〈夏休みのお出かけ前に! 広くて深~い海の生物のヒミツ〉生き物の謎を楽しく解き明かす「生き物研究所シリーズ」最新刊、『想像を超える海の非常識ペディア 海の生物なんでそうなるの⁉研究所』6/30発売!
図鑑『LIVE』(学研)、『ざんねんないきもの事典』シリーズ(高橋書店)、など数多の人気書籍を監修し、日本を代表する生物学者である今泉忠明先生が総監修する『生き物研究所シリーズ』、最新刊。
今回研究する生き物は「海の生物」。39億年以上の歴史を持つ海の世界の生き物たちは、ひとクセもふたクセもある個性派ぞろい! 水産学、海洋音響工学が専門の今泉智人先生が監修に加わり、海の「なんでそうなるの⁉」な仲間たち、厳選62種の個性的な習性や体のしくみを紹介していきます。
なぜかオスが発見されないチョウチンアンコウ、悪魔のように獲物を襲う「流氷の天使」クリオネ、目も鼻もないのっぺらぼうの深海生物――。そんな、宇宙以上に謎だらけの海の生き物たちの生態を、コミカルなイラストと共に紹介。
コラムには、知っておきたい「海の危険生物」や、海の生物の子育てや共生などのライフスタイル、魚のメカニズムを産業に生かす「ネイチャーテクノロジー」など、海の生物をより身近に感じるテーマをもうけています。
小さなお子様でもひとりで読める総ルビ付き。本書を持って水族館に行けば、いつもと一味ちがった楽しみ方ができるはず。夏休みのお出かけや自由研究のテーマの参考に、ぜひご一読ください。
目の上の“ひれ”でファンのハートをわしづかみ♡
[メンダコ]
アイドル的な人気者
未知が広がる深海。さまざまな新種の生き物が次々と発見されています。その中で、深海ファンを中心にアイドル的な人気を博しているのが、このメンダコ。 手のひらに乗せられる小さなタコです。海底にいるときはメンコのように「ペタッ」と平べったく、しかし泳ぐときには「グニョン」と体を縦にのばす、やわらかい動きが愛らしい存在です。
耳のように見えますが
このメンダコの「かわいさ」を際立たせるチャームポイントは、目の上に生えるウサギの耳のような部分。泳ぐときはバタバタさせていて、なんともキュートです。
でもこれ、耳ではなくて、実はひれなんです。メンダコはこの2本のひれを使って、水中を移動するときにバランスをとっているのですね。
現在の水族館では、深海生物を生きたまま展示する技術が発達し、メンダコを見ることもできます。このアイドルに会えたときは、その独特なパフォーマンスにぜひ心をつかまれてみてください。
エイの顔はどこにある?
[アカエイ]
踏まないようにご注意を
浅瀬でスノーケリングを楽しんでいると、突然他の魚たちとは全くちがう異形の生き物が現れてドキッとすることが。その正体はアカエイ。上からプレスしたように平べったく、左右の胸びれをぬるりと羽ばたかせるようにして泳ぐ、まるで妖怪のような魚です。
アカエイに出会ったときに気をつけてほしいのは、長いしっぽの背面、中ほどについている毒のトゲ。ムチのようにして外敵に打ちつけてくるこのトゲにさされると、激しい痛みにおそわれ、最悪の場合は死に至ることも。アカエイは砂の中にもぐっていることもあるので、あやまってふまないようにご用心。
かわいい「顔」に見えるけど
アカエイの仲間たちを水族館で見かけると、腹側になんだかアニメキャラクターのようなかわいい顔が。でも、このつぶらなひとみに見える部分は、実は鼻。じゃあ本当のひとみはどこにあるのかというと、表の上頭部分についています。つまりエイの仲間たちは、目は表にあって、鼻と口は裏にあるのです。
平べったい魚ならではの、表裏一体型の奇妙な顔を持ったアカエイです。
・・・ほか、
魚なのに泳がず歩く、オスで生まれてメスで死ぬ……想像を超える海の非常識生物、全62種が勢ぞろい‼
【書籍概要】
書名:想像を超える海の非常識ペディア 海の生物なんでそうなるの⁉研究所
研究所所長・総監修:今泉忠明 監修:今泉智人
発売日:2023年6月30日(金)
定価:1,320円(税込)
主婦と生活社HP:https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-15872-4/
[Amazon]https://amzn.asia/d/9gpzPh9
[楽天ブックス]https://books.rakuten.co.jp/rb/17399893/
〜目次〜
・はじめに
・海の生物たちがくらすエリア
・宇宙以上になぞだらけ…海の「何でそうなるの!?」な仲間たち
①毒がある危険生物になりました
ハナミノカサゴ、オニダルマオコゼ、ゴンズイ、クサフグ、エラブウミヘビ
【コラム】食べると危ない!さされると危ない!
②特殊なテクニック持ってます
ラッコ、ムツゴロウ、アメフラシ、イソガニ、コブシメ、サンゴ、アオブダイ、ハナヒゲウツボ、アオイガイ、ニシオンデンザメ、オオタルマワシ
【コラム】魚の子育て事情
③エイリアンみたいになっちゃった!
ワラスボ、チョウチンアンコウ、ニュウドウカジカ、ダイオウグソクムシ、ヤマトメリベ
④世界最大級の称号があります
ダイオウイカ、エチゼンクラゲ、メガマウス、ジンベエザメ、ヨコヅナイワシ、イリエワニ、シロナガスクジラ
【コラム】「共生」って⁉ 共にくらす生物
⑤名前を見た目で想像してね♡
ウメボシイソギンチャク、フジツボ、クモヒトデ、カエルアンコウ、オジサン、オオカミウオ、ゴマフホウズキイカ
⑥ビジュアルには自信あり!
メンダコ、タツノオトシゴ、タイマイ、アカエイ、ハダカカメガイ(クリオネ)
【コラム】海のアイドル・クラゲ
⑦かくれんぼが得意です
モクズショイ、アマモ、リーフィー・シードラゴン、ミミック・オクトパス、モンダルマガレイ、ワレカラ
【コラム】大変身! 稚魚と成魚
⑧まぼろし〜!? 会えたらラッキー!
リュウグウノツカイ、シーラカンス、ティフロヌス・ナスス
⑨かんちがいされやすくて…
マンボウ、ヤシガニ、シオマネキ、ミナミウミカワウソ、キングペンギン
【コラム】成長過程で名前が変わる魚たち
⑩おいしくなっちゃいました!
シャコ、ホヤ、トビウオ、ホタルイカ、クロマグロ、イワシ、ニホンウナギ
【コラム】ネイチャーテクノロジーがスゴイ!
海の生物Q&A
さくいん
『生き物研究所シリーズ』
第一弾/これがホントにいたんです! 絶滅生物驚愕研究所
https://www.shufu.co.jp/bookmook/detail/978-4-391-15870-0/
第二弾/涙ぐましい虫たちの生存戦略 昆虫生活つらいよ研究所
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