古着イベント「YNK Sustainable Party」東京スクエアガーデンで9月20日（金）・21日（土）開催

古着ファッションショーやトークショーなど多彩なコンテンツでお迎え

東京建物株式会社

2024年9月6日 11時00分

東京建物株式会社は、株式会社ウィファブリックと共同で、2024年9月20日（金）・21日（土）の2日間、東京建物等が保有・管理する大規模複合ビル「東京スクエアガーデン」（東京都中央区京橋）で、「古着」をテーマとしたイベント「YNK Sustainable Party supported by TOKYO SQUARE GARDEN＆SMASELL」（以下「本イベント」）を開催します。

2022年の環境省の調査※1によれば、日本国内において使用後に手放される衣類73.1万トンに対し、64.3%にあたる47.0万トンがリサイクルやリユースされることなく廃棄（焼却・埋め立て）されると推計されています。また、廃棄量のうち大半を占める45.8万トンが家庭からの排出であり、ファッション産業による環境負荷はアパレル業界だけでなく、消費者も一丸となって取り組むべき課題となっています。

本イベントでは、俳優・モデルの浦浜アリサさんによるトークショーや、「古着」をテーマにしたファッションショーを開催します。また、アップサイクル服はもちろん、モデルやスタイリスト等の私物やファッションショーで発表されたファッションアイテムが購入できるフリーマーケットに加え、洋服のリメイクコーナーなど、さまざまなブースが出展します。来場者に古着の楽しみ方を伝えるとともに、古着を楽しむ体験を通して来場者にエシカル消費について考えてもらう機会を提供します。

また、収益の一部を森林保全団体の「more trees」、難民支援の「国連UNHCR協会」、こども食堂を運営する「新北スマイル食堂」の中から購入者が選んだ団体に寄付できる仕組みを導入し、寄付を身近に感じる体験を提供します。

※1 環境省令和４年度「ファッションと環境」調査結果：https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/goodpractice/case26.pdf

YNKエリアにおける古着文化

会場の東京スクエアガーデンがある八重洲・日本橋・京橋エリア（YNKエリア※2）は江戸城下町の流れを汲むエリアです。江戸時代の先人たちにとって、資源の再利用は当たり前で、自然と調和したサステナブルなコミュニティを形成していました。当時のごみをごみにしない資源循環の代表が「着物」です。着物は古着屋から買うのが当たり前で、ほころびができたらあて布をしてできる限り長く着るものでした。自分の手に負えなくなったら回収業の古着買いに売ったり、再生業の古着仕立屋に預けたりしながら、ボロになればおむつや雑巾として使い切り、最後は火を焚く燃料にして、残った灰さえも染料や肥料としました。

東京建物は、かつてYNKエリアにあった豊かな営みの中に持続可能な未来へのヒントを見出し、「YNK Sustainable Party」のようなイベントの開催などを通して、サステナビリティが地域文化として根付き続けることを後押しします。

※2 YNKエリアについて：https://tatemono.com/communication/brand/ynk.html

「YNK Sustainable Party supported by TOKYO SQUARE GARDEN＆SMASELL」開催概要

日時	9月20日（金）16:00～21:00 9月21日（土）13:00～18:00 ※ 雨天時開催・荒天時中止
会場	東京スクエアガーデン 1階貫通通路　（公式サイト：https://tokyo-sg.com/）　　　　東京都中央区京橋3-1-1、地下鉄銀座線「京橋」駅直結
参加費	無料
主催	株式会社ウィファブリック、東京建物株式会社
後援	京橋三丁目町会
協力	SMASELL Sustainable Commune、株式会社TSIホールディングス（ReSew）、株式会社MORIパーソネル・クリエイツ（文化服装学院）
特別協賛	東京スクエアガーデン
ゲスト	浦浜アリサ
ショーモデル	小松ナオ、AMBER、RUI他
DJ	DJ mariennu、DJ SAYAKA SHIMIZU

イベントコンテンツ

1. 古着ファッションショー【9月20日（金）19:00-20:00】

スタイリングを手がけるスタイリストやランウェイに登場するモデルたちが、古着でコーディネートされたルックの数々を披露します。同ショーを通じて、「新品でなくても十分素敵なスタイリングができる」ことを紹介するだけでなく、ファッションショーで発表された各ルックのコーディネートをまるごと購入できるスペシャルな体験も提供します。

