千葉大学が開発した、「いじめ」について考え、議論する 教材シリーズ「私たちの選択肢」のDVD付き教材を無償配布
国立大学法人千葉大学教育学部の藤川大祐教授と片岡洋子教授は、敬愛大学国際学部阿部学准教授、柏市教育委員会、ストップイットジャパン等と連携し、「いじめ」について考え、議論する教材シリーズ「私たちの選択肢」の映像や指導案等を収録したDVD付き冊子「私たちの選択肢 利用の手引き」を作成しました。本冊子は12月25日(火)から無償にて配布します。
本冊子は、学校の先生や教育関係者が実際の授業で活用できる指導案やドラマ映像を収録したDVD教材などから構成されており、誰でも効果的な授業を行えるようになっております。
本冊子は、学校の先生や教育関係者が実際の授業で活用できる指導案やドラマ映像を収録したDVD教材などから構成されており、誰でも効果的な授業を行えるようになっております。
DVD付き冊子「私たちの選択肢 利用の手引き」をご希望の方は、以下のURLよりお申し込みください。
*「私たちの選択肢」専用ページ http://www.stopit.jp/workshop
*「私たちの選択肢 利用の手引き」 http://www.stopit.jp/assets/jpworkshop/Workshop_Brochure.pdf
この授業を通じて、子どもたちが「いじめ」について考え、議論すること、そして互いの違いを尊重し、支え合えるようになってもらえることを願っております。
なお、指導案やワークシート、授業内で活用を推奨している抽選アプリは、「私たちの選択肢」専用ページ( http://stopit.jp/workshop )からダウンロードできます。
いじめの加害者や被害者ではなく、まわりで見ている観衆や傍観者に着目したプログラムです。クラスにいじめを止める雰囲気がある場合にはいじめを止める行動をとる人が多いという研究成果*1を基に、観衆や傍観者だった者が、いじめを止める行動をとれるようにすることをねらいとしています。
*1 藤川大祐・青山郁子・五十嵐哲也,「ネットいじめの芽における小中高生の傍観者行動と文脈要因の違いにおける差の検討」,日本教育工学会第32回全国大会講演論文集,2016, pp.663-664.
○エピソード2「どうする!? SOS 〜 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)教育」
子どもたちが一人で悩みを抱え込まず、早めに報告・連絡・相談をできるようになることを目指したプログラムです。2017年に定められた自殺総合対策大綱において、「子ども・若者の自殺対策を更に推進する」ことが重点課題の1つとされ、その中で「直面する可能性のある様々な困難・ストレスへの対処方法を身に付けるための教育(SOSの出し方に関する教育)」を学校現場において推進することが求められています。子どもたちがSOSの出し方について考えることにより、何か問題を抱えた時には、いち早く適切な相談先にSOSを出せるようになることをねらいとしています。
○エピソード3「自分らしく生きるって? 〜 多様な性を理解する教育」
多様な性について子どもたちが理解することにより、自らの性のあり方について悩みを持つ者が周囲や相談窓口に相談できるようになること、そして先生の理解促進や偏見の是正に寄与することを目指したプログラムです。このプログラムは先の2つと異なり、子どもたちだけでなく、教える側となる先生も対象とした内容としています。性の多様性が尊重される社会とはどんな社会なのか、先生が子どもたちと一緒に学び、考えていくきっかけになることをねらいとしています。
*「私たちの選択肢」専用ページ http://www.stopit.jp/workshop
*「私たちの選択肢 利用の手引き」 http://www.stopit.jp/assets/jpworkshop/Workshop_Brochure.pdf
- 概要
「私たちの選択肢」の教材シリーズには、平成29年5月に開発した「脱いじめ傍観者教育」、新たに開発した「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)教育」と「多様な性を理解する教育」の3つのプログラムがあります。
「私たちの選択肢」の「私たち」とは、一見、映像に出てくる登場人物を指しているようですが、実は教室で映像を見ている子どもたちを指しています。本教材による授業を通じて、子どもたちには「私たちのクラスで誰かが困っているとき、その人は誰かに相談できるだろうか」と考えてもらい、もし不安に思うのであれば自分たちのクラスの雰囲気を変えていけるよう、ひとりひとりが行動できるようになってほしいと願っています。- 授業の特徴
本授業は、中学生を主人公としたドラマ教材を基に進められます。生徒は主人公の立場に立ち、物語の一場面で提示される選択肢のいずれかを、生徒ひとりひとりが選択します。クラス全生徒の選択を反映した確率に基づきドラマの主人公の選択肢は決まり、さらにドラマは展開していきます。授業の最後には、本授業で伝えたいことをまとめた解説映像を視聴します。
この授業を通じて、子どもたちが「いじめ」について考え、議論すること、そして互いの違いを尊重し、支え合えるようになってもらえることを願っております。
- 冊子の特徴
なお、指導案やワークシート、授業内で活用を推奨している抽選アプリは、「私たちの選択肢」専用ページ( http://stopit.jp/workshop )からダウンロードできます。
- 各プログラムの概要とねらい
いじめの加害者や被害者ではなく、まわりで見ている観衆や傍観者に着目したプログラムです。クラスにいじめを止める雰囲気がある場合にはいじめを止める行動をとる人が多いという研究成果*1を基に、観衆や傍観者だった者が、いじめを止める行動をとれるようにすることをねらいとしています。
*1 藤川大祐・青山郁子・五十嵐哲也,「ネットいじめの芽における小中高生の傍観者行動と文脈要因の違いにおける差の検討」,日本教育工学会第32回全国大会講演論文集,2016, pp.663-664.
○エピソード2「どうする!? SOS 〜 ホウレンソウ(報告・連絡・相談)教育」
子どもたちが一人で悩みを抱え込まず、早めに報告・連絡・相談をできるようになることを目指したプログラムです。2017年に定められた自殺総合対策大綱において、「子ども・若者の自殺対策を更に推進する」ことが重点課題の1つとされ、その中で「直面する可能性のある様々な困難・ストレスへの対処方法を身に付けるための教育(SOSの出し方に関する教育)」を学校現場において推進することが求められています。子どもたちがSOSの出し方について考えることにより、何か問題を抱えた時には、いち早く適切な相談先にSOSを出せるようになることをねらいとしています。
○エピソード3「自分らしく生きるって? 〜 多様な性を理解する教育」
多様な性について子どもたちが理解することにより、自らの性のあり方について悩みを持つ者が周囲や相談窓口に相談できるようになること、そして先生の理解促進や偏見の是正に寄与することを目指したプログラムです。このプログラムは先の2つと異なり、子どもたちだけでなく、教える側となる先生も対象とした内容としています。性の多様性が尊重される社会とはどんな社会なのか、先生が子どもたちと一緒に学び、考えていくきっかけになることをねらいとしています。
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