「シェル美術賞2021」グランプリに福原優太氏「無題」を選出

受賞:7作品・入選:46作品、計53点を決定

出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、社長:木藤俊一)は、「シェル美術賞2021」のグランプリに福原優太氏『無題』を選出、グランプリを含む7点の受賞作品と46点の入選作品を決定しました。受賞・入選作品は、12月8日(水)より国立新美術館で開催する「シェル美術賞展2021」で展示します。
次代の美術界を担う若手作家を対象とする「シェル美術賞」は1956年に創設され、今年で50回目を迎えます。本年は508名の作家から732点の作品応募があり、木村 絵理子氏(横浜美術館主任学芸員)、角 奈緒子氏(広島市現代美術館学芸員)、桝田 倫広氏(東京国立近代美術館主任研究員)、ユアサ エボシ氏(画家)の4名が審査員を務めました。
当社は、今後も本美術賞を通じて若手作家の活躍を支援するとともに、作品発表の機会を積極的に提供してまいります。

                 グランプリ受賞作品 福原優太「無題」


■「シェル美術賞展2021」概要 

本年の受賞・入選作品を展示する「シェル美術賞展2021」を12月8日(水)から国立新美術館で開催します。
展覧会場では、今後の活躍が期待される過去の受賞・入選作家を応援する企画として、前年度の審査員により選出された作家4名の新作・近作を展示する「シェル美術賞 アーティスト・セレクション(略称:SAS)2021」も開催します。
      
展覧会名 : 「シェル美術賞展2021」
会  期 : 12月8日(水)~12月20日(月) ※14日(火)休館
時  間 : 10時00分~18時00分(入場は閉館30分前まで)
       ※最終日20日(月)は、10時00分~16時00分(入場は当美術展の閉会30分前まで)
会  場 : 国立新美術館 1階展示室1B(東京都港区六本木7-22-2)
       TEL:03-6812-9921 ※会期中のみ
入 場 料 :  一般400円
        ※学生、70歳以上の方、障がい者手帳等持参の方および付添者1名まで無料

        ※会場にて、シェル美術賞公式ウェブサイトトップページのスマホ画像を
        ご提示いただくと入場料が100円引きとなります。
        ※右のQRコードより公式ウェブサイトへアクセスいただけます。

 


展覧内容 : 「シェル美術賞2021」グランプリおよび受賞・入選作品 計53点
       「シェル美術賞 アーティスト・セレクション2021」展
        ・シュ・ニン(許寧) (シェル美術賞2019 入選)
        ・高松 明日香     (シェル美術賞2014 入選)
        ・坪井 康宏      (シェル美術賞2012 入選)
        ・町田 帆実      (シェル美術賞2017 グランプリ)


シェル美術賞2021ポスター



■「シェル美術賞2021」受賞作家7名の作品情報・プロフィール・コメント
「シェル美術賞2021」受賞作家7名の作品情報・プロフィール・コメントを紹介します。
 ※画像データ、作家への取材などは、『お問い合わせ先』までお願いします
 ※その他、入選作家・作品情報に関しては、シェル美術賞公式ウェブサイトをご覧ください
  https://www.idemitsu.com/jp/enjoy/culture_art/art/index.html

■グランプリ 福原優太




【作 家 名】福原優太(Yuta Fukuhara)
【作 品 名】無題
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】162 × 130.3 cm
【技    法】油彩・キャンバス




<プロフィール>
1997年生まれ 東京都在住
2020年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業

<受賞歴・展覧会他>
2015年 グループ展「未・熟-ここから始まる-」(634展示室)
2019年 二人展「introduction」(S.Y.P Art Space)

<受賞の言葉>
歴史あるシェル美術賞でグランプリという大きな賞を頂き大変嬉しいです。ありがとうございます。受賞の連絡の電話を頂いた時は、人生で1番驚いたと思います。と同時にいろんな人に感謝を伝えたいと思いました。自分1人の力ではとてもこの結果には辿りつかなかったです。精神的にも物理的にも協力してくれた方、本当にありがとうございました。突然の大金とグランプリで得られる知名度に自惚れることなく素朴に柔軟に自分の絵と向き合いたいです。

