高齢化する公営住宅団地で孤立防ぐ交流カフェ。高齢社会や社会福祉を学ぶ学生らが企画。
高齢化が進み自治会組織が解散した公営住宅団地で、住民らの孤立を防ぎ交流のきっかけを作ろうと、追手門学院大学(略称:追大、大阪府茨木市、学長:真銅正宏)で高齢社会や社会福祉を学ぶ学生らが3月16日、団地の集会所で、住民を対象にした交流カフェを開催します。
大阪府茨木市にある総持寺団地は、約1600人が暮らす公営団地で、住民の平均年齢は70歳を超えています。5年前に自治会組織が解散し、毎年開かれていた夏祭りイベントがなくなるなど、住民同士の関わり合いの希薄化から特に高齢者の孤立化、孤独化が課題となっていました。
自治会が解散して以降は、地域住民や民生委員、福祉委員、社会福祉協議会、社会福祉法人、地域包括支援センター、UR都市機構、大学などが協力し、団地内のコミュニティの活性化に向けた活動が行われています。
高齢社会や社会福祉が専門の古川隆司社会学部教授とゼミ生は2023年から活動に加わり、今回は本学学生5人と他大学の学生5人が住民らの交流の機会を作ろうと「すごろくカフェ」を企画しました。
当日は、学生らが自作したすごろくを使って、止まったマス目に書いてある、趣味や思い出の旅行、小さい頃に好きだった遊び、団地であった楽しかったことなどの質問をテーマに、語り合います。会場には、けん玉やこま、あやとりも用意し、大学生らと一緒に手を動かして遊びます。
また、古川ゼミでは2024年度に行われるゼミの授業の一部を団地の集会所で行う予定です。
【すごろくカフェ 開催概要】
日 時:2024年3月16日(土)13時〜15時 (出入り自由)
場 所:総持寺団地 集会場(大阪府高槻市南総持寺町5)
参 加:総持寺団地の住民、学生、地域の民生委員、福祉委員等
費 用:無料
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