全体の88%が「選べるなら【専業主婦の奥さんを持つ上司】より【共働きの上司】を希望」、その理由とは?
圧倒的多数を獲得した「上司には共働きでいてほしい」との意見の裏側にはどんな思いが?
昨今共働き世帯は増え続け、2021年の厚生労働省の統計では、共働きの世帯はそうでない世帯の2.2倍の多さとなっています。
ハウツーマリーでは、働き盛りと言われる20歳〜40歳の100名を対象に、以下のアンケートを取りました。
専業主婦の奥さんを持つ男性の発言に対して違和感を覚えたことがあったか
もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか
こちらの結果について発表します。
1、「共働きの上司」の方が「奥さんが専業主婦の上司」より良いと答えたのは全体の88%!
アンケートでは、「もし選べるとしたら【奥さんが専業主婦の上司】か【共働きの上司】どちらが良いか」選んでもらいました。
結果は「共働きの上司」の方が良いと考えた人は全体の88%にのぼり、「奥さんが専業主婦の上司」を希望する人数に大きく差をつけました。
(1)「共働きの上司が良い」と希望する理由の抜粋
独身・既婚問わず、働く女性に対する理解がありそうなので共働きの奥さんのがいる人が良いです。
公平な目線で見てくれそうな気がするし、大変さも理解して助け合いを大切にしてくれそう。
あくまで自分の経験上だが、妻が専業主婦の家庭は、夫が「女は家事をするもの」といった刷り込みがあると感じる。子どもの急病で帰らないといけない、などの理解がないと感じたことがある。
妻が専業主婦だと、理解が少ないように感じる人が、これまでの経験から多かったので。
むしろ奥さんが高収入や安定した職業であれば、女性を軽視する事が減って欲しい願望があります。
奥さんが専業主婦の人は自分の生活が自分以外の人のおかげで成り立っていると知らないことが多いから。
自分で家事はしていなくとも、働きながら家事をしている大変さをそばで見ている人でないと、口で男女平等といくら言っていても実際は分かっていない人が多いです。女性が仕事をしながら家庭も回していくという姿を、想像だけではなく身近で目の当たりにしている人でないと、本当の意味で上司と部下の相互理解は難しいと思うからです。
奥さんも同じ立場の方が、その言葉は奥さんにも言えるか?みたいな感じで気遣いができそう
やはり、働く女性や家事の大変さなどに共感してもらえそうという観点から、「共働きの方が良い」との声が大きかったです。また、女性からだけでなく男性からも「共働きの上司が良い」という意見が多い結果となりました。
(2)「奥さんが専業主婦の上司が良い」理由の抜粋
上司の共働きの奥さまと自分を比べられたくない、同じ土俵に立ちたくないので
特にこだわりはないが、上司が仕事をする上では奥さんが専業主婦の方が、仕事に集中して打ち込めるとは思う。 子供の体調不良や病院なども奥さんの仕事として任せられるため。
奥さんが共働きだと、共働きでいることが当たり前と感じている上司より、奥さんが専業主婦の上司の方が、共働きで働いている私のことを、それだけで偉いと感じてくれそうだからです。
2、専業主婦の奥さんを持つ人(父、職場の上司、友人等)からの発言で感じた違和感は?
こちらのアンケートも多くの実体験を回答いただきましたが、多かった順に内容をまとめた表がこちらです。
それでは、各々の理由として上がっていた意見を紹介していきます。
(1位)家事は妻がするものという固定概念がある
「うちは奥さんに全て任せている」という発言が気になることがあります。
専業主婦は家政婦ではないのに、家事をするのは妻の役割だと強く言う男性先輩。子供の病院の引率で仕事を定時であがる同僚にも陰で文句。今は、共働きの家庭が多く、明らかに10年前、それより前とは時代が変わったと思いますが、その変化に気づかない世代もいるのでしょう、育児分担、家事分担に理解がない上司がいます。分担することは妻の尻に敷かれているという考えの上司もいます。
上司との雑談をしてる時に「女の人は家事も仕事もして大変だよね」と言われました。
(2位)家事の大変さを理解しない
「好きな時間に寝れて良いよな」と言っているのを聞いて、家事の大変さを分かっていないと思いました。
「妻は仕事してないで家にいます」という発言は違和感を感じます。収入を得る仕事でなければ「何もしていない」「働いていない」と言われるが、家事や育児が仕事ではないのでしょうかと思う。専業主婦の大変さを知らない人が多過ぎる。
