瀬戸内海と日本海の違いって?兵庫の海で学ぶ「豊かな海の秘宝を探せ!ひょうごシーレンジャー【瀬戸内海編】」を開催しました!
2021年10月2日、3日
海と日本PROJECT inひょうご実行委員会は、森、川、海の繋がりを通して、豊かな海を実現するために何が必要なのかを学ぶイベントを2021年10月2日、3日に開催いたしました。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
瀬戸内海は水質改善が進んだ半面、魚介の栄養素となる窒素などの「栄養塩」が減り、“漁獲量の減少”や”海苔の色落ち”が頻発するなど、海の豊かさの問題について問われています。そんな危機的状況の中、兵庫県は2019年6月に全国で初めて、一定の窒素濃度を保つ海水の環境基準を設定しました。
このような背景をもとに「ひょうごシーレンジャー」では、魚の棚の町 明石市(海苔・タコの産地)を舞台として”豊かな海”を作るために、どんな取り組みを行っているのか、また、何をすることで”豊かな海”を実現できるのかを、イベントを通して子ども達(小学生)に学んでもらいました。今回は海だけではなく、豊かな海に必要な「森づくり」にも着目。森と海の関係を通して豊かな海を学ぶイベントとして「ひょうごシーレンジャー」を実施しました。瀬戸内海と日本海へ注ぐ川が分かれる場所「水分かれ公園(丹波市)」を軸に、”瀬戸内海編”と”日本海編”の2つのイベントを開催。最後に3つ目のイベントとして、それぞれのシーレンジャーが学んだことを発表する合同イベントを行います。今回は瀬戸内海編を10月2日~3日に実施しました。
・日程:2021年10月2日~3日
・開催場所:丹波市、明石市など
・参加人数:20名(小学生)
・協力団体:
兵庫県立人と自然の博物館、兵庫県水大気課、兵庫県立水産技術センター、兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、豊岡市教育委員会、神戸大学内海域環境教育研究センター、氷上回廊水分れフィールドミュージアム 等
- 水分れ公園について学ぼう
- 瀬戸内海と日本海のちがいって?兵庫の海の現状を学ぼう
- 青垣いきものふれあいの里で川の調査学習
- 漁業者の森で間伐活動を行う
このような背景を元に今回は、参加者も漁業者の森で間伐作業を行い、豊かな海を実現する為になぜ豊かな森を守る事が大切なのかを実践を通して学びました。
- 水産技術センターと神戸大研究船で生物多様性についてまなぼう!
神戸大学の調査船にのりプランクトンネットで自分で採取したプランクトンを顕微鏡で観察するという中々普段では体験できない活動に、子供達は多くの学びがありました。参加者の一人は「プランクトンなどを含む生き物がバランスよく住んでいるのが豊かな海だとわかった」と話していました。
- (株)淡路屋の「ひっぱりだこ飯」作り体験出前授業
<団体概要>
団体名称:海と日本PROJECT inひょうご実行委員会
本社所在地 :神戸市中央区港島中町6-9-1
電話番号:078-303-3131
代表理事 :中瀬勲(兵庫県立 人と自然の博物館)
設立:2017年4月1日
URL: https://hyogo.uminohi.jp/
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/
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