「条件が厳しい」「不公平」二輪車の高速料金値下げについて、乗らない人にもアンケート

日本トレンドリサーチ・二輪車の高速料金値下げに関する調査

株式会社NEXER

日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)は、「二輪自動車の高速道路料金値下げ」に関するアンケートを実施し、結果をサイト内にて公開したので、その中から一部を紹介します。
■二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、33.0%が「賛成」
国土交通省は二輪自動車(オートバイ)の高速道路料金を普通車の半額にする割引を2022年4月から実施する方針を固めました。
この割引は、2022年11月までの土日・祝日に、自動料金収受システム(ETC)搭載車で100キロ以上の距離を走行した場合を対象に適用するそうです。

これに対しSNSなどでは喜びの声が上がる一方で、「適用条件が厳しい」「事前申請が必要なのが不可解」などの理由で不満の声も上がっているようです。
実際に全国の皆さんは、二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、どのように思っているのでしょうか。

今回は、全国の男女2,200名を対象に、「二輪自動車(オートバイ)の高速道路料金を普通車の半額にする割引」についてアンケートを実施しました。

※本プレスリリースの内容を引用される際は、以下のご対応をお願いいたします。
・引用元が「日本トレンドリサーチによる調査」である旨の記載
・「日本トレンドリサーチ」の該当記事(https://trend-research.jp/7779/)へのリンク設置

「高速料金に関するアンケート」調査概要
調査期間:2021年3月25日~31日
質問内容:
質問1:自動車に乗る(運転する)ことがありますか?
質問2:二輪自動車(オートバイ)に乗る(運転する)ことがありますか?
質問3:二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、どちらの意見ですか?
質問4:その理由を教えてください。
質問5:現在、各車種ごとに定められている高速道路料金は適正だと思いますか?
質問6:その理由を教えてください。
集計対象人数:2,200人
集計対象:男女

※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。

■二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、どのように思いますか?
まずは、自動車と二輪自動車(オートバイ)について、乗る(運転する)ことがあるか聞きました。


自動車に「よく乗る」方は41.1%、「時々乗る」方は27.1%で、合わせると68.2%の方が自動車に「乗る(運転する)」と回答しました。
一方、二輪自動車(オートバイ)に「よく乗る」方は4.3%、「時々乗る」方は5.0%でした。
二輪自動車(オートバイ)に「乗る(運転する)」方は1割未満と、自動車に比べてとても少ないようです。

続いて、二輪自動車(オートバイ)の「高速道路料金を普通車の半額にする割引」について、どのように思うか聞きました。


最も多かったのは「どちらとも言えない」で49.4%、「賛成」は33.0%、「反対」は17.7%でした。

この回答を質問1・2で聞いている、自動車・二輪自動車に乗る方乗らない方別で集計したところ、以下のようになりました。
※「よく乗る」「時々乗る」と回答した方は「乗る」、「あまり乗らない」「乗らない」と回答した方は「乗らない」にまとめて集計しています。

自動車も二輪自動車も乗るという方の57.4%が「賛成」と回答しました。
また、自動車は乗らないが二輪自動車(オートバイ)は乗るという方も36.1%が「賛成」と回答しました。
やはり、実際にバイクに乗っているという方は「賛成」の方が多いようです。

一方、自動車は乗るが二輪自動車(オートバイ)は乗らないという方の48.7%は「どちらとも言えない」と回答しました。
また、自動車も二輪自動車(オートバイ)も乗らないという方は半数以上の56.9%が「どちらとも言えない」でした。
二輪自動車(オートバイ)に乗らないという方は「どちらとも言えない」という方が多いようです。

それぞれの理由についても聞いたので、一部を紹介します。

「賛成」回答理由
  • 遠距離のツーリングを楽しみやすくなる気がします。(40代・男性)
  • お安くなれば利用者も増えるし遠出もしやすくなると思う。(40代・女性)
  • ガソリンの消費量が上がって経済が回る。(20代・男性)
  • 100km以上の距離というところが気になりますが、現状より下がるのであればよいと思う。段階的に距離数の制限を短くしてほしいと思いますが。(50代・男性)
  • 今よりも安くなるかもしれないなら、ラッキーだと思う。条件は厳しいので適用されることは少ないかもしれないが、ないよりは良い。(20代・女性)
  • ライダー達の行楽を後押ししたい、活性化に繋がるかも。(50代・女性)
  • 道路の使用範囲が普通自動車より少ないので道路の維持費を考慮すると妥当だと思う。(60代・女性)
  • 高速道路自体が高すぎる。旅行者が増えると地方にもお金が落ちて潤い、良いと思う。(40代・女性)

