【報道参考資料】イラク北部 避難民に総額500万米ドルの現金支給へ 

必需品の入手可能に、避難民受入地域の経済にも貢献

幼い子どもを抱いて避難するヤズディ教徒の女性。© UNICEF/NYHQ2014-1247/Khuzaie幼い子どもを抱いて避難するヤズディ教徒の女性。© UNICEF/NYHQ2014-1247/Khuzaie



※本信は ユニセフ本部の情報を、日本ユニセフ協会 広報室が翻訳、独自に編集
したものです
※原文は http://www.unicef.org/media/media_74850.html でご覧いただけます


【2014年8月20日 エルビル(イラク北部)発】

イラクで続く人道危機への対応として、ユニセフはドホーク州で避難生活を送っている
世帯に直接、現金の支給支援(1回)を行うことをドホーク州政府と合意しました。
総額500万米ドル(約5億1,500万円 ※1米ドル=103円で換算)の支援となります。

ユニセフ・イラク事務所代表のマルツィオ・バビルは「バジェット・カンダラ
(Bajet Kandala)、ザクホ(Zakho)、カンケ(Khanke)で、避難している方々から
話を伺いました。また、ペシュカブル(Peshkabour)の橋を渡ってくる方々も見ました。
ユニセフは支援活動を大規模に実施・拡大していますが、手元に現金があれば、商店
などで生活必需品を子どもに買い与えることができます」と述べました。

ユニセフは総額500万米ドルの現金を支援し、ドホーク州政府は、無条件で1回限りの
給付を行います。住民たちは、地元の市場や商店などで生活必需品を購入できます。
この現金支給によって、避難している世帯は必要なものを購入でき、避難民を受け入れ
ている地域社会の経済にも直接的に寄与することになります。

シリアの国境まで逃れてきたヤズディ教徒の女性たちに水を提供するユニセフ・スタッフ。© UNICEF/NYHQ2014-1171/Khuzaie シリアの国境まで逃れてきたヤズディ教徒の女性たちに水を提供するユニセフ・スタッフ。© UNICEF/NYHQ2014-1171/Khuzaie


今回の合意は、ユニセフの大規模な人道支援のうち、物資の支援を補完するものです。
8月2日以降、ユニセフは、トラック89台分、人道支援物資60トン以上を輸送。避難民
16万2,000人分の飲料水、9万2,000人分の高エネルギーのビスケットをはじめとする
補助食品、10万人分の緊急医療キットなどを提供しています。さらに今後数日内に、
空路と海路で、200トン近い追加支援物資を受け取る予定です。




■ 本件に関するお問い合わせ
日本ユニセフ協会 広報室
TEL:03-5789-2016  FAX : 03-5789-2036  Eメール:jcuinfo@unicef.or.jp
または
Jeffrey Bates, ユニセフ・イラク事務所 広報チーフ, jbates@unicef.org,
+964 780 196 4524
Karim El-Korany, ユニセフ・イラク事務所 広報官, kelkorany@unicef.org
+964-780-92-585-42

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進
するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、
その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子ども
たちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのため
に活動しています。(www.unicef.org)

※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する36の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの
任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国36の国と地域にあるユニセフ国内委員会の
ひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動
の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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会社概要

URL
http://www.unicef.or.jp
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区高輪4-6-12 ユニセフハウス
電話番号
03-5789-2016
代表者名
赤松良子
上場
未上場
資本金
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設立
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