シリーズ累計28万部突破!「NHK出版 学びのきほん」シリーズ最新刊『しあわせの哲学』が6月24日に発売!
人はどうすれば幸せになれるの? ソクラテス、ルソーからヘーゲル、ニーチェ、フッサール、ハイデガー、バタイユまで。その思想のエッセンスが2時間で学べる。
2021年6月24日、「NHK出版 学びのきほん」シリーズ最新刊『しあわせの哲学』が発売されます。
数々の難解な古典を「誰にでもわかる」ように解説を続けてきた西研氏。今回は、そんな西研氏が、古代から近代まで、およそ2000年分の「哲学書のエッセンス」を100ページに凝縮し、誰もが会得可能な「しあわせの条件」を提示します。
- なぜいま「しあわせ」なのか。
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現代を生きる私たちは、いま、極端に「個別化」しています。
ネット環境やコンビニの発達などによって、私たちは他人と直接に関わらずに生きていける社会的条件を獲得しました。これは人類史上初のことです。それは言い換えると、自分の関心があるものだけで自分の世界を構築できるようになった、ということでもあります。
それはよいことのようにも思えますが、同時に地域をはじめとしたコミュニティの弱体化が進み、他者とのネットワークを育てることのできなかった人は、まさに「一人で」生きていかざるを得ない状況になっています。
(中略)
本書では、そんな状況を私たちが生きていくにあたり、「どんな条件があれば、人はしあわせな人生を生きていけるのか」ということを、哲学的な人間論の立場から考えてみたいと思います。哲学の世界では、「人間とはどのような存在か」ということについて、さまざまな議論が積み重ねられてきました。そのなかには、誰もが納得できるような堅固な考え方が含まれています。そのエッセンスを私なりにみなさんに紹介しながら、一緒に「人間の生としあわせ」についてあらためて考えることができれば、と思っています。
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ソクラテスの「対話」、ルソーの「自由と承認」、ハイデガーの「可能性」、ニーチェの「永遠回帰」――。「自助」を求められ過ぎている現代で、過去の哲学者たちのメッセージはどのように響くのか。2時間で学んでみませんか。
- 本書の構成
はじめに:しあわせの条件
第1章:「生の可能性」とは
第2章:自分の「物語」をつくる
第3章:「承認」を求めて生きる
第4章:「自由」の感触を得る
第5章:人生を肯定するには
おわりに:つながりを育むこと
- 「学びのきほん」シリーズについて
<ラインナップ>(発行順)
『考える教室 大人のための哲学入門』(若松 英輔)
『つまずきやすい日本語』(飯間 浩明)
『ブッダが教える愉快な生き方』(藤田 一照)
『役に立つ古典』(安田 登)
『からだとこころの健康学』(稲葉 俊郎)
『からだと病気のしくみ講義』(仲野 徹)
『人生が面白くなる 学びのわざ』(齋藤 孝)
『はみだしの人類学ともに生きる方法』(松村 圭一郎)
『「読む」って、どんなこと?』(高橋 源一郎)
『本の世界をめぐる冒険』(ナカムラ クニオ)
『落語はこころの処方箋』(立川 談慶)
『自分ごとの政治学』(中島 岳志)
『お経で読む仏教』(釈 徹宗)
『くらしのための料理学』(土井善晴)
- 商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2021年6月24日
定価:737円(税込)
判型:A5判
ページ数:112ページ
ISBN:978-4-14-407272-7
URL:https://honto.jp/netstore/pd-book_31040332.html
https://www.amazon.co.jp/dp/414407272X/
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