SHE、職場コミュニケーションにおける絵文字利用を調査│職場での絵文字利用は賛否が二極化、“正解なきマナー”が世代間摩擦の火種に

20〜30代女性の6割超が肯定、50代男女の約8割は否定、同じ職場に真逆の価値観が共存する実態が明らかに

SHE

学ぶから働くまでを支援する女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」を運営するSHE株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役CEO/CCO:福田恵里、以下SHE)は、全国の20〜59歳の有職者400名を対象に「職場コミュニケーションにおける絵文字利用」に関する意識調査を実施しました。本調査は、内定式を前に世代や立場によって異なる「デジタル表現」の実態を可視化し、世代を超えた円滑な職場づくりのヒントを探ることを目的としています。
リモートワークの浸透や業務のデジタル化に伴い、職場のコミュニケーションは対面中心から、チャットをはじめとするテキストベースのやり取りへと広がりました。それにあわせて、絵文字やスタンプの利用も一般化しています。
 一方で、日本の職場文化には「絵文字はビジネスにふさわしくない」とする価値観も根強く残っており、明確なルールがないまま世代や立場によって解釈が分かれているのが現状です。その結果、同じ職場でも表現の“正解”が一致せず、日常のやり取りで摩擦や誤解を生む要因となっています。

本調査では、職場での絵文字利用について「賛成42% vs 反対58%」「好ましい42% vs 好ましくない58%」と、実態・評価の両面で賛否が二極化する結果に。特に20〜30代女性の6割超が肯定的である一方、50代男女の約8割は否定的と答えるなど、同じ職場に対照的な価値観が共存していることが明らかになりました。さらに、職場で「表現に気を使いすぎて疲れたことがある」と回答した人は約45%にのぼり、30〜50代の働き盛り世代の女性では半数以上が“表現調整疲れ”を実感するなど、世代・性別による負担の差も浮き彫りとなりました。

■ 調査背景

リモートワークの浸透や業務のデジタル化に伴い、職場のコミュニケーションは対面中心から、チャットをはじめとするテキストベースのやり取りへと広がりました。それにあわせて、絵文字やスタンプの利用も一般化しています。
 一方で、日本の職場文化には「絵文字はビジネスにふさわしくない」とする価値観も根強く残っており、明確なルールがないまま世代や立場によって解釈が分かれているのが現状です。その結果、同じ職場でも表現の“正解”が一致せず、日常のやり取りで摩擦や誤解を生む要因となっています。

SHEでは今回、全国の20〜59歳の有職者400名を対象に、ビジネスシーンで日常的にチャットやメールを利用する“働く世代”の絵文字の利用実態や意識について調査しました。


本調査では以下の観点から可視化を試みています。

  • 絵文字の使用実態と利用シーン 

  • 絵文字に対する評価や感じ方の違い 

  • 世代・性別によるギャップと摩擦の可能性 

絵文字は単なる装飾ではなく、感情を伝えるための「新しいビジネスマナー」としての役割を持ち始めています。しかし同時に、世代や立場ごとに“表現の正解”が真逆に分かれる現状は、職場コミュニケーションにおける“見えないリスク”となりかねません。SHEは本調査を通じて、世代ごとに異なる“表現の感覚”を可視化し、世代を超えた職場コミュニケーションのあり方を探ります。

■ 調査概要

  • 調査目的:世代や性別によって異なる“職場における絵文字利用の価値観”を可視化すること

  • 調査方法:一般+SHE会員へのWebアンケート調査

  • 調査対象:全国の20〜59歳の有職者(男女均等)

  • サンプル数:計400名(20代100名/30代100名/40代100名/50代100名)

  • 調査期間:2025年8月13日(水)〜8月17日(日)

※調査結果は小数点以下第1位を四捨五入しています。

※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【SHE株式会社 調べ】とご明記ください。

 

■ 調査サマリー

今回の調査では、職場での絵文字利用について「賛成42% vs 反対58%」「好ましい42% vs 好ましくない58%」と、実態・評価の両面で賛否が二極化する結果になりました。特に20〜30代女性の6割超が肯定的である一方、50代男女の約8割は否定的と回答し、同じ職場に真逆の価値観が共存していることが浮き彫りになっています。

また、職場で絵文字を使う場面は「社内チャット」が最多で、社外で使う人はごく少数。よく使われる絵文字は🙏(感謝・お願い)・🙇(謝罪・丁寧さ)・😊(スマイル)など、カジュアルさより“ビジネスマナーを補う表現”として定着している実態も明らかになりました。