育休を取る人に「家にいる人にさせればいいのに」と上司が言った。普通にアウトだと思う。
職場の上司が、「子育てに関わってきていないから、家庭と仕事を両立することの何がそんなに難しいのか理解できない」と発言していて、 思わず引きました。
(3位)子育てへの大変さや労力への無知
上司の奥さんは専業主婦。そのため、子育ては母親がするものという認識が強いようで、「お子さん今おいくつでしたっけ?」に対し「子どもの年齢なんかわからない、子どもをちゃんと育て上げるのは基本妻の仕事。子どものことなんか考えてたら仕事、出世できない。僕は給与持って帰ってるだけで感謝されないと困る。」などと発言。雰囲気が悪くなりました。女性活躍が推進されても、このタイプの上司がいる限り、女性には仕事が期待されていないのだろうと思うと事実上出世は無理だなと思ってしまいました。
職場の上司から、子どもなんてほっといても大きくなるんだからほっとけといわれたが、自分の妻は専業主婦で子どものことをがっつりとかまっているくせに。と違和感たっぷり。
上司から「女は産休、育休とれるし、子どもの世話を理由に休めるからいいよな。」と言われ、イラっとした。
子供の学校行事等で毎月何かしら有給休暇を取っていると、上司と我が子は同じ小学校に通っているにも関わらず上司に「そんなに学校の行事ってあるの?」と嫌味を言われました。共働き家庭なら今どき、保護者会や授業参観などお父さんの参加も当たり前なのに、何も知らないのかと驚きました。
私が結婚した際に上司が「子供ができたら保育園の送り迎えは旦那にもやってもらえ。仕事続けながらは大変だから」と言ってた。上司に子供の送り迎えをやったことがあるのかを聞くと一回もやったことはないとのこと。やったこともないのになぜうちの夫にはやってもらえというのか理解できない。
奥様のことを「家でいるから気楽なものだよ。子供の相手だけでいいし」と、言っていたので家事も育児も丸投げなんだなと。
子供の用事や病欠でシフトを休みたい時、「また熱ですか?体調管理も母親の仕事です」と言われた。 いつも奥さんに任せきりで子供に関わっていないのが丸わかり。
(4位)専業主婦になるのが子どものためになると考えている
子供がまだ小さいんだから、働いてないで子供たちへの時間を作ってあげなさい、と言われた。
働いている母親に対して、「なぜ子供を預けてまで働くのかわからない」ということを言われた。
こどもがいるのに保育園にずっと預けたままはどうなの?フルタイムの勤務でなければならないの?と声をかけられた。
三つ子の魂百までというし、3歳までは母親の手で育てる方が、まともな大人に育つ、と言われた。まともな大人とは?
子供がいたらつきっきりで母親が見るのが当たり前という考え。今の物価高騰、低賃金でその考えは遅れていると思う。
(5位)男性が家事をすることへ抵抗感がある
男性が家事をやることに対しての抵抗感が強く、「旦那が晩飯の準備をしてくれている」と言うと明らかにイライラされる。
私は男性ですが「家に帰ってから家事とかやっているの?」とか雑談の中でよく言われる。
私が小学生になった頃に母はパートを始めそれを良く思わなかった父。 職場で急に残業になった時、何度も母の職場に電話をかけ、早く帰って来い!と怒った。忙しい中働きに出ている母に、あまりにも理解や協力の無い父を悲しく思った。
(6位)結婚・出産・育児が女性の幸せだという先入観を持っている
早く結婚して子供を作ったら良いよ、というような事を言われました。人の幸せが結婚して家庭に入ることだと思っている感じです。
子供が3人いる上司。未婚で子供がいない私に「子供はいた方がいい、早く産んだ方が良い」「産んだらやめるでしょ?」のような発言が多い。自分の幸せが他人の幸せと同じように捉えているように感じるが面倒なのでスルー。
勤めていたクリニックで先生から、「君の先輩たちは結婚したら順に辞めていくんだから、君がしっかりしないと」と言われました。 結婚したら仕事を続けられないの?と疑問に感じていたら、結婚した女性職員は先生から退職を命じられていたことが分かり、信じられない気持ちでいっぱいになりました。
(7位)男性に家事は向かないと決めつけている
夫が、妻が産後なので早く帰りたいと言うと「男が家に居てもやることなんかないし役に立たない。」と言われた。役に立たないのはあなたでは?
