コミュニケーションスキルは、Z世代が仕事のために開発すべき最大のソフトスキル

ヘイズ・ジャパン

  • 回答者の36%は「コミュニケーションスキル」が仕事においてZ世代が開発すべき最も重要なスキルであると確信している。 

  • 回答者の46%は人材スキルを開発する最善の方法として「職業訓練」を挙げている。 

ヘイズが実施した最近の世論調査は、Z世代が職場で成功するために必要な極めて重要なスキルを明らかにしました。 

同調査によれば、回答者の36%は、「コミュニケーションスキル」が仕事においてZ世代が開発すべき最も重要なスキルであると確信しています。ここでのコミュニケーションスキルは文書作成や口頭でのコミュニケーションにとどまらず、アクティブ・リスニング(積極的傾聴力)、共感力、さらには自分の考えを明確に伝える能力も含まれます。 

コミュニケーションスキルに次いで僅差で2位となったスキルは適応力で、回答者の35%は適応力が不可欠なスキルであると強調しています。テクノロジーがもたらす変化の速度と連動して、環境変化に適応する能力は組織にとって大変重要であり、常に新しい環境に順応する能力が求められます。 

更に、回答者の16%は重要スキルとして「問題解決力」を、同13%はZ世代が開発すべきスキルとして「チームワーク」を挙げています。

人材スキルを開発する最善の方法については、回答者の46%は「職業訓練」を挙げています。職業訓練には、ワークショップ(研修会、勉強会)、オンライン講座、1対1のコーチングが含まれ、これらはすべての人材のスキルアップに役立ちます。 

回答者の31%は「メンターシップ(指導)」がスキル開発の最善の方法であると考えています。これは、経験豊富な人材が若い人材や経験の浅い同僚に対して貴重な知識を共有することを示唆しています。

更に、回答者の13%が「インターンシップ」を、回答者の僅か10%が「自己教育」をスキル開発のための最善の方法であると考えています。これらの結果は、実践的な経験がスキル開発の最も効果的な方法であると回答者が確信していることを示しています。 

世界的なパンデミックにより、Z世代の一部は社会経済的に恵まれていませんでした。このことは、彼らの仕事が主にオンライン上での仕事に制限されていたため、中核的な社会性(社会的スキル)を開発する貴重な機会が失われたことを意味します。すなわち、多くのZ世代は本当に必要なソフトスキルの開発に関して不利な立場に置かれていました。 

スキルアップは従業員にとって有益なだけでなく組織にとっても有益です。生産性を向上し、従業員のつなぎ留めにも役立つからです。結果として、組織は従業員訓練に投資することが強く求められます。ヘイズのグローバル給与ガイドによれば、雇用主は従業員のスキルアップに一般的な関心があります。イギリスでは80%の雇用主が従業員を雇ってスキルアップさせ、アメリカでは51%の雇用主がスキルアップに投資し、アジアでは38.8%の雇用主が既にスキルアップの機会を提供しています。 

ヘイズのDE&Iのグローバル責任者であるビアンカ・ストリングイニは次のように述べています。 

「仕事への期待や振る舞いについてZ世代が異なる見方をしていることは本当かもしれませんが、特定のステレオタイプ(固定概念)に1つの世代をはめ込むことは危険な場合があります。ステレオタイプが正確なことはめったになく、不当な偏見につながる可能性があります。しかし、様々な世代が様々な経験をし、それ故、様々な価値観を持ち、様々な振る舞いをすること - それらすべては等しく有効であり、受け入れられるべきことです - を、私たちは依然として認識しなければなりません。」 

「従業員の成功に役立つ労働環境を備えているか否かを雇用主が評価すべき時期が来ました。仕事上の特典として従業員にトレーニングの機会を提供するだけでは不十分です。経営陣が従業員に学習を奨励し、『仕事をすること』と同じくらい『学習』にも価値を置くべきです。」 

「すべての世代間の労働者間での知識の共有を促進することが、世代をまたがるスキル開発の重要な鍵かもしれません。『コ・メンターシップ(相互指導)』や『リバース・メンターシップ(逆指導)』のスキームにこれらの労働者を集めることは、労働者間での知識共有の促進とスキルアップの効果的で効率的な方法です。この取り組みは、より力強い職場文化の創造にも役立ちます。」 

日本を含むアジア6カ国地域の最新の給与、採用動向について徹底解説しているヘイズアジア給与ガイドはこちらからダウンロードいただけます。

【調査概要】

・調査期間:2024年7月

・調査方法:オンラインアンケート調査

・調査機関:自社調査

・有効回答数(サンプル数): 8,426回答

ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン株式会社(ヘイズ・ジャパン)について 

ヘイズの日本法人として2001年に東京で設立されたヘイズ・ジャパンは、3つの国内拠点(東京本社、大阪支店、横浜支店)を有する人材コンサルティング会社です。13の専門分野(経理・財務、金融、マーケティング・デジタル、人事、IT、保険、法務、ライフサイエンス、事務、不動産、営業、サプライチェーン、製造業)に精通した経験豊富なコンサルタントが、「正社員紹介」「契約・派遣社員」「採用アウトソーシング(RPO)」「ITソリューションズ(業務委託)」の4つのサービスを提供し、企業の人材採用と個人のキャリアアップを支援しています。 

  

ヘイズについて 

ヘイズ(本社:英国)は、グローバルな人材サービスを提供するスペシャリストの人材紹介会社です。2023年6月30日現在、33か国・地域249の拠点(総従業員12,300人)において、20の専門分野に特化したハイスキル人材サービスを提供しています。 

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

URL
http://www.hays.co.jp/index.htm
業種
サービス業
本社所在地
東京都港区六本木1-6-1 泉ガーデンタワー38階
電話番号
03-3560-1188
代表者名
グラント・トレンズ
上場
海外市場
資本金
1517万円
設立
2001年08月