上方落語の次代のスターをあなたが選ぶ!『マルエスPresents 神戸新開地・喜楽館AWARD2023』白熱の予選リポート&決勝は12月3日(日)開催!

朝日放送ラジオ株式会社

地域の街興しと上方落語の更なる発展を目指して
上方落語の定席「神戸新開地・喜楽館」とABCラジオがタッグを組んだ
「マルエスPresents神戸新開地・喜楽館AWARD2023」。
入門16年目から25年目までの上方の落語家を対象に、
喜楽館の観客とABCラジオのリスナーに「審査員」として直接参加していただくことで
上方落語の次代を担う「看板スター」を選ぶ、新機軸のコンクールです。
今回エントリーをした総勢26人の噺家さんによって
予選を9月5日(火)、6日(水)、11日(月)、12日(火)の4日間に渡って実施。
笑福亭たまさん、笑福亭鉄瓶さん、桂佐ん吉さん、桂雀太さんと、
2位の中から最も得票率の高かった笑福亭風喬さんが
12月3日(日)18時から神戸新開地・喜楽館で開催する決勝に進出します。

以下は、放送作家・漫才作家・落語作家として活躍し、
今回のイベントのブレーンでもある米井敬人さんが記した予選のリポートです。

                                       


2023年、落語界に新たなコンテストが誕生しました。
それが「マルエスPresents神戸新開地・喜楽館AWARD2023」

東京では「若手真打」と呼ばれる世代、
入門16年目から25年目までの上方の噺家さんにお声がけして26名が参加。

仕掛け人は、喜楽館の支配人でありABCラジオ「日曜落語なみはや亭」の席亭も務める
“二刀流”伊藤史隆アナウンサー。そしてABCラジオ・戸谷公一プロデューサー。

予選は4日間に渡り繰り広げられるのですが、まずは初日の「第一夜」の様子から。


  • 予選第一夜 2023年9月5日(火)

▲熱戦が繰り広げられる直前の喜楽館入口

開場に先立ち、17時から舞台上で伊藤支配人と戸谷プロデューサーによるルール説明、
そして出番順を決める抽選が行われました。












運を天に任せて決まった第一夜の出番順は

笑福亭智六さん「相撲場風景」
桂まめださん「にぎやか寿司」(桂三枝作)
笑福亭風喬さん「長短」
中入り
桂雀太さん「いらちの愛宕詣り」
桂小鯛さん「ガマの油」
桂雀五郎さん「蔵丁稚」

順番が決まると、着替え始める方がいたり、ネタを繰り始める方がいたり、
緊張感がグッと増します。

ではここで予選のルールをざっとご紹介しておきますと

・演じる落語の時間は12分~15分が基準
・12分未満か15分~17分なら「イエローカード」で、それを踏まえて投票
・17分を超えると「レッドカード」で、投票される権利を失う
・お客さんに「決勝進出にふさわしい2名」を選んで投票してもらい
 1名だけの投票や3名以上の投票は無効
・決勝に進めるのは予選各回の1位、そして2位の中で最も得票率の高かった1人

すべてお客さんによる投票で決まり、また優勝者に渡される賞金もお客さんから募り、
連日たくさんの「浄財」が寄せられました。

そうこうしているうちに、18時になり開場。
並んでいたお客さんが次々と入場され、舞台袖のモニターから客席を見ていると、
前方の席は一番太鼓が鳴り終わらないうちに埋まるという勢い。
客であり審査員でもある来場者の皆さんの
このイベントにかける期待や意気込みの高さを感じた瞬間でした。

予選初日ということもあり、出演者もスタッフも
一体どういう空気になるのかわからない、ある種の手探り状態で時は流れていきました。



そして18時半、開演。

一人目の笑福亭智六さんから熱演の連続で、三席が終わって中入りへ。
伊藤支配人の司会をはさんで後半の三席へ。





▲公演中のロビーでモニターを見つめるのは、
出演者の先輩落語家で喜楽館の館長補佐を務める桂三ノ助さん



▲舞台上手の袖には、三味線の内海英華さんと鳴り物の林家染八さん
後半三席も爆笑の連続で、あっという間に全員の落語が終了。
イエローカードもレッドカードも無く、マクラも含めて15分というテンポ感が心地よく、それでいてとても濃密な話芸が続き、あっという間の六席でした。

