【宇宙の基礎講座 開催報告】 ロケット開発の先駆者から学ぶ「ロケット」の今
宇宙の基礎講座は、宇宙に関する理解を深めていただくことを目的として、ゲストの方が専門とされる宇宙分野について体験談などを交えてお話しいただいています。
第6回目にあたる今回は、『ロケット開発の先駆者から学ぶ「ロケット」の今』をテーマに、インターステラテクノロジズ株式会社の牧野 一憲氏を講師にお招きしてお話を拝聴しました。
講座では、ロケットに関する基礎知識やロケット内部の具体的な構造や構成、取り巻く社会動向など、幅広い観点からお話しいただきました。
改めて構造をお伺いすることで、非常に繊細で緻密な計算と、努力によって形作られていること、そして1つ1つが計算し尽くされているからこそ成り立っていることを、改めて認識する時間でした。
民間宇宙開発を目指すために、アパートの一室から実験を始め立ち上げられて来られた経緯から、現在のロケットの現状と課題、そして今後理想とするロケット像まで、過去から未来にかけて非常に貴重なお話をうかがいました。
▲当日の会場の様子(コスモ女子撮影)
■ゲスト
インターステラテクノロジズ株式会社・なつのロケット団
牧野 一憲氏 修士(工学)
民間宇宙ロケット開発企業インターステラテクノロジズにて、無線・管制システム開発とICTインフラ領域設計整備として衛星打上げロケットZEROの開発に取り組む。
1971年 富山県富山市に生まれ 、子供のころより”人間の活動範囲を広げてくれる機械”に魅了され、大学院にて計算機シミュレーションを専攻。博士後期課程中退後、ライフワークでもある音楽の縁で勤務することになったビクターエンタテインメント勤務時に、Webプロモーションサイト用コンテンツ管理システムやレーベルモバイル社(現レコチョク社)の着うた音楽配信サービスの立ち上げに従事。
2006年に独立し山梨県鳴沢村にて超小型ロケットエンジンを開発し始め、漫画家・作家・宇宙機エンジニアなどの有志が集まりロケット開発を目指す秘密結社「なつのロケット団」へ合流。
2013年に発起人としてインターステラテクノロジズ株式会社を設立し代表取締役社長へ就任するが、翌年、病気療養(ME/CFS)のため代表取締役社長退任。
以後、無線・管制システム開発やICTインフラ領域でのロケット開発のほか、打上げ時の動画配信など広報サポートも行う。
座右の銘は「生きてりゃもう1回くらいやれるさ」
コスモ女子は「宇宙の基礎講座」を通して「宇宙業界へのキャリアを身近にする」機会を提供するとともに、さまざまな活動を通じて、宇宙業界へ興味がある方、まだ興味を持っていない方へ向けても、さらに宇宙を身近な存在にを実現すべく、活動していきます。
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