バーバリーが2021年春夏コレクション「イン・ブルーム」を発表
「2021年春夏コレクションはトレンチコートが夏のビーチで砂と水にまみれるかのような、イギリスのサマータイムから着想を得ました。復活や若さ、絶え間なく再生され生き続ける自然を思い、今回のコレクションを「イン・ブルーム」と名付けました。再生や命の循環など「環」とはとてもシンボリックなものです。水もまた新しさや浄化を表すシンボルです。水を通して命が保たれ、自然が開花するのです。そして全てが循環していくのです。本コレクションは一つのビジョン、一つのストーリーというものにフォーカスしています。それがバーバリーのアイデンティティであり、私のクリエイティビティの源泉であり、そしてバーバリーのDNAなのです」
リカルド・ティッシ、バーバリー チーフ・クリエイティブ・オフィサー
コレクション
「イン・ブルーム」と名付けられた2021年春夏コレクションは、バーバリーのユニークなDNAを讃え、それをモダンなエネルギーで再現しました。世界的に活躍するアーティストであるアンネ・イムホフを迎え、リカルド・ティッシとともにショーを考案し制作しました。イデオロギーと緊張、直感と精密さ、ルールと反抗を追求した美学を通してパワフルなショーが発表されました。バーバリーは常に新しいことを受け入れ、探求し続けています。それにより新しい考え方や環境を提案します。2021年春夏コレクションで、リカルドは深い海の中で繰り広げられる人魚とサメのラブストーリーを思い描き、ファッションの力を通じて、感情を動かし喚起することを試みました。海は常に美しく、時に残酷で、ロマンチックであり、衣服にインスピレーションを与え、イギリスが持つ多面性と自由を表現します。リカルドとアンネ・イムホフとのコラボレーションはファッションとアートの不一致を体現しました。ショーはライブパフォーマンスを通して、フィクションが現実となり、はたまたリアルが非現実となるかのように、表現の自由を追求しました。海岸に波が無作為に打ち上げられるかのように、イギリスの大自然の中で、モデルやパフォーマーの身体の流れをフィーチャーし、自然と人間の共存を讃えています。バーバリーのDNAは常に水と関係しています。ブランドの創業者であるトーマス・バーバリーは、水をはじいて身体を守るためにギャバジンを発明しました。現代においては、水は自由を象徴し、新しい命を花開かせることを意味します。本コレクションでバーバリーは現代におけるコンテンポラリーな神話という新しい幕を開いたのです。
アンネ・イムホフはドイツ出身のビジュアルアーティスト。2017年のヴェネチア・ビエンナーレでパフォーマンス作品「Faust」で金獅子賞を受賞し、2019年にはイギリスのテート・モダンで「Sex」と題されたパフォーマンスを発表しました。今回のコレクションの音楽はアンネ・イムホフと長年作品の制作を共に行なっている、アーティストのエリザ・ダグラスによるライブパフォーマンスが展開されました。
またこの度、バーバリーはラグジュアリーブランドとして初めてツイッチと提携しました。ツイッチを通してショーはエリカ・バドゥ、ロザリア、スティーヴ・レイシー、そしてベラ・ハディッドによりホストされ、ライブで配信されました。
ウィメンズ
トレンチコートは創業以来常にブランドの中核的存在です。今回のコレクションでトレンチコートは、ラバー加工のコットン、レザーとデニムジャケットのディテール、構造的なループバックラペルとカットアウトにより、自由な表現を通してよりエネルギッシュなものになりました。パークコートは大胆なプリントとラバー、キャンバス、レザーにより再解釈されました。ダブルウエストのトラウザーとシアーシャツ、カットアウトされたセーターで反抗的かつ若々しいスピリットが表現されています。フィッシャーマンにインスパイアされたビブフロントのトラウザーはウォッシュドデニムとウール、レザーで仕上げられています。プリントが施されたショーツのディテールが特徴的なシアーシフォンのトラウザーとチュールのレイヤーが施されたストレッチサテンのコルセットドレスは、テクスチャーと透け感でアクセントをつけています。クリスタルメッシュのTシャツとオーバーシャツやコートもコレクションに華を添えました。イブニングには、クリスタルのシアーなドレープドドレス、ポロシャツとレギンス&カットアウトのトラウザー、セーターが付属した短めの丈のイブニングガウンを発表。
メンズ
メンズのトレンチコートはスリーブレスで登場。サメのヒレがモチーフとなったカーコートやピアッシングが施されたシャツ。船乗りのオーバーオールにインスパイアされたキャンバスのボイラースーツ。デニムやウールで仕立て上げられたビブフロントのトラウザーはスムースレザーストラップでアップデイトされ、再構築されたイングリッシュフィットのジャケットやフィッシャーマンジャケットと合わせて。シアーシフォンのトラウザーとオーガンジーのショーツ、カットアウトされたシャツの下にはクリスタルメッシュがアクセントとなったインナーをレイヤーしています。
バッグ
アーカイブにインスパイアされた「ポケットバッグ」は新しいスタイルで登場。オーバーサイズのホーボーバッグや多様な持ち方が可能なクロスボディバッグはカットアウトのディテールが特徴的となっています。2020年秋冬コレクションで登場した「オリンピア」はキャンバスやレザーで新しく発表されました。
シューズ
メンズのブーツは「ポケットバッグ」のカットアウトされたトップハンドルからインスパイアされました。ウィメンズのオーバーニーブーツやアンクルブーツはレザーやラバー加工のナイロン、デニムとキャンバスが施され、ピープトゥミュールはレザーとクリスタルメッシュがあしらわれています。
ハット
ジップポケットが施されたバイザーや、キャンバスとレザー地のフィッシャーマンハットが新しく登場。
キープリント
バーバリーのハウスコードであるトーマス・バーバリー モノグラムやチェックに、神話的なマリンのモチーフとして人魚やサメ、灯台が大胆にプリントされています。
キーカラー
アクアブルー、コバルト、マリナーオレンジ、そしてバーバリーのハウスカラーであるベージュ。
メイクアップ&ヘア
メイクアップ: イサマヤ・フレンチ(バーバリー グローバルビューティーディレクター)
ヘア: シンディア・ハーヴェイ
*バーバリー2021年春夏コレクションは、前コレクション同様カーボンニュートラルとして認定されています。
バーバリー公式サイト
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