<受賞作品について>
大きな色面で抜けた空の空間を持つ絵を描こうと思いました。100均のプラスチックの大きなほうきにたっぷり油を染み込ませ、塊の青い絵具をつけた真っ白なキャンバスに向かって縦横無尽に体を動かしました。ただひたすらに楽しかった最初の1時間でした。
この絵は描き出してから数時間でほとんど完成してしまいました。それほどに気持ちの良い時間でした。心地
よく、程よい緊張感の中で確かな集中力を持って、新鮮に描けたのが受賞に繋がったと思っています。

<今後の目標>
絵をみることや作品を所有することが好きなので、今まで私は作家ではなくコレクターになる人間だと思っていました。今回グランプリを頂けたことは奇跡だと思います。しかし絵を描いてもいいんだという私自身の自信にもなりました。この奇跡はチャンスです。この一回きりで終わらないように、死ぬまで絵を大量に描き続けていきたいと思います。絵を描くことをやめないです。
今後の目標としてまずは一度個展をしてみたいです。


■木村絵理子審査員賞 赤池奈津希



【作 家 名】赤池奈津希(Natsuki Akaike )
【作 品 名】等間隔
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】162 × 162 cm
【技  法】油彩・キャンバス




<プロフィール>
1985年生まれ 東京都在住
2008年 多摩美術大学造形表現学部造形学科卒業

<受賞の言葉>
今回久しぶりに大きな平面作品を制作しました。ここ何年か時々油彩に触れることはあったものの、大きな作品を描くには中々向かい合い切れず尻込みしていました。そんなこんなで100号サイズを最後に描いてから気づけば10年以上経っていました。これまでずっと絵画とつかず離れずでしたが、このような賞をいただいて今後も制作を行っていくぞという大きな励みとなりました。心より感謝いたします。この度はありがとうございました。

<受賞作品について>
例えば果物を描く時に私は果物にはなれないのですが、人物は肌への感触や感覚を投影する事ができるような気がします。それが可能な時、自分は反射的に絵を描き進める事ができたかと思います。対象と相互に作用する事、絵を描く時そういう事を行っているのだと思います。


■角奈緒子審査員賞 藤本純輝



【作 家 名】 藤本純輝( Atsuki Fujimoto )
【作 品 名】Rose Garden
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】162 × 130 cm
【技  法】油彩・染め・リネン・麻・綿布・パネル





<プロフィール>
1997年生まれ 京都府在住
2021年 京都芸術大学芸術研究科芸術専攻美術工芸領域油画分野修了

<受賞の言葉>
前回、前々回と応募しているがどちらも一次審査で落選した。また、前回に至っては同期4人で応募し、他の3人は見事入選。私だけ落選しとても悔しい思いをした。
その悔しさがバネになり、より自身の作品に真摯に向き合い制作をすることができた。

<受賞作品について>
モチーフや素材、色や絵具の配置など、画面を構成する要素と繊細に向き合い絵画を創造する。
素材の持つ性質に着目し、自身の手で布を染めたり二重に重ねて用いたりと、モチーフの持つ固有の性質と互いに補完し合えるようにその都度選択・手入れを重ねる。
画面から剥き出された支持体は花の花弁のような表情を生み出すように、布や絵具の塊による素材の群生と図像をお互いに変容し合い、草花が群生している庭の光景を創出する。


■桝田倫広審査員賞 安齋茉由



【作 家 名】 安齋茉由( Mayu Anzai )
【作 品 名】 free park 5
【制 作 年】 2021
【サ イ ズ】 97 × 145.5 cm
【技  法】 油彩・鉛筆・木炭・キャンバス



<プロフィール>
1999年生まれ 東京都在住
2021年 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻4年在籍

<受賞の言葉>
このような賞を頂けてとても嬉しく思います。今回応募した作品は、私にとって新たな試みをしたものでキャンバスに入るまでに何枚もドローイングをし、試行錯誤をして形になったものでした。
少し緊張しますが作品をたくさんの人に見てもらえること、そこから何かを感じてもらえるかもしれないと思うと嬉しく、ワクワクします。
今回評価を頂けたことに自信をもって、自分の制作に向き合っていきたいと思います。