客席を回り投票用紙を回収して気づいたのは、
びっしりとメモを取られていたり、自分なりの点数や順位を書かれていたり、
紙を通してお客さんの熱が伝わってきたことです。
そんな熱々の投票用紙を集め、2階の会議室でスタッフによる開票作業に突入。
迅速・丁寧に集計するために、
落ち着いて読み上げてホワイトボードに記入していくのですが、
そのたびに小さな歓声やどよめきが起こります。

開票結果を記した紙を喜楽館の山本マネージャーが客席後方から
舞台上の伊藤支配人に届け、いよいよ結果発表です。

注目の結果は・・・
1位は桂雀太さん!
そして2位はかなりの僅差で笑福亭風喬さん!
この結果が2日目以降にどのような影響を及ぼすのでしょうか?


▲終演後、舞台上で記念撮影。
戦い終わってノーサイド。
出演者の皆さんで喜楽館を、そして上方落語界を盛り上げていただきたいです。

  • 予選第二夜 2023年9月6日(火)

予選二日目。
この日は初日と違って7名が出演。
前半四席、後半三席。
1人増えることで票が分散するのか?そうではないのか?
予測できない戦いが始まります。













▲抽選中も、初日同様、独特の緊張感が漂います。
抽選の結果、第二夜の順番はこちらに決定。





林家卯三郎さん「蛇含草」
笑福亭鉄瓶さん「替わり目」
森乃石松さん「兵庫渡海鱶魅入」(ひょうごとかいふかのみいり)
桂三四郎さん「かずとも」
中入り
林家笑丸さん「掛け取り怪談」
桂吉の丞さん「いたりきたり」
桂ひろばさん「狸の化け寺」

古典落語、改作落語、創作落語など多種多様な演目がラインナップして
お客さんの期待感も高まります。

楽屋では吉の丞さんが「久しぶりのコンテストで、
緊張というより楽しみでドキドキしてます!」と、出演者の皆さんも高揚している様子。

そして18時半、開演。

舞台裏の暗がりで神経を研ぎ澄ませる方、歩きながら小声でネタを繰る方など、
出番前のルーティーンは各自それぞれ。
また高座から戻って来ると、スタッフが計測しているタイムを気にする方、
そうでない方など、出番後のリアクションもさまざまで実に興味深かったです。


そして全員の熱演が終わり、投票用紙の回収・開票作業へ移るのですが…
第二夜でまさかのハプニングが!

桂ひろばさんがイエローカードを提示され、さらに…
林家笑丸さんがハメモノに合わせた踊りを披露するなど全力の熱演を見せたのですが、
お客さんの大ウケに気をよくしたのか17分を軽々とオーバーしてしまいレッドカード!
ある意味この日一番のインパクトを残した笑丸さんでしたが、
残念ながら投票の対象からは外れることに…
そのことを伊藤支配人が発表すると、客席は大盛り上がり。
これも喜楽館AWARDならではのシステム、展開と言えるでしょう。



そんな出来事もありながら、いよいよ結果発表の時間に。
第二夜の1位は、笑福亭鉄瓶さん!
そして2位は桂三四郎さん!
しかし、第一夜で2位だった笑福亭風喬さんの得票率が上回ったため
三四郎さんは残念ながら決勝進出とはなりませんでした。



▲激闘を終えた皆さん。レッドカードの笑丸さんはこの表情。

  • 予選第三夜 2023年9月11日(月)





抽選の結果、この日の出番順は

桂三幸さん「五百分の一」
笑福亭喬介さん「家見舞い」
林家染吉さん「癪の合薬」
中入り
笑福亭智之介さん「やかん」
桂そうばさん「手水回し」
笑福亭たまさん「憧れの人間国宝」




18時半、伊藤支配人が「六甲おろし・お囃子版バージョン」で登場して開演!
この日も爆笑に次ぐ爆笑の連続で、六席があっという間に終了!














