川崎市の「キャリア在り方生き方教育」が、エジプト日本学校で採用されました。令和8年5月18日に覚書締結式を開催しました。
今後、エジプト・アラブ共和国国内に69校あるエジプト日本学校で特別活動(Tokkatsu)を中心とした「日本式教育モデル」の導入・普及を行います。
川崎市は、エジプト・アラブ共和国と「キャリア在り方生き方ノート」の活用に関する覚書を5月18日(月)に締結しました。本締結は、平成28年度から推進してきた本市独自の「キャリア在り方生き方教育」の功績が認められたものです。今後、エジプト日本学校(EJS)関係機関が中心となり、エジプト・アラブ共和国国内に69校(2026年2月時点)あるエジプト日本学校にて、特別活動(Tokkatsu)を中心とした「日本式教育モデル」の導入・普及を行います。

なお、川崎市の「キャリア在り方生き方教育」は、社会の一員としての役割を果たすとともに、それぞれの個性、持ち味を最大限に発揮しながら、自立して生きていくために必要な能力や態度を育てる教育モデルです。一般の「キャリア教育」に、共生・協働の精神を培うという視点と、郷土を愛し、将来のふるさと川崎の担い手を育成する視点を加えたものです。
覚書締結に併せて、エジプト国教育技術教育省から本教材を評価した理由や、令和6年度において試行的に授業へ取り入れた際の活用状況、今後の展望についてお話しいただきました。
導入理由
本取組は、教育分野の改善を重要施策の一つとして掲げているエジプト政府が、主体性・協調性・社会性を育み、将来社会を担う人材の育成を目指すエジプト日本学校の教育理念と、川崎市が継続的に実践してきた「キャリア在り方生き方教育」の考え方が高い親和性を有していることから導入が実現したものです。エジプト日本学校では、知識の詰め込みに偏らない、「ライフスキル」を育てる教育の充実が求められており、川崎市の「キャリア在り方生き方教育」の実践と教材が参考となるものとして評価されています。
今後の導入について
日本政府の協力に基づき、日本式教育を導入している現地の子どもたちが通うエジプト日本学校(EJS)69の公立校(2026年2月時点)への導入が決定しています。今後2030年頃までに、エジプト日本学校500校への導入を目指します。日本の「知・徳・体」の全人教育を、「特活(Tokkatsu)」(学級会、日直、掃除、学校行事等)の授業や、体育・音楽等を通じて、主体性、協調性、社会性、規律等の醸成に取り組む方針です。


覚書締結式の実施概要
・日 時 令和8年5月18日(月) 9:00~10:00
・会 場 川崎市役所 南庁舎5階 教育委員会室にて
・出席者
<エジプト・アラブ共和国側>
エジプト日本学校プロジェクト・マネジメント・ユニット長 マレック・アハマド・エルリファイ
エジプト日本学校教育関係者 10名
JICA関係者 6名
<川崎市側>
川崎市教育委員会教育長 落合 隆(おちあい たかし)ほか
覚書締結式の様子


エジプト日本学校プロジェクト・マネジメント・ユニット長 マレック氏のコメント
川崎市のキャリア在り方生き方教育を、エジプト日本学校の子どもたちのキャリア形成に役立てていきます。子どもたちが自分たちで考えたり、他者と協力したりしながら社会性を発揮することは、とても重要なことだと考えています。「キャリア在り方生き方ノート」をもとに、エジプトの環境や文化に合わせて学習を取り入れていきます。これからも子どもたちのより良い成長を支えていきたいと考えています。
教育長のコメント
今回、「キャリア在り方生き方ノート」がエジプトの子どもたちの学びに活用されていること、そして実践において高い評価をいただいていることを、大変うれしく、誇りに思っております。この「キャリア在り方生き方ノート」が、エジプトの文化と融合しながら、子どもたちが自らの人生を考えるための一助となることを、強く願っております。
問合せ先
川崎市教育委員会事務局教育政策室 冨田
電話 044-200-2838
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