Oracle APEX AI Assistant、エンタープライズ・アプリケーションの自然言語ベースによる開発を実現

Oracle APEXのAI機能により、SQLの知識のないユーザーでも2分以内にベクトル検索が実行可能に

日本オラクル株式会社

オラクルは本日、ローコード開発プラットフォームである「Oracle APEX」の最新リリースにおける新たなAIイノベーションを発表しました。新しい「APEX AI Assistant」はアプリケーション開発を簡素化し、豊富な機能を備えた大規模かつミッションクリティカルなアプリケーションを迅速に構築できるよう開発者を支援します。開発者は、アプリケーションを作成するのに自然言語プロンプトを使用して必要な機能とコンポーネントを指定することで、SQL文の自動生成や、ワンクリックでのデバッグ修正の実行ができます。多くの表の名前を覚えておく必要もなくなり、すぐに利用可能な会話型インターフェースを容易にアプリケーションに追加できるようになりました。「Oracle APEX」は、「Oracle Database」および「Oracle Autonomous Database」を含むすべての「Oracle Database」のクラウド・サービスでフルサポートされる無償機能です。開発者の方はこちらから「Oracle Autonomous Database」での無料トライアルを利用できます。

テキサス州オースティン – 2024年6月18日

(本資料は米国2024年6月17日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース( https://www.oracle.com/news/announcement/oracle-apex-ai-assistant-enables-natural-language-based-development-of-enterprise-applications-2024-06-17/ )の抄訳です)


オラクルは本日、ローコード開発プラットフォームである「Oracle APEX」( https://apex.oracle.com/ja/ )の最新リリースにおける新たなAIイノベーションを発表しました。新しい「APEX AI Assistant」はアプリケーション開発を簡素化し、豊富な機能を備えた大規模かつミッションクリティカルなアプリケーションを迅速に構築できるよう開発者を支援します。開発者は、アプリケーションを作成するのに自然言語プロンプトを使用して必要な機能とコンポーネントを指定することで、SQL文の自動生成や、ワンクリックでのデバッグ修正の実行ができます。多くの表の名前を覚えておく必要もなくなり、すぐに利用可能な会話型インターフェースを容易にアプリケーションに追加できるようになりました。「Oracle APEX」は、「Oracle Database」および「Oracle Autonomous Database」を含むすべての「Oracle Database」のクラウド・サービスでフルサポートされる無償機能です。開発者の方はこちら( https://apex.oracle.com/ja/learn/getting-started/ )から「Oracle Autonomous Database」での無料トライアルを利用できます。


「Oracle APEX」の宣言的な開発アプローチにより、複雑な従来のコーディングを置き換えることができ、開発者はミッションクリティカルなエンタープライズ・アプリケーションを100分の1の少ないコードで20倍迅速に構築および導入できます。これまでに2,100万を超えるアプリケーションが構築された「Oracle APEX」は、全世界のあらゆる業界の組織における、85万人以上の開発者にとって最適なプラットフォームとなっています。


オラクルのソフトウェア開発担当シニア・バイスプレジデントであるマイク・ヒチワ (Mike Hichwa) は次のように述べています。「開発者として、また毎日SQLを書く者として、数多くの表の名前、列名、頻繁に使用しない構文を覚えることがいかに大変なことか理解しています。AIアシスタントがコンテキストに沿った列名の決定、JOINS、複雑な構文の生成を行うことは、非常に画期的なことです。そして何よりも、”カンザスシティとウィチタの拠点に直近で出荷されたLサイズのピンクのTシャツの残りをすべて見せてください”といった平易な自然言語を使うことができ、『APEX AI Assistant』がそれを自動化し、正確な結果を示してくれます。」


Trailconは、トレーラーフリート・ソリューションを24時間365日提供し、北米全域で30,000台以上の資産を管理しています。同社は、「Oracle APEX」と「OCI Document Understanding」を活用し、Trailcon 360アプリケーションを構築しました。このアプリケーションは、ジオロケーション、テレマティクス、予防保守、その他の重要な指標に関するリアルタイムの分析と、手作業に代わるシームレスな請求書のダウンロードと統合機能を顧客企業に提供します。


TrailconのITデリバリー担当バイスプレジデントの Giovanni Cani 氏は次のように述べています。「毎月3,000件以上の請求書を87%の精度で処理することができます。『Oracle APEX』とOCIのおかげで、TrailconのITソリューション・チームは俊敏性を維持し、お客様にとって信頼できるデータ・サービスを提供し続けることができます。これは他のローコード・ソリューションよりもはるかにシンプルであり、『Oracle APEX』の今後のバージョン、特にAI機能とプロセスの最適化によって何がもたらされるのか楽しみです。」


