海の向こうの子どもに選ばれる奇跡
―子どもたちが自分を支援する人を選ぶ、新しい支援のかたち Chosen[チョーズン]―

出会いはチャイルドが選んでくれたことー 日本では、2021年にスタートし、世界各地で数々の特別な絆と物語を生んできたChosen[チョーズン]は、子どもたちが自分の支援者(チャイルド・スポンサー)になってほしい人を選ぶ、新たな支援の始め方です。
今年はフィリピン・サマール島の子どもたちとの出会いをつなぎます。
限定400名で募集し、申し込みの締切りは5月31日です。
子どもたちの幸せと成長を願う「子どもの日」を前に、子どもたちが自らの未来を選ぶ力と、尊厳を持って生きる社会を考えてみませんか。
“選ばれる”というご縁は、支援する側にもこれまでにない喜びをもたらしています。
●Chosen[チョーズン]とは?

Chosenは、2019年にワールド・ビジョン米国で初めて導入されました。これまでの支援者がチャイルドを選ぶ仕組みとは逆に、支援されるチャイルド自身が、支援者(チャイルド・スポンサー)を選ぶという、前例のない発想から生まれました。
「今日、何を食べよう」「どんな服を着よう」「大人になったら、何になろう」 貧困によって、 こうした当たり前の選択が難しい子どもたちがいます。そうした環境にいる子どもたちにとって、「自分で何かを選ぶ」ことは、自ら未来を選びとる力や、切り拓いていく力にもつながります。
Chosenでは、支援者の写真を、子どもたちが一人ずつ見て、自分の支援者を選びます。その子が「なぜその人を選んだのか」は、支援者にも伝えられます。
「お母さんに似ていたから」「好きな色の服を着ていた」
「笑顔が優しそうだった」「なんだかかっこよかった」
その理由は、シンプルで、ときにユニークで、けれどまっすぐ。 “選ばれる”という予想外の出会いは、多くの支援者にとっても、喜びと感動の体験となり、実際にChosenで始まった支援は、より継続される傾向があることもわかっています。
これまでChosenを通して、世界37カ国15万人以上の支援者が子どもたちと出会いました。日本からはこれまでに、ワールド・ビジョン・ジャパン親善大使、酒井美紀さん含め、1,000人以上の方にご参加いただいています。
※Chosen[チョーズン]について詳細はこちら:
動画で観る
●2025年の支援地域はフィリピン、サマール島

今回、ワールド・ビジョン・ジャパンが進めるChosen[チョーズン]で支援者を選ぶのは、フィリピン、サマール島の子どもたちです。国内でも最も貧しく、自然災害の影響も受けやすい地域の一つです。この地域で義務教育を修了できる子どもは約3割。厳しい家計のために、学校を辞めざるを得ない子どもや、早すぎる結婚を強いられる女の子も少なくありません。土地を持たない農家の多くは日雇いの仕事に頼るしかなく、天候や季節、台風や津波などの影響で、収入は不安定です。
●自分を選んでくれたチャイルドのために 参加者の声

2024年、ルワンダでのChosen[チョーズン]に参加したYさん。これまでもワールド・ビジョンのチャイルド・スポンサーとして世界の子どもたちを支援してきました。過去には支援地を訪問するツアーにも参加し、ベトナムとモンゴルを訪問。しかし、2回とも、支援するチャイルドがYさんの姿を見た瞬間に逃げ出してしまったのです。「僕の見た目が少し怖かったせいか・・・」。
そんなYさんをChosenで選んだのは、6才(当時)のエメ君でした。
その理由を聞いてYさんは胸が熱くなりましたー「守ってくれそうだから」。
ルワンダ訪問の際、エメ君はYさんめがけて一直線に走ってきてくれたそうです。Yさんの写真を玄関に飾り、「日本のお父さんができた」とうれしそうに話しているといいます。Yさんは、「年々一人でも多くのチャイルドを支援できるよう仕事を頑張る、それが僕の源です」と語ってくれました。

Chosen [チョーズン]の参加者は、いずれも子どもたちの誰かに選ばれます。
自分を応援してくれる誰かの存在は、子どもたちにとって希望そのものであり、人生を変える力となります。そして、その希望を託す相手として選ばれた支援者にとっても、深い意味を持つ出会いとなります。Chosenは、選び、選ばれることを喜ぶーそんな新しい支援のかたちを世界に広げています。
●5月31日まで限定400名。特設サイトからお申込み受け付け中
Chosen[チョーズン]で始まるチャイルド・スポンサーシップのお申し込み受付は特設サイトで行っています。先着400名限定ですので、早めのお申し込みをお待ちしています。
支援内容は「チャイルド・スポンサーシップ」と変わりなく、貧困、教育、水衛生等、地域に根差した開発援助を行うことで、子どもたちの健やかな成長を目指します。この支援への参加を通じて、貧困をなくそう(目標1)、質の高い教育をみんなに(目標4)、安全な水とトイレを世界中に(目標6)等の持続可能な開発目標(SDGs)の達成にも貢献できます。チャイルドとの交流方法、チャイルド1人当たりの金額(月々4,500円)、送金方法などは通常のチャイルド・スポンサーシップと同じで、手紙や現地訪問等を通じて、チャイルドとのつながりを持ちながら支援の成果を実感していただけます。
なお、ワールド・ビジョン・ジャパンは認定NPO法人として認定されており、皆さまからのご支援金は寄付金控除の対象となります。

◆ワールド・ビジョン・ジャパンとは
キリスト教精神に基づき、貧困や紛争、自然災害等のために困難な状況で生きる子どもたちのために活動する国際NGO。国連経済社会理事会に公認・登録された、約100カ国で活動するワールド・ビジョンの日本事務所です。
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◆チャイルド・スポンサーシップとは
途上国の子どもたちが健やかに成長できる環境づくりを目指し、水衛生、保健・栄養、教育等の地域の課題に取り組む支援プログラム。チャイルド・スポンサーになると、支援地域に住む子ども「チャイルド」をご紹介。手紙や現地訪問等を通じて、チャイルドとのつながりを持ちながら支援の成果を実感していただけます。なお、WVJは認定NPO法人として認定されており、皆さまからのご支援金は寄付金控除の対象となります。
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