次世代型インターンシップ「StudyJam」とは?商社発ベンチャー・エクオル×中京テレビのイノベーター人材に求められる「ことづくり」 | 東京都市大学特別講義

企業と学生を繋ぎ、ダイレクトなコミュニケーションを提供する次世代型インターンシップ「StudyJam」が、東京都市大学で開講されている「ひらめき・こと・もの・くらし・ひと」づくりプログラムに登壇!

中京テレビ放送株式会社

東京都市大学で開講されている「ひらめき・こと・もの・くらし・ひと」づくりプログラムにゲスト講師として「StudyJam(スタディジャム 略称:スタジャム)」を共同運営する株式会社エクオル代表取締役CEO星野尚広氏と中京テレビ放送株式会社ビジネスプロデュース局ビジネス開発グループ吉田直史氏が登壇しました。

大学においてもビジネス人材・イノベーター育成の需要が高まる中、StudyJamは企業と学生との間にどのように接点を生み出し機会を提供しているのか、「講義」と「体験」という二部構成にて行われた授業の様子をご紹介します。

「つなぐ」から「つくる」へ。商社発ベンチャー誕生の背景

「ひらめき・こと・もの・くらし・ひと」づくりプログラムは、イノベーション人材を育成すべく、リーダーシップやプロジェクトマネジメントなど、文理の壁を超えた指導方針をとっている実践的なカリキュラムだ。星野氏と吉田氏が担当する講座のテーマは「ことづくり」。

第一部の教壇に立った星野氏は、商社である三井物産の新規事業として株式会社エクオルが誕生した背景を交えながら、「ことづくり」の重要性について語った。

「旧来の商社の付加価値はビジネスとビジネスを『つなぐ』ことにありました。しかし、変化の速い現代において、従来のビジネスモデルが時代に適応しているとは言い難くなってきた。

そこで、三井物産は2030年を見据えたビジョンを掲げました。それが『「つなぐ」から「つくる」への進化』です。主体的にビジネスをつくる。つまり、ことづくりを行う企業にシフトするという旗を立てたのです」

スタートアップの存在意義は「疑問を投げかけること」

そうした背景のもと2018年に誕生したのが、三井物産のビジネスインキュベーションの推進組織「M oon Creative Lab」だ。Moon Creative Labでは三井物産社内からアイデアを公募し、採択されたアイデアを実装。

StudyJamを運営する株式会社エクオルは、Moon Creative Labに採択されたことをきっかけに、202 3年9月に創業された。

商社発のベンチャーとしてエクオルを創業した星野氏は、スタートアップの存在意義を「慣例に疑問を呈すこと」だと説明。その上で、学生たちに日常の中での小さな疑問に目を向けて欲しいとメッセージを投げかけた。

学生のみなさんは、日々の生活の中で『なぜこうなのだろう?』『こうした方がもっと便利ではないか?』『そもそも必要ないのではないか?』といった様々な疑問を抱いているのではないでしょうか。どんな小さなものでも構いません。ぜひ、それを大事にしてください。

なぜなら、それこそが事業の種であり、小さなことを見落とさずに着目できることが価値となるからです。そしてそれらに疑問を呈していくことが、スタートアップ的なマインドなのです」

リアルを知りたい企業と、モチベーションの高い学生を繋げるサービス設計

第二部では、中京テレビ放送株式会社の吉田氏が教壇に立ち、授業に出席をした学生たちが実際にStudyJamのサービスに登録、体験を行った。

StudyJamは高校生・大学生向けに「次世代型インターンシップ」を提供するサービス。

「企業のお悩み」に対して学生たちが回答をするというシンプルなものだが、特徴は企業と学生が対等な立場でコミュニケーションできるサービス設計にある。

主にティーン層をはじめとした若年層向けプロダクトを展開する企業は、リアルなユーザーの声やフィードバックを得る事ができ、学生は従来のインターンシップとは異なる形で企業との接点を持つことができる。つまり、両者をつなげることにより、お互いがメリットを享受できるのだ。

双方のコミュニケーションはLINE公式アカウントを通じて行われる。ユーザーがスタジャムのLINE 公式アカウントに登録すると、メッセージを通じて「企業の担当者が持つリアルなお悩み」が共有され、学生がその悩みにLINE公式アカウント上やフォームから回答する。LINE公式アカウントを用いることで登録、サービスの利用に至るまでが簡素化されており、非常に手軽に利用することができる。加えて、従来のインターンシップのような選考がないため、利用のハードルが低く、多くの学生に開かれたサービスとなっている。

本サービスは学生に無料で提供されており、プロジェクトが完了するとインターンシップ参加証明書が発行される。就職活動における実績として用いられるほか、高い評価を得た学生には企業から別のプロジェクトのスカウトが来るケースもあり、特定の企業と長期的に関わることも可能だという。

吉田氏は、サービスに込めた想いを以下のように語っている。

「ビジネスモデルとしては、企業様から利用料をいただき、学生の方々には無料で利用いただく形になっています。一般的なインターンシップでは金銭の報酬が発生することもありますが、StudyJamでは、両者間で金銭の支払いが発生しないようにしています。

なぜかというと、純粋に企業やプロジェクトに興味を持ち、コミュニケーションをとって欲しいからです。金銭のやり取りが発生すると、興味がないプロジェクトに回答するという可能性もある。そうなってしまっては、建前のコメントになってしまい、想いの入ったホンネを伝えようと思わない可能性があり、企業側にとってもデメリットとなってしまいます。モチベーションの高い方々に利用いただけるよう、サービスの開発に日々取り組んでいます」

