e-メタン国際的アライアンス 「e-NG Coalition」への参画
~エネルギー・輸送業界の脱炭素化へ向けて~
株式会社商船三井(社長:橋本 剛、本社:東京都港区、以下「当社」)は、3月1日、CO2と水素から合成されるe-メタン(註1)の実用化・普及を目指す国際的アライアンスである「e-NG Coalition (註2)」に参画しました。

当社が新たに参画したことで、参画企業数は合計20社となりました。本アライアンスへの参画を通じ、次世代燃料の安定供給のための国際的なサプライチェーンの確立と、海運業界における環境負荷低減の取り組みを加速させてまいります。
e-NG Coalitionは、環境価値の適切な評価基準や制度の整備や全バリューチェーンにかかわる関連企業間の連携強化を促進し、e-メタンの実用化を通じたカーボンニュートラル社会の実現を目指しています。e-メタンは、既存のLNG燃料船で利用が可能な環境負荷の低い次世代燃料として注目を集めています。
当社グループは経営計画「BLUE ACTION 2035」で環境戦略を主要戦略の一つとして位置付け、「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」において、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標に定めています。カーボンニュートラルなe-メタンの舶用燃料としての活用に加え、1983年の参画以来蓄積してきたLNG輸送のノウハウや液化CO2の海上輸送を通じた合成燃料のサプライチェーン開発を通じて、e-メタンの普及およびバリューチェーンの構築に貢献していきます。
【e-NG Coalition 概要】
名称:e-NG Coalition(イーエヌジーコーリション)
設立趣旨:e-メタンの世界的な普及拡大を通じた、カーボンニュートラル社会の実現
設立日:2024年10月20日
設立場所:ベルギー・ブリュッセル
HP: https://www.eng-coalition.com/
活動概要:
①政策提言活動およびロビー活動
②関係者間の協働、イベント主催
③研究・調査の実施および知見の共有
④脱炭素への取り組みのPR
⑤一致した共同声明の発表
(註1) e-メタン:e-メタンは、CO2と水素から製造された合成メタンであり、既存のLNGインフラで利用可能な持続可能で現実的なカーボンニュートラル化の打ち手として、世界的に期待されています。
(註2) e-NG :electric Natural Gasの略称。欧米におけるe-メタンの別称。
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