九州・宮崎県内企業と連携したインフラツーリズムを本格的に推進
ダム施設見学コースを拡大し、来年度6回募集予定 ―交流人口拡大により地域活性化―
株式会社JTB(本社:東京都品川区 代表取締役社長:髙橋広行、以下JTB)、宮崎交通株式会社(本社:宮崎県宮崎市 代表取締役社長:菊池克賴、以下宮崎交通)、株式会社ソラシドエア(本社:宮崎県宮崎市 代表取締役社長:髙橋宏輔、以下ソラシドエア)、及び九州電力株式会社(本社:福岡県福岡市 代表取締役社長執行役員:池辺和弘、以下九州電力)は、宮崎県の活性化を目的に、電力インフラ(ダムや発電所、送配電設備など)を観光資源としたインフラツーリズムを本格的に推進します。
JTBと九州電力は、2018年11月にダムや発電所周辺地域の活性化を目的としたダムツアーを実施し、大変好評をいただきました。
更なる県内観光資源の発掘と磨き上げを目指し、新たに宮崎交通、ソラシドエアを加えた4社が連携し、各社の強みを融合させたインフラツーリズムを推進します。この取り組みを通じて、より多くの観光客を広く県内外から呼び込み、交流人口拡大を通じた宮崎県の地域活性化及びPRにつなげてまいります。
第1回及び2回ツアーについては、3月22日(金)午前10時から、販売を開始します。
【第1回ツアー概要】
ツアー名: 宮崎県耳川水系ダム・発電所ツアー
見学場所: 九州電力 上椎葉ダム、塚原ダム、山須原ダム ほか
旅行代金: 大人1名 49,000円
出発日:4月20日(土)1泊2日 発着地:宮崎
募集人数: 先着22名様(ただし、18歳以上に限る)
お申込み先: たびーと(http://www.jtb.co.jp/tabeat/)
または、JTB宮崎支店 〔電話:0985-29-3511(平日9:30~17:30)〕
【第2回ツアー概要】
ツアー名:宮崎県一ツ瀬・小丸川水系を巡る電力インフラツアー
見学場所:九州電力 一ツ瀬ダム、小丸川発電所、送配電設備 ほか
旅行代金:大人1名(1室2名以上の場合) 宮崎発:43,000円、東京発:77,000円
出発日:5月22日(水)1泊2日
発着地:宮崎・東京
募集人数: 先着45名様(ただし、18歳以上に限る)
お申込み先: 宮交観光ホームページ(http://www.miyakoh-kanko.com/)
または、宮交観光〔電話:0985-32-2323(平日9:30~17:30)〕
【ツアーのポイント】
通常一般のお客さまが見学することのできない、ダムや発電所内を九州電力社員がご案内
・ ダムの巡視点検作業を体感いただく「キャットウォーク」の歩行体験(上椎葉ダム、一ツ瀬ダム)
・ 今しか見ることができない工事中のダムや発電設備の見学(山須原ダム、塚原発電所)
・ 地下400mにある発電所構内への立入(小丸川発電所)
・ ダム巡視点検通路(キャットウォーク)等で、ドローンによる記念撮影(※)(見学したダムのダムカードとともに、撮影した写真をプレゼント) ※気象状況により、ドローン撮影を実施できない場合があります。
<参考資料>
【上椎葉ダム】
上椎葉ダムは、宮崎県椎葉村にある昭和30年に建設された高さ110mの日本初の大規模なアーチ式ダムで、ダム湖はダム湖百選のひとつです。このダムの水を利用する上椎葉発電所は、最大約9万kWの電気をつくることができます。ツアーでは、保守点検のために設置している「キャットウォーク」にもご案内します。
【塚原(つかばる)ダム】
宮崎県諸塚村に昭和13年に建設された高さ87mの重力式ダムです。建設当時は東洋一の高さを誇り、万里の長城のような小塔や意匠を凝らした欄干など、デザイン性に富んだダムです。国の「登録有形文化財」に登録、経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。このダムの水を利用する塚原発電所は、最大約6万kWの電気をつくることができます。
〔工事中の発電所・ダム〕
【塚原(つかばる)発電所】
塚原発電所(諸塚村)は、設備の老朽化に伴い、既設発電所の隣に新しく発電所を建設中です。新旧建屋や水圧鉄
管が並び立つ光景は、工事期間中しか見ることができません。
【山須原(やますばる)ダム】
山須原ダム(諸塚村・美郷町)は、現在改造工事を実施しており、新たに日本最大のラジアルゲートの据え付け工事が完了しました。新ゲートの背面にご案内しますので日本最大のゲートを間近でご覧いただけます。
【一ツ瀬(ひとつせ)ダム】
一ツ瀬ダムは、昭和38年に建設された高さ130m、長さ416mと美しくカーブを描く九州最大のアーチ式ダムです。保守点検のために設置している「キャットウォーク」にもご案内します。
【小丸川揚水(おまるがわようすい)発電所】
小丸川発電所は、平成19年7月に初号機、平成23年7月に全号機120万kWの営業運転を開始した、九州最大の揚水式水力発電所です。
揚水発電所の特徴は、“発電に使った水をくみあげて(揚水して)再び発電に使う”ことです。電気は貯めることができないため、電気の使用量が少ない時間に下部ダムの水を上部ダムへくみあげて水の形で貯め、使用量の多い時間に上部ダムの水を利用して発電しています。
最近では、太陽光で発電した電気を利用して昼間に揚水を行い、夜に発電するなど、太陽光発電などの再生可能エネルギーの最大限の利用に寄与しています。
【石河内(いしかわうち)ダム】
石河内ダムは、小丸川揚水発電所の下部ダムとして平成19年に建設された長さ185m、高さ48mのコンクリート重力式ダムです。
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