北海道新幹線開業 沿線周辺エリア旅行動向発表
函館と東北エリアへの注目度上昇!旅行予約が前年比約1.7倍に
北海道新幹線沿線の北海道函館エリアや青森県・岩手県・宮城県は開業とともに旅行先としての注目度が高まり、沿線周辺エリア全体で前年同期比+65.7%(約1.7倍)と伸びています。居住地別の予約状況では、首都圏居住者(※3)が同+73.6%(約1.7倍)、北関東居住者(※4)が同+88.1%(約1.9倍)と関東エリア(首都圏・北関東)から沿線周辺エリアへの予約が昨年比で多く増えています。
【宿泊エリア別伸び率】
地区名称 | 前年同期比 |
北海道 函館エリア | +82.1% |
青森県 | +43.5% |
岩手県 | +49.1% |
宮城県 | +72.3% |
沿線対象エリア合計 | +65.7% |
【居住地別伸び率】
※函館、東北エリア(3県)における旅行者の住居別伸び率
居住地 | 前年同期比 |
東北(※5)居住者 | +53.9% |
首都圏居住者 | +73.6% |
北関東居住者 | +88.1% |
【エリアデータ 居住地別伸び率】
※函館、東北エリア(3県)にそれぞれおける旅行者の住居別伸び率
■函館エリア
居住地 | 前年同期比 |
東北居住者 | +251.0% |
首都圏居住者 | +98.3% |
北関東居住者 | +74.7% |
■東北エリア(3県)
居住地 | 前年同期比 |
北海道居住者 | +95.7% |
首都圏居住者 | +71.2% |
北関東居住者 | +89.2% |
北海道新幹線開業の影響は?沿線周辺エリア状況を分析!
【北海道 函館エリア】
- 終着駅「函館北斗駅」周辺エリアが活況 -
まず注目したいのが、北海道の新たな玄関口として開業される「函館北斗駅」と「木古内駅」がある函館(・湯の川・大沼・奥尻)エリアです。古くから世界三大夜景のひとつと称されている「函館の夜景」や楽天トラベルが実施した「2015年 ココロ潤う。おんな一人旅に人気の温泉地ランキング」(※6)で全国2位に輝いた「湯の川温泉・函館温泉」など、人気観光スポットが多数点在する函館エリアは同+82.1%(約1.8倍)と伸張しました。さらに、首都圏在住者の予約では同+98.3%(約2倍)、東北エリア在住者の予約は、同+251.0%(約3.5倍)と、新幹線開業による利便性向上による結果が見られました。
- 札幌支社のコメント -
函館エリアへの注目度が急激に高まっているいま、函館の観光資源や宿泊施設の魅力を発信するチャンスと捉え「北海道新幹線開業記念特集」ページのリリースや記念プランの販売を促進しています。洞爺湖温泉が開湯100年、札幌からほど近い定山渓温泉が開湯150年と道央圏の温泉場も活気づいており、道内の周遊旅行にも期待しています。
(北海道営業グループ マネージャー 水江隆)
【東北エリア(青森県・岩手県・宮城県)】
- 東北レジャー旅行予約が好調に推移 -
東北エリアは、新駅「奥津軽いまべつ駅」と「新青森駅」、「八戸駅」のある青森県が同+43.5%(約1.4倍)、「盛岡駅」のある岩手県が同+49.1%(約1.5倍)、「仙台駅」のある宮城県が同+72.3%(約1.7倍)と好調で、3県合計の予約が同+63.5%(約1.6倍)と伸張しています。北海道在住者の予約は同+95.7%(約2倍)、北関東在住者が同+89.2%(約1.9倍)と好調です。
青森県はファミリー層の予約が同+51.0%(約1.5倍)と家族旅行の伸びが堅調です。特に古牧温泉のある八戸エリアはファミリー層の予約が同+70.8%(約1.7倍)で、福島県居住者の予約が同+354.8%(約4.5倍)、北海道居住者の予約が同+115.6%(約2.2倍)と大きく伸張しています。
岩手県は、花巻温泉峡・花巻南温泉峡を中心にファミリー層予約が約3割を占める北上・花巻・遠野エリアが同+63.5%(約1.6倍)、一関温泉郷を中心にカップル利用が約25%を占める奥州・平泉・一関エリアが同+97.2%(約2倍)と好調に推移しており、岩手県全域への北海道居住者の予約は同+295.5%(約4倍)と飛躍しています。
宮城県は仙台市内エリアが1名宿泊のビジネス需要の取り込みに成功し、同+79.6%(約1.8倍)と牽引しています。一方レジャー旅行では、白石城やNHKの大河ドラマで話題の真田幸村ゆかりの地である白石・宮城蔵王エリアの予約が同+110.7%(約2.1倍)と好調です。全体の約4割を占めるグループ層(※7)が同+121.8%(約2.2倍)、2割を占めるカップル層が同+91.4%(約1.9倍)となり、レジャー旅行が盛り上がりをみせました。
- 仙台支社のコメント -
今までは「北海道旅行」と「東北旅行」は、わけて考えられていましたが、「北海道新幹線開業」を機に旅行先としての認知を広めていきたいと考えています。今まで以上に東北エリアへのレジャー旅行需要獲得を意識し、東北エリアの各地域を周遊していただけるようなプロモーション・商品展開を進めています。
(東北営業グループ マネージャー 神作健司)
2次交通としての「レンタカー」
新幹線を降りたあとの二次交通としての利用が期待されるレンタカーは、高速道路のキャンペーンとの連携を通して道内全域への周遊を促進しています。「楽天トラベル」サイトでは、トヨタレンタカー(一部の店舗)が「北海道新幹線+レンタカー+高速道路」を組み合わせて利用するとお得になる「レンタカー得トクキャンペーン」を実施しています。割引クーポン付きガイドブックを配布するほか、レンタカーで対象施設を巡ると、北海道新幹線オリジナルグッズや北海道の名産品などが抽選で当たるスタンプラリーに応募できます。また、道内の高速道路が定額で乗り放題になるNEXCO東日本が提供する「北海道観光ふりーぱす」が3月26日から開始されるため、道内周遊を盛り上げる要因となりそうです。
▽2月19日~開催中!「北海道新幹線開業記念特集」はこちら
http://travel.rakuten.co.jp/select/hokkaido/201602/
※1 対象エリアは、北海道 函館・湯の川・大沼・奥尻エリア、青森県、岩手県、宮城県
※2 【旅行動向抽出条件】楽天トラベルでの2016年1月31日時点での予約人泊数実績をもとに前年同期比で算出
-宿泊対象期間:2016年3月26日~5月8日 -国内旅行:国内宿泊(通常、デイユース)、ANA楽パック、JAL楽パック、インバウンド
※3 東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県
※4 茨城県、栃木県、群馬県
※5 青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
※6 「2015年 ココロ潤う。おんな一人旅に人気の温泉地ランキング http://travel.rakuten.co.jp/ranking/special/onna-hitoritabi/
※7 大人3名以上の複数名利用が対象(子連れ利用のファミリー旅行は除く)
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