2. 浦浜アリサさんトークショー【9月21日（土）14:30-15:00】

4歳から芸能活動をスタートし、幼い頃からさまざまな経験を通して社会に触れてきた浦浜アリサさんのワードローブのベースは、エシカルライフスタイルやサステナブルファッションにあります。本トークショーでは、「古着に興味があるけれど、まだ手を出したことがない」「古着をおしゃれに着こなしたい」と思う古着初心者に向けて、古着の楽しみ方を伝えるとともに、浦浜アリサさんの実体験に基づき「エコとオシャレの両立」をお話しいただきます。

浦浜アリサ

アメリカ人の父と、日本人の母の間に生まれ、兵庫県で育つ。4歳からモデルとして活動をはじめ、15歳の時に「神戸コレクション2005 AUTUMN/WINTER」にてショーデビュー。以降、国内外のさまざまな雑誌やブランドのショーに出演。2007年、MTV JAPANのVJとして司会業スタートを機に、J-WAVEをはじめラジオでのDJ、イベントのMCも努めている。現在は俳優として、舞台や映画、ドラマに出演。Netflixオリジナルシリーズ『今際の国のアリス：シーズン２』、Disney+スター『フクロウと呼ばれた男』が全世界配信中。

Instagram: @alisa_urahama

3. UPCYCLE Productsの販売

リサイクルのように原料に戻して資源として再利用するのではなく、元の製品としての素材をそのまま生かして新たな命を吹き込む「アップサイクル」はファッション分野でも存在感が高まっています。本イベントでは、アパレル在庫売買のマッチングサイトSMASELL（運営：ウィファブリック）が手掛けるアップサイクルファッションブランドを紹介します。

SMASELL×yoshio kubo

世界2位の衣料輸出大国バングラデシュの工場で慢性的に発生する膨大な余剰在庫を、良質なデザインに再生し、手ごろな価格で提供することで現地の失われた数百万人規模の労働者の雇用を守り、数千万円規模のファッションロスを救うことを目的として発足されたプロジェクト。ミラノコレクション、パリコレクションと世界を舞台に第一線で活躍する日本ブランド・yoshio kuboによりデザインされた、手刺繍を施したダンガリーシャツやデニムジャケットなどのアイテムが揃う。

SMASELL×SHINICHI OSAWA×MINAMI

国内外のさまざまなアーティストのプロデュース、リミックスを手掛けるMONDO GROSSO（モンド・グロッソ）大沢伸一と、コムデギャルソンにて企画に携わってきたテキスタイルアーティスト・プリントデザイナーMinamiという異なるジャンルの表現者によるアップサイクルプロジェクト。アイコニックな「CRUSH APPLE」のプリントデザインは、大沢が作った音のスケッチを聴き、Minamiがビジュアル化したもの。

4. KIDS古着の販売

THE NORTH FACEやPolo Ralph Laurenなどアメリカのアウトドアブランド、ストリートブランドを中心に一点ずつセレクトしています。シーズンやジェンダーなどにとらわれず、ハイセンスなアメリカキッズ古着をコーディネートのアクセントとしてチョイスできます。

5. レディースブランド古着の販売

MARNIやMaison Margielaなどラグジュアリーブランドからデザイナーズブランドまで、厳選されたアイテムが出品されます。新品ではなかなか手に入らない憧れのブランドを手ごろな価格で手に入れる満足感と高揚感もさることながら、古着との出会いは一期一会です。古着と新しい服をうまく組み合わせて着るクリエイティブをお楽しみください。

6. ファッション業界関係者の私物フリマ

ファッション業界関係者の私物が買えるフリーマーケットです。俳優・モデルの浦浜アリサさんのほか、Instagramを中心にSNSでファッションフリークや若者から支持を得るモデルやヘアメイクアップアーティスト、スタイリスト、DJなどが色々なアイテムを出品します。お気に入りだった洋服が、また他の誰かの手で新しくオシャレに生まれ変わる、そんなワクワクする循環をつくり出します。

・出品者（抜粋）

7. ReSew×文化服装学院によるリペア・リメイク

高い技術力と発想力で、洋服の修理をはじめリメイクやカスタムを通じて環境問題にも取り組む修理工房・ReSew（リソウ）と、これまで数多くの著名デザイナーを輩出してきた文化服装学院のコラボレーションブースが出展します。レザーアイテムやハイブランドのスーツといった難しいリペアやリサイズを受け付けるほか、学生たちの手でアップサイクルされた作品の展示を見ながらリメイクの相談をすることも可能です。