男性社員が育休を取りたいと上司(専業主婦の奥さんがいる方)に打診をしている場面。会社として男性社員の育休も推奨している為断ることはできないのですが、「俺の子供が産まれるときは休み取れなかったからね。それに、どうせ男がいてもできることは何もないから暇してるだけになるよ。」との発言に違和感。「何もできない」のではなく、「何もしようとしなかった」が正しいのでは。共働きをしている夫婦にとっては、女性だけが育児をするというのは偏りがすごくて、あんな言い方をされてしまったらせっかく男性の育児休暇を取れる環境があるのに取りにくい空気が蔓延してしまうのではと思いました。
(8位)家事分担している男性を過度にいたわる発言が目立つ
家事は自分の仕事ではないと考えていて、家事を分担している男性の同僚に「大変だね」と言っていたこと
女性が子育てや子供の行事をするのが当たり前だと思っており、仕事を持っている女性に対して、習い事の送迎を旦那さんがやっているという事に対して過剰反応していた。
私の旦那に子供をみてもらうことがあったときに、1人で子供をみれるのすごいねぇ!とやたら褒めて来た時。
週末はよく夫が子どもたちを連れて遊びに行くという話をすると、「仕事で疲れてるだろうに土日まで家族サービスをしっかりできてるなんてできた旦那さんだな」という発言がありました。こっちも働いているし、自分はその間に家事をしているのに遊ぶだけで夫を褒めることにモヤモヤしました。
(同率8位)稼いでいる自分の方が家事育児を担当する女性よりえらいと考えている
前の職場の上司が自分の奥さんの家事スキルに対して「俺が外で稼いできてやってるんだから、もっと手をかけてやって欲しい」というようなことを言っていて、稼いできてやってるという部分に違和感を感じました。
父は定年退職後家でも母を家政婦のようにこき使う。昔から何もかも父が決定権を持ち、母から思考や意思決定のチャンスを奪っていたのに、母に「主体性がない」と言う。ハイハイと言って使えている母にも違和感。
共働きの女性に対して「フルタイムは亭主をないがしろにしている」「家帰ったら美味しいご飯と温かいお風呂を用意するのが結婚したら当たり前」など持論を語る上司がおり時代錯誤な発言にゲンナリ。
3、まとめ
今回は20〜40歳を対象にしたアンケートでしたが、必ずしも年上の人の発言だけに違和感を覚えるというわけではなく、同年代からの発言について言及する声も多く見られました。
また、「共働きを批判したり女性の幸せを決めつける人に反論するのは面倒だから距離を置いたりスルーする」という声が多く、面と向かって反論するという声はほぼありませんでした。
ハウツーマリーは、どのような形でも幸せになるカップルが1組でも増えるよう、2024年も結婚情報を発信し続けていきます!
■アンケート概要
調査方法:インターネットアンケート
調査期間:2024年4月2日〜2024年4月7日
調査対象:20〜40歳の男女
回答数:100名
調査レポート:https://how-to-inc.com/88-prefer-dual-career-98464
※本アンケート結果を参照する際は、ハウツーマリーのURL(https://how-to-inc.com/)をご利用ください。
株式会社WonderSpace 会社概要
会社名 : 株式会社WonderSpace
代表者:代表取締役 山本 尚宏
本社 : 〒105‐0023 東京都港区芝浦1丁目1ー1 浜松町ビルディング11階D
設立 : 2013年3月
事業 : 広告運用代行事業、マーケティング支援事業、メディア事業
URL : https://wonderspace.co.jp/
株式会社WonderSpaceは、日本社会の未来を見据え、 粋々とした社会の実現に貢献したいと考えています。 弊社が掲げる「粋」とは、世の中やクライアント、ユーザーの人生をより良くしようという想いで、 周囲の方に対する思い遣りを持っていることを「粋である」と定義しています。 世のため人のために日本の社会課題解決に変革を起こし、クライアント様の発展に貢献し、ワクワクを生み出していきます。
株式会社ハウツー 会社概要
会社名 : 株式会社ハウツー
代表者:代表取締役 山本 尚宏
本社 : 〒105‐0023 東京都港区芝浦1丁目1ー1 浜松町ビルディング11階D
設立 :2014年6月11日
事業 : メディア事業・ブライダル事業
URL : https://how-to-inc.com/
株式会社ハウツーが運営するメディア「ハウツーマリー(https://how-to-inc.com/)」は、プロポーズ後に訪れる様々なイベントや理想の結婚指輪、婚約指輪、式場、ドレスにブーケ、式の演出やスタイル選び…結婚にまつわるお悩みから、いまが旬のリアルなトレンド情報まで。愛し合う二人の「知りたい」に、とことん応えるメディアです。
■本件に対する問い合わせ
株式会社WonderSpace 広報担当:media@wonderspace.co.jp
TEL 03-6435-1092 / FAX 03-6435-1095
以下、メディア関係者限定の特記情報です。個人のSNS等での情報公開はご遠慮ください。
■本件に対する問い合わせ 株式会社WonderSpace 広報担当:media@wonderspace.co.jp TEL 03-6435-1092 / FAX 03-6435-1095
すべての画像