九州地域は運転中のオーディオブック利用が最多!車移動が浸透している地域では音楽やラジオ感覚で耳読書<オーディオブック白書2023>
三大都市圏はタイパ重視傾向。2~4倍速以上での利用が顕著に
さまざまな生活シーンでオーディオブックが利用されるようになり、特に「移動時間(徒歩、バス、電車、自動車含む)」での利用は、全体の約6割を占めており、音楽やラジオを聞く感覚で習慣化されてきています。
※1.日本マーケティングリサーチ機構2022年11月調べ。日本語オーディオブック書籍ラインナップ数調査。
調査概要
調査期間:2023年8月3日(木)~8月7日(月)
調査機関:自社調査
調査対象:「audiobook.jp」ユーザー
有効回答数:620名
調査方法(集計方法、算出方法): インターネットを利用したアンケート調査
調査内容:
(1)オーディオブックを利用するシーン(全体、地域)
(2)オーディオブックを聴く頻度と時間(全体、地域)
(3)倍速利用の傾向(全体、地域)
地域の分け方(八地域区分)
1 北海道
2 東北(青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島)
3 関東(茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川)
4 東海(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知)
5 近畿(滋賀、三重、京都、大阪、奈良、和歌山、兵庫)
6 中国(鳥取、島根、岡山、広島、山口)
7 四国(徳島、香川、愛媛、高知)
8 九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄)
(アンケート上では、「9 海外・その他」も含む)
調査の背景
9月はシルバーウィークが控えており、秋の行楽シーズン、紅葉シーズンに向けて、人の移動が活発する時期になります。今回は「地域」に注目し、地域別にオーディオブック利用の傾向がでるか、「audiobook.jp」のユーザーを対象にした調査を実施しました。
調査結果詳細
(1)オーディオブックを利用するシーン
回答者全体(図1)ではユーザーの57%が「移動中(徒歩、バス、電車)」「運転中」で利用していることがわかりました。地域別(図2)を見ると、移動中、運転中でのオーディオブック利用が高いこと地域は「九州」でした。
(図1)
(図2)
また、図3のように「移動中」と「運転中」を地域別で比較してみると、九州、東北、中国、東海の順で、移動手段が自動車中心である地域が目立っています。通勤の手段として自動車の中で音楽やラジオを聴く感覚と同様でオーディオブックを利用していると推測されます。電車やバスなどの交通網が整っている関東や近畿は少ない傾向です。「家事中」「散歩・運動中」「就寝前」も一定数あり、オーディオブックの利用シーンの幅が広がってきていることもわかります。
(図3)
(2)オーディオブックを聴く頻度と時間
全体(図4)での聴く頻度は「ほとんど毎日」「週4~5日」で約60%とオーディオブックが習慣化しているユーザーが多いことがわかりました。図5のように地域別でみると大きな偏りなくユーザーの方がオーディオブックを聴いていることがわかります。
1日で聴くオーディオブックのおおよその時間を全体でみると「1~2時間」が全体の約60%を占めており、さまざまな娯楽サービスやコンテンツが台頭している中でオーディオブックに費やす時間は長くなっていると考えられます。耳のスキマ時間を活用した「ながら聴き」を実践しているユーザーが増えてきています。
(図4)
(図5)
(図6)
(3)倍速利用の傾向
ユーザーの倍速利用傾向を調査し、全体(図7)で見るとユーザーの約65%が1.0倍速~1.5倍速で聴いていることがわかりました。
地域別(図8)で2.1倍速~4倍速を見てみると、関東を筆頭に、東海、近畿とビジネスパーソンが集中する三大都市圏が含まれる地域において高倍速でオーディオブックを聴いている傾向がでました。「タイパ」を重視、実践しているユーザーが多いことがわかります。
(図7)
(図8)
「audiobook.jp」のドライブモード機能の活用
運転中に特化したドライブモードの再生画面でオーディオブックを楽しむことができます。
(運転中のスマートフォン操作は大変危険ですので、使う時は必ず安全な場所に停車するようにしてください。政府広報オンライン:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201707/2.html)
・常時画面オン機能