さらに、コミュニケーションにおいて「相手別・社内外・チーム文化によって表現を変える」と回答した人が最も多く、ビジネスシーンでは状況に応じた表現の使い分けが主流であることが確認されました。一方で、30〜50代の働き盛り世代の女性では半数以上が「絵文字や句点など、表現に気を使いすぎて疲れたことがある」と回答しており、世代の中心を担う働き盛り層ほど負担が大きい傾向が示されました

■ 調査結果

◆ 職場での絵文字利用「賛成42% vs 反対58%」──半々に割れる“正解なきマナー”
  20〜30代女性は約6割が「好ましい」、50代男女は約8割が「好ましくない」

職場で絵文字を「よく使う/ときどき使う」と答えた人は全体の42%、一方で「あまり使わない/まったく使わない」と答えた人は58%にのぼり、利用実態はほぼ半々に分かれる結果となりました。また、「絵文字を使うのは好ましい」と考える人は全体の42%にとどまり、「あまり/好ましくない」と答えた人が58%と、利用評価も同様に真っ二つに割れています。つまり、「職場で絵文字を積極的に使いたい派」と「ビジネスシーンで絵文字は不要だと考える派」が同じ組織内で共存している構図が明らかになり、日常のやり取りで摩擦や誤解を生む要因になっている可能性が示されました。特に世代差は顕著で、20代女性の62%、30代女性の66%が「好ましい」と回答したのに対し、50代男女の76%が「好ましくない」と回答。20〜30代女性は絵文字を肯定的に捉える一方で、上の世代ほど否定的な傾向が強く、世代による意識のギャップが鮮明になりました。

◆ 職場での絵文字利用は「社内チャット」が最多、社外で使う人は少数
──よく使われるのは🙏(感謝・お願い)・🙇(謝罪・丁寧さ)・😊(スマイル)、
        30代女性は🙇を72%利用、一方50代男性は半数が“使わない”

職場で絵文字を使う場面について尋ねたところ、最も多かったのは「社内チャット」で152人が回答しました。次いで「社内メール」が58人、「社外チャット」が39人と続きますが、「社外メール」で絵文字を使う人はわずか13人にとどまりました。また「絵文字は使わない」と答えた人も190人おり、職場での絵文字利用は限定的かつ場面を選んで行われていることが明らかになりました。特に社外に対しては、フォーマルさを優先し絵文字を控える傾向が強いことが見て取れます。

また、よく使われる絵文字の上位は、1位 🙏(感謝・お願い)、2位 🙇(謝罪・丁寧さ)、3位 😊(スマイル)。承認を示す👍(了解・承認)も僅差で上位に入りました。職場における絵文字利用は「カジュアルな装飾」というよりも、感謝・謝罪・承認といった“コミュニケーションを補う表現”として根付いていることが明らかになりました。
さらに世代別でみると、30代女性は🙇を72%が利用しており、「丁寧さ・気遣い」を表す表現が突出。これに対し、50代男性は半数(50%)が「絵文字を使わない」と回答しており、絵文字利用そのものを避ける姿勢が際立ちました。世代・性別によって「どんな場面で・どの絵文字を使うか」が大きく異なることが、改めて浮き彫りとなっています。

◆「相手別・社内外・チーム文化」での“使い分け”が最多
──20~30代女性に顕著、上司と後輩の“間”で調整役を担う世代ならではの特徴

職場のコミュニケーションにおいて「相手別・社内外・チーム文化によって表現を使い分ける」と回答した人は最も多く、全体で140人(年下・親しい人には使う)、131人(社外は句点で締める)、113人(チーム文化で変える)など、状況ごとにルールを切り替えている実態が浮き彫りになりました。
特に20~30代女性では「上司や年上には絵文字を使わない」「チーム文化にあわせる」など、複数の項目で高い数値を示しており、“上司世代”と“後輩世代”の間に立つポジションならではの調整役を担っている様子が伺えます。
一方で、50代男性では「誰に対しても使い分けない」と回答した割合が比較的多く、表現の切り替えよりも一貫したスタイルを貫く傾向が見られました。このことから、柔軟に表現を変える人と、あえて変えない人が同じ職場で共存している構図が明らかになり、世代・性別ごとの価値観の差が摩擦や誤解につながる可能性も示唆されています。

◆職場で“表現調整による疲れ”を経験した人は約45%
──働き盛り世代の女性の半数超が「絵文字や句点など、表現に気を使いすぎて疲れる」と回答

職場のデジタルコミュニケーションにおいて「絵文字や句点など、表現に気を使いすぎて疲れたことがある」と答えた人は、全体の約45%にのぼりました。働く人の半数近くが“表現調整による疲れ”を経験していることがわかります。

