水上オートバイの水難救助隊「ブループルメリア」が愛知・豊橋で発足
愛知県豊橋市消防本部は、水上オートバイを使う特殊水難救助隊、通称「ブループルメリア」を発足します。市内は一級河川が流れ、海にも面している市内の水難救助体制を強化します。9月10日(日)に発足式を開きました
消防本部には32人で構成する水難救助隊があり、船外機付きゴムボートなどの救命ボートを配備、災害や水難事故に備えています。
本部では数年前から、活動範囲を広げるため水上オートバイ導入の声が出ていました。その様な中、水上オートバイの寄附を頂き、6人の隊員が水上オートバイを操縦するための免許を取得し、訓練を重ねてハード・ソフトの両面がそろったこのタイミングで特殊水難救助隊を立ち上げました。
水上オートバイは、機動力を生かした迅速な救助ができます。また、ボートを航行するには水深が70、80センチ必要ですが、水上オートバイは水深が30センチもあれば航行できるので、隊員の活動範囲が広がります。
運用する水上オートバイ1台は、昨年、市内に本社のある製造・物流業マルアイグループの代表を務める山本晴久さんから寄贈を受けたものです。山本さんの希望も踏まえ、亡くなった奥さんが生前好きだった南国の花プルメリアとボディの青色から、救助隊の通称が「ブループルメリア」と名付けられました。
近年、市内では年間に10件ほどの水難事故が発生しています。
市民の安心、安全のため、消防本部は特殊水難救助隊を発足させ、救助体制を強化します。
10日には豊橋市牛川町の豊川河川敷で発足式を開催し、式典後には、デモンストレーションとして総合水難救助訓練を実施しました。
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