Natcorpのテクノロジーおよびイノベーション・ヘッドの Igor Sala Cardoso 氏は次のように述べています。「Natcorpはブラジルで60万人以上のユーザーに人事管理ソリューションを提供しています。『APEX』とAIの組み合わせは、私たちのお客様にとって大きな時間の節約になります。お客様は『APEX』アプリで質問するだけで、数秒で回答を得ることができます。これにより、人事チームは採用戦略のようなコア・コンピテンシーに集中することができ、同時にAIによって運用コストを削減することができます。」


「Oracle APEX」は、「Oracle Database」および「Oracle Autonomous Database」を含むすべての「Oracle Database」のクラウド・サービスに含まれており、先端のアプリケーション・パフォーマンス、および業界でも実績のあるセキュリティ、可用性、スケーラビリティを実現します。たとえば、「Oracle APEX」と「Oracle Database 23ai」( https://www.oracle.com/jp/database/ )の「AI Vector Search」とを併用することで、開発者はドキュメント、画像、およびその他の非構造化データのセマンティック検索と保有するビジネス・データの検索を組み合わせて利用することができます。


The Futurum Groupのリサーチ・ディレクターの Ron Westfall 氏は次のように述べています。「『ローコード』と『的確に成果を得られるローコード』があります。オラクルは最新の『APEX 24.1』を投入することで、生成AIが強固なミッションクリティカル・アプリケーションをより簡単に作成できるよう、どのように開発者を支援しているのかを適切に実証しています。『Oracle Database 23ai』や『Oracle Database@Google Cloud』のような連続した革新と戦略的発表のように、『APEX 24.1』もクラウドとアプリケーション開発に対するオラクルのオープンで協力的なアプローチを示し続けています。」


「Oracle APEX」の新しいAIによる機能強化は次のとおりです。

  • APEX AI Assistant:自然言語によるユーザー・プロンプトから有効なSQL文の作成を可能にします。「APEX AI Assistant」がSQL構文を記憶するため、開発者がSQLクエリを書くことなく自動で作成されます。既存のコードの説明と、コードのバグ修正の提案をシンプルなクリックで実行できるため、開発者は日常的なコーディング・タスクから解放されます。

  • Create App Assistant:自然言語のユーザー・プロンプトから希望する属性と機能を指定することで、新規アプリケーションのブループリント作成が可能です。これにより、新規アプリケーションの開発が簡素化され、開発者は、コードの基本的な部分の代わりに、アプリケーションに独自のカスタマイズ機能を作成することにエネルギーとリソースを集中させることができます。

  • 会話型AIダイアログ:開発者がアプリケーションに簡単に追加できる、すぐに利用可能な会話型インターフェースを通じて、エンド・ユーザーがアプリケーションと自然言語で「会話」できるようにします。その結果、開発者は生成AIや自然言語処理コンポーネントを最初から構築せずに、アプリケーション内でよりリッチなエクスペリエンスを提供することができます。


「Oracle APEX」の新バージョンは、本日より利用可能です。また、7月14日~18日にテネシー州ナッシュビルで開催されるODTUG Kscope24( https://apex.odtug.com/ )のAPEXカンファレンスにおいて、デモンストレーションが行われる予定です。


参考リンク

 ● マイク・ヒチワとアンドリュー・メンデルソンによる生成AIを備えたAPEXの発表( https://www.linkedin.com/events/apexbringsgenaitodevelopers7204164311575867393/ ) (動画)

 ● 技術ブログ( https://blogs.oracle.com/apex/post/announcing-oracle-apex-241 )(英語)

 ● 業界アナリストによるOracle APEXの評価( https://blogs.oracle.com/database/post/leading-industry-analysts-comment-on-the-release-of-oracle-apex-241 )

 ● Oracle Database 23ai( https://www.oracle.com/jp/database/ )

 ● Oracle Application Development( https://www.oracle.com/jp/application-development/ )

 ● Oracle APEXを無料で試す( https://apex.oracle.com/ja/learn/getting-started/ )

 

オラクルについて

オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、https://www.oracle.com をご覧ください。

 

商標

Oracle、Java、MySQL及びNetSuiteは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いたクラウド・カンパニーです。


会社概要

日本オラクル株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月