「あなたの推し活は?」学生がStudyJamを体験

第二部では吉田氏がサービスのひと通りの説明をしている中、学生たちは実際にサービスを体験。教室のホワイトボードに映し出された二次元コードを読み込み、ユーザー登録を終えると、すぐに企業からの「お悩み」が配信された。

その内容はどのようなものだろうか。まず、届いたのが「みんなの推し活って?」と題されたゲームメーカーからのお悩み。商品企画を行う担当社員が、マーケティングや店舗の企画のために「ユーザーのリアルな声を聞きたい」と、アンケートを投げかけた。

StudyJamでは、こうしたユーザーのホンネをこれまでにない形で提供することから“次世代型コミュニケーションツール”と打ち出している。対等な形で両者を結ぶことで、若年層へのアプローチに悩む企業の課題を解決することを目指している。また、企業が商品開発、マーケティングにおいてどのような視点を大事にしているのか?を学ぶことができるため、学生にもメリットがある。

「StudyJamは既存のインターンシップという制度に疑問を呈することから生まれたサービス」と吉田氏は解説する。

「星野さんがお伝えした通り、世の中のさまざまな場所に多くの疑問、つまり、課題があります。インターンシップってなぜこうなのだろう? なぜ変化しないんだろう? そうした疑問から、住んでいるエリアや学校という枠に捉われない“次世代型インターンシップ”を提供しようと、StudyJamは生まれました。

みなさんが企業の方とコミュニケーションをとることで、これまで触れてこなかった分野に興味の幅が広がるかもしれません。ぜひこのサービスを通じて、色々な企業を知ってもらいたいですし、日々の就職活動や学びに活かしていただきたいと思っています。」

「インターンシップのゲームチェンジャー」になって欲しい。東京都市大学 杉浦正吾教授のコメント

授業を終えた後、「ひらめき・こと・もの・くらし・ひと」づくりプログラムを担当する東京都市大学特任教授の杉浦 正吾氏にお話を伺った。今回、「ことづくり」の特別授業が実現したのは杉浦教授の「学生にサービス開発のプロセスや、物事の捉え方を学んで欲しい」と考えたのがきっかけだった。

「このプログラムの目的の一つに『ゲームチェンジャーを輩出する』というものがあります。インターンシップや就職活動は、自己PRの場です。しかし、学生たちは自分をどうアピールしていいのか分からず、エントリーシートや面接といった採用の場で紋切り型の表現ばかりを繰り返してしまう。つまり、うまく自分を表現することができないのです。

どうしたら、そこから脱却出来るか。自分を表現できるようになるにはどんなインプットが必要か。そうした点を、StudyJamというサービスや、その開発ストーリーを通じて学んで欲しいと思いました。

StudyJamはこれまでにないインターンシップの形を作ろうとしています。あったら嬉しいけれど、様々な制約のもと、これまで実現できなかったサービスではないでしょうか。インターンシップのゲームチェンジャーになることを期待しています。」

■東京都市大学「『ひらめき・こと・もの・くらし・ひと』づくり プログラム」について

https://hirameki.tcu.ac.jp/

■高校生・大学生の皆さんへのサービス紹介動画は、こちらから!

StudyJam 生徒・先生向けお問い合わせページ


■StudyJamとは

「StudyJam(スタジャム)」は、御社だけの高校生コミュニティ構築をご支援する次世代型コミュニケーションツールです。 「若年層向けの商品やサービス、若者抜きの会議で決めようとしていませんか?」 Z世代をはじめとした、若者へのアプローチに課題を感じていらっしゃるご担当者様にご活用頂けます!

主な機能は、次の3つです。

1. 「インタビュー」個別チャットや座談会で深堀り!

2. 「サンプリング」商品やサービスを実際に体験!貴社商品の原体験を創る場にも!

3. 「拡散」スタジャム登録生が身近な人やSNSを通じ、貴社の商品を発信!

「その他・オプション」として PRやキャンペーン施策を連携させたご相談も大歓迎です!

また本サービスをご活用頂き、新たな販促コンテンツの制作(ショート動画、SNS運用、PR動画制作など)もご対応可能です!


■高校生募集の流れ

StudyJamは全国の学校現場と連携して高校生を募集しており、全国各地の高校生が在籍、登録数を拡大中です。ご興味を持っていただけた学校現場の先生方より、生徒に登録案内をおこなう仕組みとしています。昨年来、愛知県や広島県等と連携し、学校の壁を越えた探求型学習の支援など、高校生が実社会と繋がる機会の提供をすべく取り組んで参りました。学校現場に負担をかけることのない「探求学習」「次世代インターンシップ」として様々な高校にご興味を持っていただけることを期待しております。


■株式会社エクオル概要

エクオルは、人手不足の解消や省人化・若年層へのマーケティングリサーチや早期顧客化など、企業の目的に合った知識・経験をもつ人材をオンライン上に呼び出せるデジタルワーク専用のマッチングサービス「メタジョブ!」を提供しています。労働時間やスキルだけではなく “個人の経験を他者に繋ぐことで価値に変える” という新たな仕事の在り方「ライフシェアリング」を実現し、単発オンライン労働市場の開拓と労働人口不足の解消を目指します。

会社名:株式会社エクオル (三井物産子会社)

代表者:代表取締役 & CEO 星野 尚広

所在地:東京都港区北青山3-10-5 Spring Terrace Omotesando 2F

設立:2023年9月14日

サービスURL:https://www.metajob.jp/

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会社概要

中京テレビ放送株式会社

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URL
https://www.ctv.co.jp/indexmenu.html
業種
サービス業
本社所在地
愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60番地11
電話番号
0570-043-340
代表者名
伊豫田祐司
上場
未上場
資本金
10億5600万円
設立
1968年03月