悩み困りごと1位「YouTube試聴時間が長くなる」発達障害グレーゾーンの子ども夏休みの過ごし方アンケート2023「困りごと解析」結果発表
こんにちは。発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない、5年かかっても見つからなかった悩みの解決方法が5分で見つかることを目指す「パステル総研」です。
まもなく1学期が終わり、子どもにとって待ちに待った夏休みが始まります。
この度、パステル総研では発達障害・グレーゾーンのお子さんをもつお母さんを対象に夏休みの過ごし方のアンケート調査を実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2023年6月23日~6月25日(3日間)
・回答者:パステル総研読者、Twitterフォロワー、メールマガジン読者、Nicotto!塾生、発達科学コミュニケーション基礎講座の受講経験がある方/受講中、発達科学コミュニケーショントレーナー・リサーチャー 計195名
・調査方法:インターネット調査
【データリサーチに関する詳しい報告はこちら】
ログイン・ダウンロード不要でお読みいただけます。
今回データリサーチにご協力くださった方のお子さんに関するデータ
お子さんの学年としては、81%が小学生、12%が中学生、7%が未就学児でした。
夏休みのお子さんのことで心配がありますか?
91%ものお母さんが心配ごとがあると回答されています。
心配ごとがあると回答されたお母さんのお子さんの年代
小学生のお母さんの93%が心配事があると答えた割合が一番多く、未就学児が77%、中学生が83%でした。
小学生では、夏休みの宿題に親のサポートが必要なこともある反面、成長にともなって親とずっと一緒ではなく子どもが好きなことをして過ごす時間も増えるので、お母さんの心配が強くなってしまいます。
では、具体的にどんな心配ごとがあるのか見ていきましょう。
今年の夏休みの心配ごとランキング1位~5位
・第1位 Youtube視聴時間が長くなる 54%
第1位は、 Youtube視聴時間が長くなることを心配だと考えるお母さんが54%と、最も多いです。
夏休みは学校がお休みなので、子どもにとっては自由時間が多くあり、手軽に楽しめるYouTubeを見続けるお子さんが多くなりがちです。
特に発達障害・グレーゾーンの子どもの場合、切り替えが難しく、YouTubeは1つ見終わってもすぐに子どもが好きそうなおすすめの動画が表示されてきてしまうので、なかなかやめられなくなってしまうためたくさんのお母さんが不安を感じています。
・第2位 ママの疲れやイライラ 51%
夏休みの心配ごと第2位にお母さん自身の困りごとがランクインしました。
子どもにとっては嬉しい夏休みでも、お母さんにとっては家事や子どもの世話などやることが増えるので、ストレスがたまってしまいます。
祖父母の家に帰省したり、旅行など普段の生活とは違うことをして、周りに気を遣う機会も増えるので、疲れやイライラの原因になっていると分かります。
・第3位 勉強しない、宿題が終わらない 48%
発達障害グレーゾーンの子どもは特に、楽しいことを優先してしまいがちです。
宿題を全くやりたがらなかったり、やっても思い通りにできなくて癇癪を起こしたりと、一番近くにいるお母さんにとっては夏休み中の勉強・宿題は悩みの種のようです。
・第4位 ゲームやスマホの時間が長くなる 47%
第4位は、ゲームやテレビの時間が長くなることを心配だと考える方が47%でした。
ゲームは手軽に始められ、ミッションをクリアすることでポイントがもらえて達成感が味わえたり、友達とオンラインで遊べたりするので、ハマりやすい作りになっています。
第1位のYouTube同様、夏休みは自由な時間も多くあり、発達障害・グレーゾーンの子どもは切り替えが難しさもあるので長くなってしまいがちです。
・第5位 夏休み明けの登校渋り 46%
夏休みに入る前に行ったアンケートですが、すでに夏休み明けの登校渋りを心配している方が46%と半数近くいました。
これは、1学期ですでに何かしら行き渋りの様子を見せていたり、夏休み中にゆっくりと過ごすことができる分、2学期からの学校生活が子どもにとって大きな負担になるのではないかと多くのママが心配しているようです。
