プレイド、AIネイティブなヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」β版を提供開始
KARTE Craftを開発基盤として、マルチチャネルでコンテンツの統合管理とAI時代のコンテンツデータ活用を実現
株式会社プレイド(東京都中央区:代表取締役CEO 倉橋健太)は、マルチチャネルでコンテンツを統合管理できるAIネイティブなヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」をβ版として提供開始します。

AIネイティブなヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」とは
このたび提供開始するCraft Cross CMSは、豊富なAI支援機能を備えたヘッドレスCMSです。ウェブ・アプリ・メール・LINEなどマルチチャネルでのコンテンツ一元管理に対応し、KARTEシリーズおよび外部プロダクトとの柔軟な連携性、さらに各種AI機能との連携による高度な拡張性を備えている点が特徴です。Craft Cross CMSは当社の他のプロダクト導入を前提とせず、単体で月額40,000円から導入できます。
当社は、2024年12月、KARTEシリーズをはじめとしたプロダクト群におけるコンテンツ管理領域の拡充を目的に、Newt株式会社と同社が保有するヘッドレスCMS「Newt(ニュート)」についての資産譲渡契約を締結し、Newtのソースコードを含む技術資産及び知的財産権を譲り受けました(※1)。Craft Cross CMSは、このNewtの技術資産をもとに、独自のKARTEの機能をAIの支援のもと開発できるPaaS「KARTE Craft」を基盤として開発されています。
当社はNewtの技術資産を活かしながら、これからのAI活用を前提としたシステム開発およびマーケティングの業務に対応するAIネイティブなヘッドレスCMSとして、Craft Cross CMSを開発しました。コンテンツ制作・編集支援を行うCopilotや、コンテンツ制作ワークフローをAIで効率化する際などに利用できるRemote MCP(Model Context Protocol)などの機能とともに、KARTE CraftのAI機能群「Craft AI」との連携による高度な拡張性も備え、AIの力でCMSにおけるコンテンツ管理・活用を新たな次元へ引き上げます。
Craft Cross CMSは単体でも活用できますが、KARTEシリーズのプロダクトと組み合わせれば、KARTEで解析する1st Party Customer Dataとコンテンツデータを掛け合わせて、多様かつ強力な活用が可能です。これにより、顧客体験を構成する「誰に(一人ひとりという『人軸』)」「いつ(リアルタイム)」「何を(コンテンツ)」「どこで(マルチチャネル)」の要素を、KARTEの基盤のもと統合的に制御できることになり、体験価値の向上と運用コストの削減を同時に実現します。
Craft Cross CMSの「Cross」には、コンテンツの「マルチチャネル」、KARTEで解析する1st Party Customer Dataとコンテンツデータの「掛け合わせ」が叶える双方のデータの価値向上、エンジニアやマーケターなどコンテンツ管理・活用に関わる人とAIの「協働」の意味が込められています。
今後もCraft Cross CMSは、コンテンツ管理・活用に関連したシステム開発に携わるエンジニアやマーケターをAIの力で支援することを目指して、プロダクト改善と新機能開発を推進していきます。また、KARTEのAIエージェントを備えた新しい施策エディタ「フレックスエディタ」との連携強化をはじめとして、KARTEシリーズを活用する方々がCraft Cross CMSを通してコンテンツとそのコンテンツデータを顧客体験価値の向上へとより繋げやすくできる各種機能の拡充も進めていきます。
Craft Cross CMSの概要は、下記サービスサイトもご覧ください。
https://ecosystem.plaid.co.jp/product/karte-craft/xcms
※1:プレイド、Newt株式会社とヘッドレスCMS「Newt」の資産譲渡契約を締結。マルチチャネルでのコンテンツ統合管理を実現へ(2024年12月10日)
https://plaid.co.jp/news/20241210/
Craft Cross CMSの特徴
ヘッドレスCMSとしての高い完成度