第三夜の1位は、笑福亭たまさん! 2位は、桂そうばさん!
第一夜で2位だった笑福亭風喬さんの得票率がそうばさんを上回ったため
依然として決勝進出の権利は風喬さんにあるという状況です。

  • 予選第四夜 2023年9月12日(火)

いよいよ予選最終日、第四夜です。









この日の出演者は7人。抽選の結果、出番順は

桂しん吉さん「駅名選定委員会」
笑福亭生寿さん「鹿政談」
桂ぽんぽ娘さん「シングルデブ」
桂佐ん吉さん「盗人の仲裁」
中入り
露の団姫さん「お血脈」
桂咲之輔さん「いらち俥」
笑福亭べ瓶さん「相撲場風景」

初めて女性が登場し、多彩な芸風が揃ったこの日。
古典落語も創作落語も熱演の連続で、客席は終始爆笑に包まれました。





結果発表では、伊藤支配人が「桂…」と言った瞬間、
ぽんぽ娘さんが「やったー!」とフライングしてひと騒動が起きるなど最後まで笑いの連続。















そして1位は、桂佐ん吉さんでした!
2位は笑福亭生寿さんでしたが、得票率で風喬さんを上回ることはできず、
第一夜で2位になった風喬さんが最後までワイルドカードの権利を守り続け、
見事に決勝進出を決めました。






こうして熱戦続きの予選が終了。
ロビーで募っていた優勝者への賞金は、大会の熱気と比例するかのように
連日たくさん入れていただき、
最終的には数十万円も集まって決勝までに大台に乗る可能性も。
皆様、ありがとうございました。

そして「マルエスPresents 神戸新開地・喜楽館AWARD2023」の決勝戦は
12月3日(日)18時スタート。

桂雀太さん、笑福亭鉄瓶さん、笑福亭たまさん、桂佐ん吉さん、笑福亭風喬さんの中で
記念すべき第1回大会を制するのは一体誰なのか?

優勝者を決めるのも、見届けるのも、そして今回の出場者の今後を応援するのも、
落語を愛してやまない皆さんです。
喜楽館、ABCラジオ、上方落語の益々の発展にご協力をお願いいたします。

                                       

  • 決勝は12月3日(日)午後6時開演 チケットぴあと喜楽館で10月3日(火)発売!



「マルエスPresents 神戸新開地・喜楽館AWARD2023」決勝
主 催:神戸新開地・喜楽館 ABCラジオ
協 賛:マルエス 和田興産 神戸信用金庫 ほか

日 時:12月3日(日)午後6時開演/午後9時終演予定
会 場:神戸新開地・喜楽館(神戸市兵庫区新開地2-4-13)
出 演:笑福亭たま 笑福亭風喬 笑福亭鉄瓶 桂佐ん吉 桂雀太
    /ゲスト 笑福亭松喬
司 会:伊藤史隆 桂紗綾(ABCアナウンサー)
料 金:前売/当日共 3,500円(税込)
    10月3日(火)より、
チケットぴあ(Pコード:597-410)/喜楽館チケット窓口で発売
問合せ:078-335-7088(午前11時~午後5時)
放 送:決勝の模様は、ABCラジオで完全生中継

決勝では、喜楽館にお集まりのお客様に加えて
ABCラジオで生中継をお聴きのリスナーの皆様にも
「審査」に参加をしていただく予定です。


  • 優勝賞金の「浄財」は、すでに80万円超!現在も喜楽館のエントランスで受付中。


今回の「マルエスPresents神戸新開地・喜楽館AWARD」では
優勝賞金についてはお客様から「浄財」を募ることとし、
いただいた全額を優勝した噺家さんに贈呈することにしました。
現在、喜楽館のエントランスに「優勝賞金」のための「募金箱」を設置していますが、
9月末の時点で、お預かりしている総額は80万円を超えています。
落語ファンの皆さまのお志に、心から御礼を申し上げます。

さらに、副賞として
ABCラジオでは優勝した噺家さんの「冠番組」の制作と放送も予定しています。


決勝のルールや審査方法についての詳細と、
決勝に先立って神戸新開地・喜楽館の昼席で開催します
「神戸新開地・喜楽館AWARDウィーク」については
あらためて喜楽館のホームページとX(旧Twitter)の公式アカウント等で告知を行います。
何卒ご高配を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

以 上

2023年9月29日
神戸新開地・喜楽館
ABCラジオ

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上場
未上場
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設立
2018年04月