陸上自衛隊中部方面隊との連携に関する実施協定に基づくヘリ映像伝送訓練の実施報告について
NEXCO西日本(大阪市北区、代表取締役社長:前川 秀和)は、災害時における24時間以内の緊急車両の通行帯確保の実現を目的として、陸上自衛隊中部方面隊(以下、「中部方面隊」)との連携に関する実施協定に基づき、中部方面隊が管理するヘリコプターから伝送されるリアルタイム映像の相互確認訓練を実施しました。
本訓練では、高速道路の被災箇所・規模を上空からリアルタイムで概括的に把握するとともに、道路管理者としての情報収集のニーズ等について中部方面隊と相互確認を行いました。
今回の取組みを踏まえ、今後もより一層連携を深め、有事の際には速やかな復旧資機材の確保や早期の復旧等、迅速な対応を図ってまいります。
本訓練では、高速道路の被災箇所・規模を上空からリアルタイムで概括的に把握するとともに、道路管理者としての情報収集のニーズ等について中部方面隊と相互確認を行いました。
今回の取組みを踏まえ、今後もより一層連携を深め、有事の際には速やかな復旧資機材の確保や早期の復旧等、迅速な対応を図ってまいります。
- 【1】今回実施した訓練の内容
高速道路の被災箇所・規模を上空からリアルタイムで概括的に把握し、速やかに復旧資機材を確保することで“災害時における24時間以内の緊急通行車両の通行帯確保”を実現するため
■内容
中部方面隊が管理するヘリコプターから伝送されるリアルタイム映像の相互確認
ポイント(1): 橋梁、のり面、休憩施設等の対象スポット(チェックポイント)を予め選定し、中部方面隊が管
理するヘリコプターから伝送されるリアルタイム映像をもとに該当箇所の状況を正確に把握する
こと
ポイント(2): 有事の際における道路管理者としての情報収集ニーズ等について、中部方面隊と共通認識を持
ち、更なる相互連携を深めること
■実施日
令和4年12月8日(木) 9:00~11:00
■実施場所及び飛行ルート
・リアルタイム映像受信:西日本高速道路株式会社 本社 防災対策室
・リアルタイム映像配信:八尾駐屯地発⇒近畿自動車道⇒阪和自動車道(ヘリコプター飛行)
■参加者
・陸上自衛隊中部方面隊
・西日本高速道路株式会社
■訓練の概略図
- 【2】訓練の実施状況
■リアルタイム映像の相互確認
■訓練の所感(コメント)
・伝送される映像の鮮明度や道路構造物の損傷状況等がどれくらいの精度で確認できるのかといったレベル感を実
感することができた。例えば、地震発生時等に懸念される橋梁部やのり面の損傷がどの程度まで上空から確認で
きるか(ヘリカメラのズーム機能含む)等に関して、把握することができた。
・一方で、伝送された映像を本社内だけでなく、社内の関係支社や事務所に共有するための通信環境の整備や映像
を記録として保存するためのシステム改善等の課題が存在することを認識した。
・近年、新型コロナウイルスの影響によって少し希薄となりつつあった両者の関係性が、今回の訓練企画・実施を
とおして改善され、更なる相互協力体制の強化に繋がったと考えている。本件を契機として、より一層の協力体
制の強化に繋げるべく、今後とも継続的に各種訓練による連携強化に取り組んでまいりたい。
- 【3】NEXCO西日本と中部方面隊が締結している協定
■協定名
陸上自衛隊中部方面隊と中日本高速道路株式会社及び西日本高速道路株式会社との連携に関する実施協定
■目的
災害発生時における相互協力について円滑な連携を図ることを目的とする
■協定の概要
1.被害情報共有
2.高速道路施設、敷地、資機材、物資の貸出、提供(NEXCO→中部方面隊)
3.救援活動に必要となる高速道路、施設の緊急復旧(中部方面隊→NEXCO)
4.定期的な会議及び訓練
■協定締結日
平成24年3月22日
▶陸上自衛隊中部方面隊と連携に関する実施協定を締結しました
https://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h24/0322/
■NEXCO施設の提供など陸上自衛隊への後方支援
・救援活動に必要となるNEXCOが保有する施設、敷地、資機材、物資、通信回線の提供
・緊急開口部を活用した緊急通行車両の通行など
(2) 協定の対象範囲
(3) 協定の連絡体制
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