画面を触らず一定時間が経過すると画面が消灯しますが、ドライブモードでは常時画面オンの状態になります。スマホを触る必要がなくなり運転中でも安全に聴き続けることが可能です。
・シンプルなボタン構成
通常の再生画面では各種ボタンサイズが小さくスマホ画面を凝視する必要がありましたが、ドライブモードの再生画面では「再生/停止」「30秒巻き戻し」「ふせん」のシンプルな操作に絞り、タップ領域が広くなっています。
スタッフおすすめ!「旅」をテーマにしたオーディオブック作品
「audiobook.jp」を運営するスタッフの「旅」をテーマにしたおすすめ作品を紹介します。聖地巡礼で使ってみたり、自宅で旅にいった気分になれたりするかもしれません。豪華声優陣やナレーターの声を楽しみながら、オーディオブックの世界感を味わってみてください。
『神去なあなあ日常』
・著者:三浦しをん
・出版社:徳間書店
・ナレーター:高梨謙吾,江口拓也,新垣樽助,大地葉,有川知江,岩崎了,片山公輔,佐藤晴男,進藤亜由美,武田幸史,麻鈴,守安凉,門田幸子,依田菜津
・URL:https://audiobook.jp/product/242276
・スタッフおすすめポイント
「WOOD JOB!(ウッジョブ) 神去なあなあ日常」という名前で映画化もされている作品です。三重県美杉町が舞台になっています。秋の行楽シーズンに紅葉を見に行く方も多いはず。林業を通して山を見てみるのも面白いかもしれません。
『ライオンのおやつ』
・著者:小川糸
・出版社:ポプラ社
・ナレーター: 桑島法子,伊倉一恵,清水健佑,高塚正也,田中沙耶,長谷川天音,宮園拓夢,小平桃歌,阪本久瑠実
・URL:https://audiobook.jp/product/262494
・スタッフおすすめポイント
若くして余命宣告を受けた主人公の雫が、残りの人生を生きる場所として選んだのは瀬戸内の島のホスピスでした。穏やかで美しい景色の中に、雫の姿を探してみるのもおすすめです。
『国境のない生き方: 私をつくった本と旅』
・著者:ヤマザキ マリ
・出版社:小学館
・ナレーター: 和村康市
・URL: https://audiobook.jp/product/239212
・スタッフおすすめポイント
14歳で欧州一人旅、17歳でイタリア留学。住んだところは、イタリア、シリア、ポルトガル、アメリカ。漫画家ヤマザキマリをつくった、たくさんの本と、旅と、出会いについて綴ったエッセイ。思わず旅に出たくなる1冊です。
オーディオブックとは
オーディオブックとは、ナレーターや声優が本を朗読した「聴く本」です。耳だけで読書を楽しめるため、文字を読むのが難しい方のほか、ランニング中、電車や車での移動時間、家事の最中など、生活のあらゆるシーンで「ながら読書」を楽しめます。
audiobook.jp(オーディオブックドットジェイピー)
株式会社オトバンクが運営する、日本最大級のオーディオブック配信サービスです。2007年より配信を開始した「FeBe」からリニューアルし、2018年3月よりサービスを開始。オーディオブックのカテゴリー普及に向けてプラットフォームの拡大を目指します。 2022年6月に会員数が250万人を突破。
【サービス概要】
・サービス名称:「audiobook.jp」
・サイトURL:https://audiobook.jp/
・App Storeページ:https://app.audiobook.jp/ios
・Google Playページ:https://app.audiobook.jp/android
・料金体系:
聴き放題プランは、月額1,330円(税込)。入会から2週間は無料でご利用いただけます。
個別購入は作品ごとの購入が可能。(※単行本書籍とおよそ同価格帯(1,200円~1,500円)での配信が中心。)
株式会社オトバンク(本社:東京都文京区、代表取締役社長:久保田裕也)
音声コンテンツを中心とした事業を展開し、「聞き入る文化の創造」「目が不自由な人へのバリアフリー」「出版文化の振興」の達成を目指している、日本最大級の配信数を誇るオーディオブックカンパニーです。500社以上の出版社様と提携し、主な事業として、日本最大級のオーディオブック配信サービス「audiobook.jp」でのオーディオブック販売をはじめ、オンラインブックガイド「新刊JP」(https://sinkan.jp/)を中心とした書籍プロモーション事業も行っています。https://www.otobank.co.jp/
【取材・お問い合わせ】
株式会社オトバンク 窓口
取材や本件に関するお問い合わせはこちらまで
pr@otobank.co.jp
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