<受賞作品について>
この作品は私が思う自由を描いたものです。
社会や性別の枠の中にいて息苦しいと思うとき無意識に描いていたのがらくがきでした。私にとって自由というのは、そういったらくがきやドローイング、夏の実家で見る海のようにどこまでも続き波打つ田んぼにあるように思えました。また、自由というのを考えるほどそれは心地よい虚無のようにも思えます。


■ユアサエボシ審査員賞 松浦美桜香




【作 家 名】松浦美桜香(Mioka Matsuura)
【作 品 名】人物画
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】130 × 100 cm
【技  法】木炭・木炭紙





<プロフィール>
2001年生まれ 東京都在住
2021年 多摩美術大学美術学部絵画学科1年在籍

<受賞の言葉>
 この度はシェル美術賞の審査員賞を頂き誠に感謝申し上げます。このような栄えある賞を頂けたことを光栄と思うと同時に、今まで支えてくれた両親や友人、今までお世話になった先生方のおかげであると思っています。今の私の作品には、幼少期から通っていたアートスクールや中学高校時代に通っていた美術予備校、現在通っている大学など全ての要素が欠かせないものだと実感しています。

<受賞作品について>
街中や電車内など、日常生活を送っている中で自身の絵画に取り込みたいと感じた人物を記憶し、自分の中にインプットしたものを等身大の人形として出力する。さらにその人形をモチーフにし平面に置き換える。そういった記憶や感覚に頼りながら製作したり、平面に変換するという工程により、自分の無意識下に存在している深層世界と他者との記号的なやり取りを試みた作品です。


■学生特別賞 石川ひかる



【作 家 名】石川ひかる(Hikaru Ishikawa)
【作 品 名】Cold War
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】130 × 162 cm
【技  法】油彩・オイルパステル・木炭・キャンバス



<プロフィール>
1999年生まれ 神奈川県在住
2021年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻4年在籍 

<受賞の言葉>
この度はこのような賞を頂けて大変嬉しく思います。
制作のなかで少しづつ変化していく作品たちですが、今回出展した作品は私の中で重要な岐路となったように感じていました。そのような作品が受賞したのは喜ばしく、また自分への自信につながることとなりました。
私に関わってくださっているすべての方と、シェル美術賞に関わる皆様に厚く御礼申し上げます。

<受賞作品について>
住んでいた家の風景を描きました。
家という一つの場所に、印象深い出来事やモチーフを点在させています。
同じ言葉で定義される出来事であっても、人によってその出来事には違いがあります。私が体験したことは、私の中にだけ残るものです。それを留めておきたいという気持ちで制作しました。


■ 学生特別賞 佐藤絵莉香




【作 家 名】佐藤絵莉香(Erika Sato)
【作 品 名】ローカル
【制 作 年】2021
【サ イ ズ】162 × 112 cm
【技  法】油彩・キャンバス






<プロフィール>
1996年生まれ 神奈川県在住
2021年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース2年在籍

<受賞の言葉>
学生生活最後の年に学生特別賞を受賞出来たことをとても嬉しく思っています。絵を描いてきて、時に上手くいかず、挫けそうになったこともありましたが、自分を信じてずっと絵を描き続けてきたことが今に繋げられた気がします。今回のことが自分の背中を押し、もっともっとよりいい絵をたくさん生み出せるようにこれからも描き続けます。なにより多くの方々に見て頂き、なにかを感じ取って貰えたら幸いです。
<受賞作品について>
手を中心に大きく描きたいと、ふと自分の左手をぼんやりと眺めながら考えて描き始めました。描き進めていくと昔、占い師に手相を見てもらった時に言われたことなどを思い出しました。「ご先祖様に守られている」とか「海外に縁がある」と言われた言葉から幽霊と飛行機を描いていくと、段々と自分の地元に見えてきて、地元の工場の煙突などを連想ゲームのように描いていきました。地元と手相の共通点を結いでいく作業が楽しかったです。

                                                 以上
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