特に30〜50代の女性では過半数が疲れを感じており、世代の中心を担う働き盛り層ほど負担が大きい傾向が浮き彫りになりました。一方で男性はいずれの世代でも3〜4割台にとどまり、女性と比べると疲労感は低い結果となっており、絵文字や句読点といった小さな表現の選択が、世代や性別によって心理的な負担に差を生み、職場コミュニケーションの在り方に直結していることがうかがえます。

◆職場チャットの“👍のみ返信”に賛否
──半数は効率的と評価、4人に1人は「冷たく感じる/失礼」と回答。
20〜30代女性は肯定、50代男女は否定が多数

職場のチャットで「了解」「いいね」を示す“👍”だけで返信されたときの印象について尋ねたところ、51%が「特に気にならない/簡潔で良い」と肯定的に回答しました。一方で25%は「冷たく感じる/失礼」と否定的に受け止めており、さらに20%は「問題はないが、できれば言葉も添えてほしい」と答える層も存在しました。

世代別では、20〜30代女性は肯定的に捉える割合が高い一方、50代男女では「冷たく感じる/失礼」と回答する割合が目立ち、同じ“👍のみ返信”でも世代や性別によって評価が大きく分かれる実態が浮き彫りとなりました。


■コミュニケーションの“正解”はひとつじゃない、実践で学べるSHEのプログラム

今回の調査では、絵文字の利用や評価が世代・性別で真逆に分かれるなど、“表現の正解”が一様ではない実態が明らかになりました。こうした違いを前提に、相手に合わせて適切に表現を調整する力が、これからの職場コミュニケーションには欠かせません。

SHEでは、こうしたニーズに応えるために 「ビジネススキル入門|①コミュニケーション編」 コースを提供しています。本コースでは、具体的な会話例から「対話力」や「文章の型」を学びつつ、相手のタイプにあわせた伝え方を実践ワークで習得することを目指します。

  •  こんな方におすすめ:職場でのコミュニケーションを円滑にしたい方、相手に合わせた調整力を身につけたい方 

  • ここがポイント:ソーシャルスタイルを活用し、様々なタイプとの対話方法を学べる/実践ワークで相手に合わせた伝え方を体得できる 

  • 身につくスキル:どの職場でも役立つ“相手に合わせたコミュニケーション力” 

今回の調査結果が示すように、「表現の正解」が世代や立場ごとに異なる今こそ、調整力のあるコミュニケーションスキルが求められています。SHEは今後も、学びを通じて誰もが自分らしく働ける環境づくりを支援していきます。

■ 【今だけ最大70%還元】仕事につながるスキルを獲得!
 「SHElikes(シーライクス)」について

SHElikesは、時間や場所にとらわれずに働ける45以上の職種スキルが定額で学び放題の女性のためのキャリアスクールです。Webデザイン・Webマーケティング・ライティングなど、パソコンひとつで働けるデジタルスキルやクリエイティブスキルを幅広く学べ、私らしい働き方の実現を支援します。

パソコンやスマートフォンなどオンラインで視聴できるコース動画、コーチングやティーチング、同じ目標や趣味嗜好で集まれるコミュニティ、SHElikes内で挑戦できるお仕事案件を提供し、学び続けるための手厚いサポートと学びをすぐに仕事として活かせる仕組みが特徴です。

また、「SHElikesレギュラープラン」は、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助対象です。キャリアチェンジ(転職)を目指す女性を対象に、還元条件を満たす方は全員が受講料の最大70%還元を受けられます。

 ■ SHE株式会社について

SHE株式会社は、「一人一人が自分にしかない価値を発揮し、 熱狂して生きる世の中を創る」をビジョンに据え、 2017年に創業いたしました。 主要事業である『SHElikes(シーライクス)』では、 誰もが自分らしい働き方を叶えられるよう、 WEBデザインやWEBマーケティングなどのクリエイティブスキルレッスンやコーチングプログラム、 仕事機会を提供し、これまでに20万名以上に受講いただいています。

2021年より理想のキャリアや人生の実現のために不可欠なお金の知識の獲得を目指すサービス「SHEmoney」、2023年よりSHEで学んだ方と即戦力を求める企業をマッチングする転職サービス「SHE WORKS」も展開しています。SHE株式会社:https://she-inc.co.jp

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SHE株式会社

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区南青山3丁目7−21
電話番号
-
代表者名
福田 恵里
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2017年04月