愛知県・JR春日井駅エリアの組合施行市街地再開発事業『JR春日井駅南東地区 第一種市街地再開発事業』　竣工　　　

　矢作建設工業株式会社（本社：愛知県名古屋市東区/代表取締役社長：髙柳 充広）、野村不動産株式会社（本社：東京都新宿区/代表取締役社長：松尾　大作）及び岡谷鋼機株式会社（本社：愛知県名古屋市中区/取締役社長：岡谷 健広）の3社は、地権者の皆様や地域の方々と推進しております『JR春日井駅南東地区第一種市街地再開発事業』（以下「本事業」）が竣工しましたことを、お知らせいたします。

　本事業は、2014年8月まちづくり協議会が設立、2017年2月に特定業務代行者グループの選定、2017年8月に都市計画決定告示、2018年1月に再開発組合設立認可、2018年9月に権利変換計画認可を経て、2019年3月に工事着手、このたびの竣工に至りました。
　当事業グループ3社は、2017年2月より特定業務代行者として事業参画し、事業協力を行って参りました。

竣工写真（南西より区域全体）

１．立地特性
　本事業エリアは、名古屋市の北東部に位置し、最寄駅であるJR中央本線・春日井駅はJR名古屋駅まで約20分の交通利便性の高い立地です。2015年2月には、春日井市によって「ＪＲ春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」が策定され、その中で、同駅周辺は駅前商業機能が低下しつつある点、細分化した低未利用地が多く存在し、駅前にふさわしい土地利用が図られていない点が課題として挙げられていました。
　このような状況を踏まえ、同市が実施した事業として、「自由通路」、「橋上駅舎」整備など交通結節点機能の強化を核として、駅周辺のにぎわい創出を目指し、民間活力の誘導を図る等の取組みが推進されてきたエリアです。

２.　施設概要
　本事業は、自由通路開通によって利便性の高まったJR春日井駅南口において、都市機能が集約されたコンパクトシティ形成への貢献を目指してきました。暮らしの基盤となる住宅、にぎわいを創出する商業施設、地域に貢献する子育て支援施設など多様な都市機能を有し、JR春日井駅周辺の今後の活性化につながる複合再開発（名称：さくらす春日井）として、南口を明るくにぎわいのある景色に変える、シンボリックな再開発事業です。

駅前広場から望む住宅棟及び商業・業務棟のエントランス

■住宅棟（プラウドタワー春日井）

　プラウドタワー春日井は、当事業グループ2社（野村不動産、岡谷鋼機）が参加組合員として住宅部分を保留床として取得し、2020年6月より分譲を行っています。立地に加え、豊富な間取りプランや充実した設備等を評価いただき、子育てファミリーからシニア層まで幅広い方に評価いただいています。

 

■商業・業務棟（さくらす春日井）

　さくらす春日井は、生活に欠かせない商業・医療・健康・子育て支援施設などがテナントとして入居を予定しています。

■駐車場棟（さくらす春日井パーキング）

　さくらす春日井パーキングは、駐車台数182台が収容可能で、マンション居住者と商業・業務棟利用者が併用する、自走式駐車場です。

３．計画概要
【JR春日井駅南東地区 第一種市街地再開発事業】

本事業 所在地

【プラウドタワー春日井　物件概要】

4．スケジュール
2014 年 8 月　まちづくり協議会設立
2015 年 2 月　「ＪＲ春日井駅周辺地区市街地総合再生計画」策定（春日井市）
2017 年 1 月　再開発準備組合設立
2017 年 8 月　都市計画決定告示
2018 年 1 月　再開発組合設立認可
2018 年 9 月　権利変換計画認可
2019 年 3 月　施設建築物工事着手
2021 年 8 月　竣工