食品ロス削減・物価高対策の新潮流、冷凍野菜レシピ検索、10年で最大約9.7倍|クックパッド

2025年も前年比36.7%増、「余らせない」「すぐ使える」日常の定番に

クックパッド

利用者数No.1レシピサービス「クックパッド」を運営するクックパッド株式会社は、10月の食品ロス削減月間に合わせて、保存性の高い冷凍野菜を使ったレシピの検索動向を調査しました。その結果、2015年比で検索数は最大約9.7倍と大幅に拡大。特にブロッコリー、ほうれん草、オクラが著しく伸び、主要6素材の平均で2025年(1-9月)も前年比36.7%増と勢いを保っています。冷凍野菜が「生鮮の代替」から「家庭の定番」へと進化していることが明らかになりました(※1)。

■要約

・冷凍野菜レシピ検索、2015年比で最大約9.7倍。 2025年(1-9月)も前年比36.7%増(※1)

・冷凍野菜の輸入量は2024年度121万6,825トンと過去最多を更新。2014年度比33%増(※2)

・主要品目ではブロッコリー、ほうれんそう、えだまめが上位(※2)

・クックパッドには、和洋中あわせて約10,000件の冷凍野菜レシピ

■食品ロス削減と物価高対策

日本では年間523万トンの食品ロスが発生しており(※5)、家庭での「中途半端に余った野菜の使い道」も課題の一つだと考えられます。加えて近年は天候不順や物流コストの上昇を背景に野菜価格が高騰。総務省「消費者物価指数」によれば、2024年の生鮮野菜価格は玉ねぎ149.4、ブロッコリー125.9と高止まりしています(※6)。こうした中、冷凍野菜は「価格が比較的安定」「必要な分だけ使える」という特性を持ち、食品ロス削減と物価高対策を同時にかなえる手段として注目されています。

■冷凍野菜検索の急増

クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」で2025年(1-9月)の冷凍野菜レシピ検索を分析したところ、主要6素材(ブロッコリー、ほうれん草、かぼちゃ、オクラ、インゲン、えだまめ)の平均で前年比36.7%増と大幅な増加が確認されました(※1)。

長期的に見ても冷凍野菜の利用は拡大しており、直近10年(2015年比)では冷凍ブロッコリーが約9倍、冷凍ほうれん草が約4倍と、大幅な伸びを記録しています。

財務省貿易統計によれば、2024年度(2024年4月〜2025年3月)の冷凍野菜輸入量は121万6,825トンと、過去最多を更新しました。輸入量は増加傾向が続いており、2014年度比では33%増となっています。また2024年(1-12月)の主要品目では、ブロッコリー(3万1,350トン)・ほうれんそう等(2万208トン)・えだまめ(1万8,062トン)が上位を占めており、多様な冷凍野菜が輸入されています(※2)。

国内産地でも冷凍野菜の取り組みが広がっています。2025年7月に一般社団法人日本野菜ソムリエ協会が開催した「第2回全国冷凍野菜アワード」では、冷凍の「いんかのめざめ」や「シャインマスカット」が最高金賞を受賞(※4)。国産冷凍野菜の魅力を広める取り組みが広がり、生産者の挑戦が注目されています。

【惣菜・揚げ物にも広がる活用】

冷凍野菜は副菜や汁物だけでなく、惣菜や揚げ物の分野でも活用が広がっています。冷凍インゲンの天ぷら、冷凍えだまめのかき揚げから、冷凍ブロッコリーやほうれん草を活用した作り置きまで、「下処理不要でそのまま調理できる」利便性が支持されており、毎日の食卓はもちろんお弁当用途でも定番化しています。

■冷凍野菜も活用して地球にもやさしい食卓へ

冷凍野菜は「妥協の選択」から「積極的な選択」へと進化しました。冷凍技術が向上したことで、解凍した時に食感やドリップなども少なくなっています。2025年の夏は酷暑であり、この先も天候に関しては安心できない可能性もあります。こうしたなか、食品ロス削減、物価高対策、栄養保持、調理の自由度など冷凍素材の存在価値は高まることと予想されます。無理せず、毎日の料理をたのしみにするために、クックパッドはこれからも生活者の皆様の知恵を届けてまいります。

■クックパッドが提案する<冷凍野菜活用レシピ>

クックパッドには冷凍野菜を活用したレシピが和洋中あわせて約10,000件投稿されています。副菜・お弁当おかずから、スープ、ポタージュ、炒め物まで幅広く、つくれぽ1,000件超の人気レシピも多数存在します。豆腐や大根、キャベツなど「一度に使い切れず余らせがちな食材」と組み合わせたレシピも豊富で、「余らせない」「すぐ使える」調理体験を支えています。

各レシピのリンクはこちら

かぼちゃの塩バターサラダナスとオクラピリ辛中華漬け

ミニ枝豆チーズ揚げほうれん草のナムル

ブロッコリーのパスタブロッコリーのサラダ

【クックパッドについて】

クックパッド株式会社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げる、料理とテクノロジーの会社です。日本を含む世界67カ国・地域、26言語で展開する料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」、料理のAIコーチングサービス「moment」、生鮮食品オンライン市場「クックパッドマート」などを運営しています。私たちは料理を通じて、ヒト、社会、地球の豊かな未来を目指します。

社名 : クックパッド株式会社 https://info.cookpad.com

本社所在地 : 〒153-0044 東京都目黒区大橋2-22-44

代表執行役:佐野 陽光(さの あきみつ)

資本金 : 50,000千円(2025年3月末)

設立年月日 : 1997年10月1日

従業員数 : 105人(2025年3月末 連結ベース)

主要事業 : 毎日の料理を楽しみにする事業

※1「たべみる」 について

・クックパッドの食の検索データサービス「たべみる」

利用者数No.1の料理レシピサービス「クックパッド」の検索・アクセスログデータを活用した、明日の食が見えるビッグデータサービスです。食材・地域・季節・食用シーン(誕生日や運動会など)といった様々な切り口で分析を行えます。

「たべみる」データご利用時は、以下クレジットのご掲載をお願いします。

 ※使用ツール:クックパッド 食の検索データサービス「たべみる」 ※SI値:Search Indexの略で、1000回あたりの検索頻度です

 ※マッチ度:指定キーワードとの組み合わせ検索頻度を、100回あたりの割合で示す指標

※2 財務省貿易統計「財務省貿易統計による冷凍野菜輸入量(2024年度)」 (※2は年度、※3は暦年ベース)

※3 一般社団法人 日本冷凍食品協会「令和6年(1〜12月)冷凍食品の生産・消費について(速報)」 

※4 一般社団法人日本野菜ソムリエ協会「第2回全国冷凍野菜アワード」

※5 農林水産省「食品ロス量(令和5年度推計値)」

※6 総務省統計局「2020年基準消費者物価指数 2024年平均結果」

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本社所在地
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設立
1997年10月