タイトル・本文・タグなど自由度の高いフィールド定義が可能で、チャネルごとに最適なコンテンツを活用できます。ウェブ・メール・アプリ・LINEといったチャネルに加え、KARTEの施策にも利用可能です。コンテンツをKARTEの施策に利用する際は、AIエージェントも備えたKARTEの新しい施策エディタ「フレックスエディタ」を使えます。フレックスエディタで、KARTEのウェブ接客やアプリ内ポップアップなどの施策を直感的に制作・編集できます。また、コンテンツ制作において重要な、きめ細やかな権限管理にも対応しています。

AIがコンテンツ管理・制作・活用を全面的に支援
文案提案や改善補助を行うCopilot、コンテンツ制作ワークフローをAIで効率化する際に利用可能なRemote MCPなどの機能を備え、コンテンツ制作をAIが全面的に支援します。
KARTEとのカスタマーデータ連携
Craft Cross CMSで管理するコンテンツをKARTEのカスタマーデータ(閲覧履歴、属性、行動スコアなど)と結びつけることで、そのコンテンツの表示先として「誰に・いつ・何を・どこで」を統合的に制御できます。例えば新商品の紹介記事を更新すれば、KARTEのセグメント条件に応じてウェブ接客やアプリ内通知、メール施策に即時反映され、一貫した内容を届けられます。
KARTE Craftのプロダクト群との連携による、AI活用と高度な拡張性
Craft Cross CMSは、サーバーレス実行環境「Craft Functions」や静的ホスティング「Craft Sites」といったKARTE Craftのプロダクト群とシームレスに連携するように設計されており、CMSの枠を超えた拡張性の高いシステムを構築できます。
さらに、KARTE CraftのAI機能群「Craft AI」との連携で、コンテンツ活用から顧客体験の向上、業務効率化などを幅広く実現します。
KARTE Craftプロダクト群との連携によるソリューション例
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コンテンツ運用・制作の高度化
CMSでの記事更新に連動した多言語への自動翻訳や、内容のAI要約、ターゲット層に合わせた文章トーンの自動調整を実現し、コンテンツ運用の手間を大幅に削減します。 -
構造データ/非構造データ活用によるパーソナライズ高度化・コミュニケーション最適化
ユーザーの閲覧履歴なども加味した高精度な商品検索、CMSで管理しているFAQナレッジをもとにしたチャットボットの回答自動生成、アンケート自由回答の自動スコアリングとそれに応じたコミュニケーションの最適化が可能です。 -
従業員の業務効率化
チャットオペレーターへの回答案の自動生成による応対品質の向上や、社員向けの営業支援ダッシュボードに表示する複雑な顧客データのAI要約など、従業員の業務を支援します。
先行活用企業のコメント
NRIデジタル株式会社 マーケティングDX事業ユニット長 吉田純一 氏
昨年リリースされた「Craft Sites」による静的なコンテンツ配信に加え、今回「Craft Cross CMS」がリリースされることで、KARTE上でAIを活用したコンテンツ作成も可能になります。Craft Cross CMSとCraft Sitesに加え、Craftの認証機能やAI機能を組み合わせることで、これまでのCMSでは実現が難しかった、AIによるパーソナライズされたコンテンツ配信やリアルタイムな顧客体験の最適化といった『AIネイティブなWebサービス』をKARTE上に構築できます。NRIデジタルでは、これらの機能を活用してお客様のサービスをご支援することに加え、KARTE Craftの機能群を活用した弊社の独自プロダクトの開発を進めています。プレイド様との共創により、これからも革新的なサービスの創出に取り組んでまいります。
株式会社プレイドについて
プレイドは「データによって人の価値を最大化する」をミッションに掲げるテクノロジーカンパニーです。2015年にCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」の正式提供を開始しました。1st Party Customer Dataのリアルタイム解析を強みとするKARTEシリーズのプロダクトとCX戦略策定から実行まで担うプロフェッショナルサービスの提供により、顧客提供価値最大化のための伴走パートナーとして企業の事業成長に貢献します。
https://plaid.co.jp/
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