普段使いできるものを活用した防災対策状況調査結果

いつ発生するともわからない災害に対し、普段からの 防災への備えが重要です。そのような中、防災用品の定期的な動作確認や、消費期限チェックが煩わしいとの声が多いことがわかりました。そこで今回、ホームセンターの ＤＣＭ 株式会社（本社：東京都品川区、代表取締役社長：石黒靖規、以下、DCM)は、防災用品の備えと定期チェックの現況について アンケート調査を行いました。ここに、調査結果と、具体的な対策方法についてご紹介いたします。

１． 防災用品の 備えの現況

灯りと食事が備品の6割超

防災用品としてどのようなものを備えているのかお聞きしたところ、灯りと食事を確保するための物と回答した方が合計で6割超を占めました。

２.防災用品の定期チェックの現況

定期的な確認は4割超が面倒、防災のためだけに用意するのは3割が面倒

防災用品を揃える際のお困り事についてお聞きしたところ、4割超の方が消費期限・使用期限の確認作業が煩わしいと回答しています。続いて、普段は使わない防災用品を揃えることが面倒との声も３割を占めました。また防災用品を備えていても約6割の方が定期チェックや更新をしていないと回答しており、防災用品は「期限などの定期的な確認作業が必要で煩わしい」とのイメージや、「普段使用しない物」とのイメージが強く、防災用品を揃える際の妨げにもなっていることが分かります。

３.普段使いできることを意識した 防災用品について

約半数の方が、防災用品を日常でも使用したいと考える反面、約４割の方は意識せず

防災用品を揃える条件として、普段使いできることを意識しているかお聞きしたところ、約４割の方は特に意識せずに揃えていると回答し、半数の方は普段使用することを意識して備えていることが分りました。 普段から使用することを想定し防災用品として備えていれば、有事の際にも慌てることなく使用することができます。また、 普段から使用することで、非常時に使用方法が分らない、消費期限が切れていた、などということを防ぐことができます。

４．具体的対策の認知度と今後の意向について

対策①：お庭やアプローチをお洒落に彩るガーデンライトを非常用の灯りとして活用

庭や玄関脇などに設置するソーラー充電式のガーデンライトは約６割の方が知らないと回答した一方、約４割の方が使用したいと回答しました。太陽光で充電できるため、お庭をお洒落に彩るだけでなく、緊急時の非常灯の代替品として使用できます。

対策②：キャンプ 等 で活躍するポータブル電源を 、照明の電源やスマホ等の充電に利用停電時、家族分のスマホなどを一週間程度充電したり、照明や家電製品の電源とすることができるポータブル電源について、半数以上の方が防災用品として準備したいと回答しています。普段からキャンプなどのレジャーで使用できる防災用品として関心が高い状況です。

対策③：アウトドアで活躍する風よけ付 カセットコンロを避難時の食材の温めに活用

屋外で火力を保ちやすい風よけのついたカセットコンロを防災用品として約７割以上の方が使用してみたい回答しました。屋外でも温かい食事を摂るためにカセットコンロは 被災時に有効であると認識している方が多いことが分りました。