お悩みの中に1位と4位にランクインしているゲーム・YouTubeに対して不安を感じるお母さんが約半数いらっしゃいました。
具体的にどんな不安があるかを伺いました。
スマホやタブレットを使って約束した時間を守らず動画をずっと見てしまう
何がなんでも視聴時間を優先しようとするのが気になる
やめさせるのにはいつもイライラしてしまい、親子喧嘩になる
家の中でゲームと動画の時間が長く、体を動かしたり、外遊びにいきたがらず、肥満が気になっている
目が悪くならないか心配
とりあげたら近所迷惑なくらい泣き叫ぶので、やめさせにくい
Youtubeやゲームをしていて、宿題せずにご飯、お風呂、寝る時間が守れない
食事中も動画を見ている
徐々に自分で時間や見るコンテンツを管理できるようになって欲しいがどう進めて行けば良いか分からない
といった主に切り替えの難しさからくる困りごとが目立っていることが伺えました。
次に、ゲーム、スマホ、YouTubeとどのような付き合いをされているのか伺いました。
一日〇時間と決めたり、夜〇時までなど制限している
自分で時間を決めさせている
やめられない時は再度声かけをする。自分から消せた時はオーバーなくらいに褒めている
宿題などやるべきことが終われば好きなだけ見てもいい
YouTubeはご褒美で見ている
試行錯誤の中、お子さんとゲーム、スマホ、Youtubeと付き合いに取り組まれている様子が伺えました。
そこで、夏休みを不安なくスタートしていただきたく、2023年7月12日にNicotto!塾オンラインライブで一足先に会員にこちらのアンケート結果を報告&対応策について解説したライブを行いました。そちらのダイジェスト版を無料公開いたします。
パステル総研ではお母さんの不安や疑問を解消し、正しい知識を身につけていただけるようパステル総研のサイト運営やNicotto!塾のサービスとして毎週Nicotto!ライブをお届けしています。
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お母さんの不安や疑問を解消し、長い夏休みをお子さんの成長につながるようご家族が笑顔になるべくお手伝いができたら幸いです。
パステル総研では今後も、ママが困った時はいつでも、頼れるアイデアが湧き出てくる「4次元ポケット」になりたい!という想いで、日々のリサーチと情報発信を行っております。今後も、発達障害・グレーゾーンのお子さんやご家族を支えるママに役立つ情報をお届けします。
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子どもの発達に関するグレーゾーンの悩みごとを、大人に持ち越さないことを目指すリサーチ機関です。発達障害やグレーゾーンの正しい理解と対応を伝える事で、子どもたちが生きやすい時代を作るきっかけづくりをしています。パステルのお子さんを抱えるママの声をデータ化して、リサーチ結果を配信したり、ママが楽しく子育てできる情報を発信します。ママが困った時はいつでも、頼れるアイデアが湧き出てくる「4次元ポケット」になりたい!という想いで、日々のリサーチと情報発信を行っております。
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■代表 吉野加容子プロフィール
雄大な自然の離島、島根県隠岐郡出身。慶応義塾大学大学院(博士課程修了)卒業後、企業との脳科学研究、医療機関での発達支援に15年間従事、発達に悩む親子へのカウンセリング、発達支援を行ってきた実績から得た「家庭で365日の発達支援が1番!」という考えのもと、脳科学、教育学、心理学のメソッドを合わせた独自の発達支援プログラム「発達科学コミュニケーション」を確立。自身が医療過疎の地域で育った経験から、すべての子どもに発達支援を届けたい!という想いで始めたオンラインを活用した発達相談や講座は日本全国・海外からも利用されています。書籍・メディア出演情報はこちら https://desc-lab.com/media/?prt
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