運搬・施工性を高めたコンパクト設計で設置費用を削減できる非常用発電機「AP130F」を発売

ヤンマーホールディングスのグループ会社であるヤンマーエネルギーシステム株式会社(以下ヤンマーエネルギーシステム)は、コンパクト設計により運搬・施工性を高め、設置費用削減にも貢献する非常用発電機「AP130F」を2025年10月1日(水)に発売します。
日本では、地震や台風などによる停電の被害が増加しています。東日本大震災以降、防災意識の高まりから非常用発電機の稼働不良は減少しているものの、2024年8月に九州地方に上陸した台風10号による停電時には、燃料切れやメンテナンス不良などに起因した運転停止が発生しています※1。また、津波などの災害に備えて上層階・屋上へ設置するなど、限られたスペースへの搬入が増加しています。
本機は「APシリーズ」で標準対応している「見える化サービス」に対応しています。また、災害時に備えて劣化診断や月次レポートなどの平時の管理体制を提供する遠隔監視サービスに対応※2し、最適なメンテナンスを提案するとともに、万が一の災害に備えてお客様の機器を見守ります。
加えて、本体を分割せずに運搬できる設計※3と業界最小クラスの設置面積を実現し、運搬・施工性向上による設置費用削減にも貢献します。
商品概要

商品名 |
AP130F (50Hz/60Hz) |
75dBパッケージ寸法 (LxWxH) |
3.8 x 1.1 x 2.1 m |
重量 |
1,920 kg |
使用燃料 |
軽油・LSA重油 |
消費燃料量 |
21.5/26.1 L/h |
定格出力 |
110/130 kVA (普通形出力) 100/115 kVA (長時間形出力) |
調速機 |
コモンレール *黒煙、白煙の発生を大幅に低減 (自社同等クラス比) |
主な特長
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l 見える化サービス
燃料残量や運転可能時間などの情報をヤンマーエネルギーシステムにて一括管理。顧客もパソコンやスマートフォン、タブレットから発電機の状態などの情報を閲覧
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l 遠隔監視サービス(有償)
バッテリー劣化診断、警報の緊急連絡などのほか、定期的なレポートを発行し、災害時に備えた管理体制作りをサポートします。
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l 分割運搬が不要な高さに設計を最適化することで、設置にかかる施工時間を約2時間短縮※4します。これにより、運搬・施工にかかるお客さまの設置費用削減にも貢献します。
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l ラジエーターファンの最適化で換気量を低減、コンパクト設計により設置面積を省スペース化し、業界最小クラスを実現しました。
遠隔監視システム「RESS(Remote Energy Support System)」について
※1 一般社団法人 日本内燃機力発電設備協会「内発協ニュース2024年11月号」より
※2 ヤンマー製非常用発電機全機種で標準対応。別途、申し込みが必要です。
※3 オプションの増量タンク使用時において、排気消音機の分割が不要になります。(高さ:2510mm)
※4 当社の非常用発電機における分割運搬、設置にかかる平均的な施工時間より試算。現場により異なります。

ヤンマーホールディングス株式会社
1912年に大阪で創業したヤンマーは、1933年に世界で初めてディーゼルエンジンの小型実用化に成功した産業機械メーカーです。「大地」「海」「都市」のフィールドで、エンジンなどのパワートレインを軸に、アグリ、建機、マリン、エネルギーシステムなどの事業をグローバルに展開。環境負荷フリー・GHGフリーの企業を目指し、顧客価値を創造するソリューションを提供しています。未来を育むヤンマーの価値観「HANASAKA」を基盤に、ブランドステートメントとして掲げる“A SUSTAINABLE FUTURE”を実現します。
詳しくは、ヤンマーのウェブサイトhttps://www.yanmar.com/jp/about/ をご覧ください。
<注記>記載内容はリリース発表時点のものです。最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
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