【銀座 蔦屋書店】磯﨑寛也詩画集『ソラリスの襞』の刊行記念として、挿画を担当した現代美術家・伊藤公象による作品展を6月10日(金)より開催。

詩画集の挿画のために、伊藤公象が90歳にして挑んだ初のカラードローイングをはじめ、陶作品を展示販売

銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、磯﨑寛也詩画集『ソラリスの襞』(芸術新聞社)刊行記念 伊藤公象作品展を6月10日(金)から6月30日(木)の期間にスターバックス前スペースにて開催いたします。展示作品は店頭・オンラインにて販売いたします。

 

「ソラリスの襞」 紙と土による襞のドローイング 2022年「ソラリスの襞」 紙と土による襞のドローイング 2022年

 
  • 概要
この度、銀座 蔦屋書店では6月10日(金)に刊行される、磯﨑寛也詩画集『ソラリスの襞』の刊行を記念し、同書で挿画を担当した現代美術家・伊藤公象による作品展を開催いたします。

複数の企業の経営に携わりながら、数々のアートプロジェクトをディレクションしている、磯﨑寛也。
青年時代に詩人を志したことがあった磯﨑は、2017年から2度にわたって患った大病をきっかけに、ふたたび作詩に取り組みます。2018年に茨城県水戸市で「ARTS ISOZAKI」というギャラリーをオープンした彼は、現代美術家・伊藤公象らの作品からインスピレーションを得て詩作を深めることとなりました。そのおりに、伊藤より詩集の刊行を勧められます。

今回刊行する詩画集「ソラリスの襞」は、同ギャラリーにおける伊藤の2度目の個展「ソラリスの海《回帰記憶》のなかで」に因んで名付けられました。本書には、大病からの回復過程で「生命を発見」し、そして自らの言葉をみつけた詩人の心の叫びがつづられています。

本書にて挿画を担当した伊藤公象は、土を素材として陶造形をおこなう現代美術家です。土を凍らせる、または、乾燥させることで生じる土の収縮や亀裂など、自然現象を活かした独自の造形は世界的な注目を集めました。1978年のインド・トリエンナーレ、1984年のヴェネツィア・ビエンナーレにそれぞれ日本代表として参加、2009年には東京都現代美術館にて大規模な個展が開催されるなど、その活躍の場は国内外を問わず多岐に渡ります。

本展では、今回刊行する詩集のために伊藤が描き下ろした挿画と立体作品を展示いたします。挿画は、インクでプリントされたイメージに、被せられた陶土が乾燥・収縮することで、紙に複雑な襞(ひだ)のある色彩と形態が出現しました。土に潜むエロス(生命)を表現し続けてきた現代美術の巨匠が90歳にして挑んだ、初のカラードローイングとなります。

詩人・磯﨑寛也との出会いから生まれた伊藤公象の新たな境地。この機会に是非、銀座の地で貴重な作品の数々をご覧ください。

​特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/27114-1804170607.html
 

『ソラリスの襞』 磯﨑寛也・著 伊藤公象・画『ソラリスの襞』 磯﨑寛也・著 伊藤公象・画

  

「ソラリスの襞」 紙と土による襞のドローイング 2022年「ソラリスの襞」 紙と土による襞のドローイング 2022年

 
  • 販売について
銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
店頭|6月10日(金)10時半より販売開始
オンライン|6月17日(金)12時より販売開始
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/730
 
  • プロフィール

磯﨑寛也/Isozaki Hiroya
1965 茨城県日立市生まれ
1989 早稲田大学第一文学部卒業
1995 神戸市にて阪神・淡路大震災被災
2000 (株)ITH 設立 代表取締役就任
2007 N&A(株)代表取締役就任
2010 十和田市現代美術館GM就任
2004 (特非)雇用人材協会創立
2009 (一社)アート& パブリック協会創立
2011 水戸市にて東日本大震災被災
2016 ムスカイ・ボリタンテス創立
展覧会「ムスカイ・ボリタンテス/飛蚊的黙示録」「ユートピア/ディストピア」「ストーリー/ヒストリー2017」企画参加
2017 水戸赤十字病院に脊椎炎で入院
2018 ギャラリーARTS ISOZAKI 設立
2019 茨城電機工業(株)代表取締役就任
(株)QFF設立 代表取締役就任
2022 四万十町「森の美術館」出品
現在、水戸市在住
 


伊藤公象/Ito Koshou
1932 石川県金沢市生まれ
1959 二紀会彫刻部に出品。同人(〜67年、69年退会)
1969 茨城県笠間市に転居
1972 「美術工房 桑土舎」を設立
1975 山本太郎詩集「鬼文」(青土社刊)の装丁
1977 北関東美術展でグランプリを受賞
1978 インド・トリエンナーレでゴールドメダルを受賞
1984 ヴェネツィア・ビエンナーレに日本代表として参加
1985 「’85 涸沼・土の光景」を企画・主宰
1995 女子美術大学芸術学部教授に就任
1996 「土の地平 伊藤公象展─人為と自然の間に」(富山県立美術館)
2002 金沢美術工芸大学大学院専任教授に就任
2002 個展「ウイルス─地の襞、海の襞」(テート・セント・アイヴス/英国)
2009 「伊藤公象 WORKS 1974~2009」展(東京都現代美術館、茨城県陶芸美術館)
2016 茨城県北芸術祭に参加
2017 金沢美術工芸大学名誉客員教授に就任
2018 「水と土の芸術祭2018」に参加
2019 個展「土のひだ」(ARTS ISOZAKI)
2021 個展「ソラリスの海《回帰記憶》のなかで」(ARTS ISOZAKI)
2022 『伊藤公象作品集』出版
 
  • 展示詳細
磯﨑寛也詩画集『ソラリスの襞』刊行記念 伊藤公象作品展

期間| 6月10日(金)~6月30日(木)
会場|銀座 蔦屋書店 スターバックス前
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
協力|ARTS ISOZAKI、小泉晋弥
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/27114-1804170607.html
 
  • 銀座蔦屋書店
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会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月