千葉大生が小学生向けエコ教室の教材「お買い物診断」を開発
NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会では、小学生向けの出前授業「エコ教室」を実施しています。このたび、そのエコ教室に使用する新教材「お買い物診断」を、セブン-イレブン記念財団から助成を受けて開発しました。
- 「エコ教室」とは
過去に実施したエコ教室の様子
- 児童の主体性を引き出す新教材「お買い物診断」
新教材のカード(一部)
新教材「お買い物診断」はカードゲーム形式で、カードを用いて行う「買い物シミュレーション」では、“おつかい”という設定のもと、「値段」「環境」「思いやり」それぞれに重点が置かれた商品の中から自分で商品を選びます。その結果はレーダーチャートの作成によって「自分が買い物をするときに何を重視しているか」を可視化できます。さらに、環境ラベルが描かれたカードを用い、児童が楽しみながらそれぞれのラベルの意味を理解していくことができるように工夫されています。
授業とはいえ、カードゲーム感覚で取り組むことができるため、児童の主体性を引き出し、より深い学びへとつながっていくことが期待できます。
- 新教材を使用して「エコ教室」を実施
エコ教室の様子
児童は買い物のシミュレーションを通じて、普段の買い物で、自分は何を大切にして商品を選んでいたのかということに気づき、そのなかでも、「環境にやさしい買い物」をするためには、どのようなことに気をつければよいのかということについて、楽しみながら学んでいました。
環境に配慮した買い物をするための指標である「環境ラベル」は、多くの児童にとっては初めて学ぶ機会であり、興味津々といった様子で耳を傾けていました。
- 担当した学生の声
児童に説明する落合さん
(授業担当者・教育学部3年・落合優衣さん)
「買い物をするとき、値段や受け取る相手の事を考えたりするのと同様に、環境の視点を取り入れようとするきっかけをエコ教室が担っていきたい。エコ教室を様々な場所で行い、環境にやさしい買い物をする子どもたちの輪を広げていきたいと考えている。」
(「エコ教室」事業リーダー・教育学部1年・森日香さん)
- 「エコ教室」実施校募集
場所:関東地方の小学校、学童クラブ
対象:小学校 中・高学年
時間:2コマ(90分)
費用:無料(遠方での実施の場合、交通費を負担していただく場合がございます。)
- NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会について
同委員会はその活動の幅を広げることや、法人経営の経験のために、2009年にNPO法人格を取得し、学内組織だけでなくNPO法人としても活動を行っています。「NPO法人千葉大学環境ISO学生委員会」として、企業と協力して里山保全活動を行ったり、企業等の環境活動を推進するお手伝いを行ったり、地域の学校へ出前授業を行ったりしています。
- 本件に関するお問い合わせ・出前授業のお申込み
千葉市稲毛区弥生町1-33学際研究棟1階学生委員会室
Mail:iso-student@chiba-u.jp
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