事例を全国で展開してまいります。そして、障がい者スタッフだけでなく、あらゆる社員に対して安心して働ける環境づくりを図り、ダイバーシティを推進してまいります。
【関連プレスリリース】
●2021年11月9日
ASKUL LOGIST 福岡物流センターの障がい者スタッフが「(独) 高齢・障害・求職者雇用支援機構 理事長努力賞」を受賞!
https://pdf.irpocket.com/C0032/l3Fa/amK8/TJMs.pdf
●2020年9月18日
ASKUL LOGIST 福岡物流センターと障がい者スタッフ 2名が「(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 理事長努力賞」を受賞!
https://pdf.irpocket.com/C0032/wVz1/FOZy/gNka.pdf
●2020年 1月30日
アスクルグループの ASKUL LOGIST 福岡物流センター、「KAIKA Awards 2019」で「KAIKA 大賞」を受賞!
https://pdf.irpocket.com/C0032/xFFN/v6t3/FHGJ.pdf
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