事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」、宮崎県宮崎市との連携プログラムにより南国フルーツ栽培を手がける「田代農園」の第三者承継を実現。
宮崎県宮崎市清武町で約1haという広い敷地でマンゴー・パパイア農園を営む田代敏徳さん。パパイアは「誘引栽培」という全国的にも珍しい栽培方法を導入しており、外部視察やメディアで取り上げられることも多く、宮崎県のパパイア栽培を牽引する田代農園は、宮崎県内の農業関係者内でも広く知られた存在です。
農家としての顔だけではなく、清武町のシンボル的存在である900年の樹齢の大楠を有する「船引神社」の宮司との二足のわらじで活躍する田代さんは、将来のことを考え農園を誰かに引き継ぎたいと考えていました。
当初から第三者承継を検討していたものの、どのようにすれば良いのかわからなかった田代さんは、宮崎市に相談した際にrelayを紹介され、後継者を募集することとなりました。
▼relayによる後継者募集記事
手塩にかけた自慢の南国フルーツを栽培!温暖な宮崎県宮崎市で、農業にチャレンジしませんか?
URL:https://relay.town/entrustments/344
そんな田代農園を引き継ぐことになったのは、宮崎県に住む岡島和希さん。実は農業協同組合の営農技術員として、田代農園を担当する10年来の仲でした。農家に従事する祖父がおり、小学生のころからいつか自分自身も農業をしたいと考えていた岡島さんは、田代さんが後継者を探していると知り、すぐに後継者として名乗りをあげました。
農業についての技術や知識に長けており、人柄も信頼できる、と田代さんはご自身が手塩にかけて育てた農園を岡島さんへ託すことを決意します。
農業はもちろん大変だが、常に自然と触れ合うことができ、承継後もストレスなく働けている、と笑顔で語る岡島さん。
マッチングに至るまでの経緯や、実際に第三者承継をしてみて感じたこと、第一線で活躍してきた田代さんが考える農業分野の事業承継の必要性や、岡島さんの今後の意気込みについてインタビューを行い、relay Magazineにて公開いたしました。
▼成約事例インタビュー
URL:https://relay.town/magazine/success_tashironoen/
このたびの成功事例は、relayと宮崎市が共同運営する、農業分野の事業承継と移住促進を目的とした連携プログラム「relay the local 宮崎市」をきっかけに生まれました。
全国的に一次産業の後継者問題は深刻で、農業従事者の減少と高齢化に伴い地域農業の担い手確保が急務となっています。また、昨今の燃油・資材・肥料価格の高騰により新規就農者の参入は過去にないほど難しくなっており、農業者の有形・無形の農業資産を第三者に承継する取り組みを充実させることが求められています。
これからもrelayと宮崎市は「relay the local宮崎市」の共同運営を通し「オープンネーム事業承継」を当たり前の文化にするとともに、宮崎市の第三者事業承継による農業分野の事業存続を目指し、持続可能な地域社会の構築に取り組んでまいります。
▼relay the local 宮崎市
https://relay.town/local/miyazaki/miyazakishi
事業承継マッチングプラットフォーム「relay(リレイ)」について https://relay.town/
事業を譲り渡したい経営者と事業を譲り受けたい後継者候補をWeb上でマッチングさせるサービスです。従来、社名や企業情報が伏せられてきた事業承継のマッチングをオープンネームで行い、どんな想いで企業や店舗を運営してきたか、オーナーの横顔を含めた想いを記事化し、後継者候補を広く公募します。これまでのマッチングでは、「買い物に訪れていた小さなパン屋のファン」や「カフェを経営したい夢を持つ夫婦」が後継者となる第三者事業承継を実現。買い手が売り手の事業と想いを深く理解できる、商談率・成約率3年連続No.1(2020〜2022年度)※の事業承継マッチングプラットフォームです。経済産業省による「J-Startup KYUSHU」選定企業。令和4年度から2年連続で、経済産業省の地域・企業共生型ビジネス導入・創業促進事業にも採択されています。
※デロイト トーマツ ミック経済研究所株式会社「国内ビジネスマッチングプラットフォーム市場の現状と展望【2022年・2023年版】」(mic-r.co.jp)
会社概要
社 名:株式会社ライトライト
所在地:宮崎県宮崎市橘通東3丁目3-15 若草金城堂ビル2F
代表取締役:齋藤 隆太
資本金:50,000,000円
設立日:2020年1月6日
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