「反対」回答理由
  • オートバイだけはよくない。期間限定もよくない。昔の平日1000円を普通車にも適用の土日のみ運用であれば賛成かな。(50代・男性)
  • 利用者が増えることでコロナ感染者が増えそう。(20代・男性)
  • 二輪車で高速道路に乗ることがあまりなく乗っても100キロも乗らない。(40代・男性)
  • だれでも適用されるわけではないから。条件が整っていないと使えないのはいや。(30代・女性)
  • バイクだけ割引で車は割引がないというのが不公平だから。(30代・男性)
  • オートバイはただでさえ危険だし自動車側も近くにオートバイがいるとすごく気をつかう。高速道路は事故ったら被害が大きくなりがちなのでオートバイの人が増えてほしくない。(50代・女性)
  • 車と比較して、バイクは、追い越しをしたり割り込んできたり小回りがきくぶん、危ない運転が多い。車と同じにすべきだと思う。(30代・女性)

普段バイクを利用する方からは「少しでも安くなると嬉しい」という意見がありましたが、普段バイクに乗らない方からも、「利用者が増え経済の活性化につながる」ため賛成という意見がありました。

一方、「反対」の意見としては、やはり「条件が厳しい」というものもありましたが、「オートバイは事故があった時危険なため、利用者が増えてほしくない」「バイクだけ値下げは不公平だ」という意見もあるようです。

■高速道路料金、「適正だと思わない」が38.6%
続いて、現在、各車種ごとに定められている高速道路料金について、適正だと思うかについても聞いてみました。

「適正だと思う」は22.6%、「適正だと思わない」は38.6%、「わからない」は38.8%でした。

「適正だと思う」「適正だと思わない」回答理由について聞いたので、一部を紹介します。

「適正だと思う」回答理由
  • ある程度考えて設定している金額と思うので。(50代・男性)
  • これ以上高くすれば、利用するのに高くて困るし、宅配便などの料金も高くなって困る。安くすれば利用しやすくなる分、車の排気ガスの量も増えて地球温暖化に拍車がかかる。(40代・女性)
  • 乗用車が大型トラックの料金だったら嫌だから。(40代・男性)
  • 基本的に安全対策、事故対策など高速道路の維持費は必要なので現状は仕方がない事だと思うからです。(50代・男性)
  • 定額だと高い方に引っ張られて料金自体が高くなるから。(60代・男性)
  • 地元では除雪等の経費がかかるので。(50代・男性)

「適正だと思わない」回答理由
  • 遠出する時に、一旦躊躇してしまう。もう少し安いか、もしくは家族での遠出は外出先でもお金を落とすのだから割引があれば嬉しいなと思います。遊び代、食事代等考えると高速代はなるべくかけないようにしてしまうので。(30代・女性)
  • とにかく料金が高い。海外などはフリーの場合が多く、あっても日本の半額以下。(70代・男性)
  • ETCでもっと細かく区分訳分け出来るはず。(40代・男性)
  • 一時は無料化等の話が出たが、基本的には料金が上がるだけで何の改革もされていない。(50代・男性)
  • 確かにバイクの料金は高いと思う。逆の大型車は安いのではないか?(40代・男性)
  • 自動車の区分も雑な段階的料金だし、二輪に至っては250だろうが1200だろうが同じというのは納得いかない。(50代・男性)
  • 仕事で運転している車と遊びで乗っている車、遊びは少し高くとって営業は安めにしてあげてほしい。(70代・男性)
  • コロナ禍の今こそ、普通自動車での移動に割引などの措置が必要だと思うから。また利用者が減っている今だからできることがあるとおもう。(40代・女性)
  • もっと安くすべき。高速道路は、開業後一定期間を過ぎたら無料化するはずだったのではないか?(60代・男性)

以前からバイクは軽自動車に比べて「重量が軽い」「乗車できる人数が少ない」などの理由から、「軽自動車と同じ高速道路料金なのはおかしい」という意見が出ていたようです。

「適用条件が厳しい」などの意見もありますが、高速道路料金が引き下げられれば普段バイクによく乗る方にとってはツーリングに出かける機会が増え、楽しい週末を過ごせそうですよね。

バイクを利用した長距離のお出かけが増えれば、経済の活性化にもつながるかもしれません。


本プレスリリースの内容は、弊社運営サイト「日本トレンドリサーチ」にて公開しております。
https://trend-research.jp/7779/

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業種
サービス業
本社所在地
東京都豊島区東池袋4-5-2 ライズアリーナビル11F
電話番号
03-6890-4757
代表者名
宮田 裕也
上場
未上場
資本金
1億500万円
設立
2012年02月